コアジサシ

「千葉市の鳥」に指定されているコアジサシ(カモメ科)。近年、繁殖地が少なくなってきていて、千葉県レッドデータブックでは「A」ランク(最重要保護生物)に指定される絶滅危惧種です。千葉市では検見川浜に保護エリアを設置して保護していますが、雛が生まれても無事に巣立つまでは苦難の連続です。保護柵の設置の手伝いをしてきました。 予算がある年は、砂浜にトラクターを入れてコウボウムギを除去して整地作業を行い…

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アカウラカギバ幼虫

アオスジアゲハが産卵のためにシロダモの周りを飛んでいて、その隣にユズリハがあり、葉の上に何かの幼虫がいるのを見つけました。こんな形をした幼虫を前にも見たことがあり、カギバガ科の幼虫ではないかと思いました。丸まった咢や落ち葉の形によく似ています。 家に帰ってから「ユズリハやヒメユズリハを食樹にするガの幼虫」で調べると、どうやらアカウラカギバという名だということが分かりました。親の姿を検索すると、…

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サシバ(25-8) 谷津田で採餌

早朝の谷津田。獲物を咥えたサシバが、杭にとまるのを、気づかれる前に見つけました。 近くの高い枝に飛び乗ると、そこで食べ始めました。獲物が小さかったのか、すぐに食べ終えると、飛び立っていきました。 タイトルの「サシバ(25-8)」は、今季のサシバ関連記事 8つ目を意味します。 人気ブログランキング野鳥観察ランキング自然観察ランキング

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花上の争い*ベニシジミ

タンポポが咲いている場所には、白や黄色などの蝶が飛び交っています。その中で小さくて地味な色合いがベニシジミ(チョウ目シジミチョウ科)。じっくり見るとなかなかきれいな蝶ですが、枯草混じりの場所では、風景に紛れてしまい目立ちません。こんな蝶です。 花の上では、熾烈な場所取りの争いが起きていました。 体で押すだけでなく、脚を使います。 目の前の相手だけではなく、そこに別の個体が乱入してくるのも日…

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シロチドリ

シロチドリ(チドリ科)は千葉県レッドデータブックでは「A」ランク(最重要保護生物)に指定されています。この日、この砂浜には3羽いました。(写っているのは、いずれも1羽です) シロチドリ カラスや野良猫などの天敵が多い場所ですが、無事に子育てしてくれることを祈っています。 人気ブログランキング 野鳥観察ランキング 自然観察ランキング

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ツマキチョウ♀

ツマキチョウの初認日に撮影したのは、すべて♂ばかりでした。♂が目立つということもあるのかもしれませんが、この日は♀を探すのに集中しました。飛んでいるところを撮影するのはむずかしいです。右は♂なので、左はたぶん♀。 菜の花に来た♀花にもとまりますが、花がない所にもとまります。おそらく産卵場所を探しているのか。 飛び去った後、とまっていた場所を探すと――赤丸で囲ったのが卵 昆虫写真ラン…

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キビタキ♂

鳴き声は聞いていたのですが、なかなか姿を捉えられずにいました。この日も朝に、浴びるほど鳴き声を聞いていたのですが、新緑の葉が伸びている中では、「音源定位」が出来ずにいました。あちこち回った後に再び訪れると、キビタキの地鳴きか? と思える短い鳴き声がして、前方の枝にとまったのがキビタキ♂でした。顔が枝に隠れるので、飛んでしまう前に顔を見せておくれと思っていたらーかろうじて拝顔できました。 ほぼ例…

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ヨツモンカメノコハムシ

昨年地元で初確認した、南方系のカメノコハムシ、ヨツモンカメノコハムシを今年も見つけました。 ヨツモンカメノコハムシの食草は、ノアサガオやサツマイモとされていますが、見つけたのは、何故かエノキの葉でした。なので、昆虫類は食草、食樹と結び付けて覚えていることが多いので、一瞬、混乱しました。 琉球、九州で生息していたのが、サツマイモの苗の流通で急速に生息域を拡大したとも言われ、千葉県北西部では、昨…

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サシバ(25-7)獲物は?

4月26日に載せた「サシバ(25-6)」と同じ日に撮影した同一個体です。水を入れ始めた田んぼにサシバが舞い降り、飛び立った姿を追い続け、咥えた獲物が何なのか分かるかなと、撮影しました。何だか分かりそうですね。次のコマでサシバの嘴部分を拡大します。土の中で暮らす、昆虫のケラのようです。 そう、あの やなせ たかし作詞/いずみたく作曲 の良く知られた歌、「手のひらを太陽に」に出てくる♬ ぼくらはみ…

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ものの あはれ

春の使者の顔ぶれが揃うと、生まれてきたばかりの子どもを探してしまいます。葉や枝に紛れて見つけにくいもののひとつに、ナナフシがいます。 葉から離れていれば分かりやすいですが、葉の上に乗っていると、葉脈と区別がつきにくいです。 せっかく生まれてきても、食うか食われるかの世界ですから、こんな場面も。ハエトリグモに捕まっていました。 昆虫写真ランキング人気ブログランキング自然観察ランキング

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サシバ(25-6)

水を張り始めた田んぼに、サシバが来ていました。頻繁に獲物を捕まえては運んでいき、短時間で戻ってくるので、営巣場所が近いことが推測できます。左から右に飛ぶこともあり、ぎゃくに右からきて左に飛ぶときも。 いったん枝にとまり、運ばずに自分で食べてしまうことも。市内、ようやく2か所目でした。 人気ブログランキング野鳥観察ランキング自然観察ランキング

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イチモンジカメノコハムシ

一気に昆虫が姿を見せるようになり、忙しくなりました💦 葉が出始めたムラサキシキブにいたのは、イチモンジカメノコハムシ。別の葉にも。野鳥撮影用の望遠レンズを付けたカメラと、虫撮り用のマクロレンズを付けたカメラの2台を持ち歩く季節になりました。 昆虫写真ランキング人気ブログランキング自然観察ランキング

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ツミ♀の食事(2)

4月24日に載せた「ツミ♀の食事(1)」のつづきです。♂が運んできた獲物を食べ始めた♀。背後を気にしている様子でした。 すると背後から♂が飛んできました。交尾は不首尾に終わったようでした。 人気ブログランキング 野鳥観察ランキング 自然観察ランキング

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ベニシジミ

タンポポの花が咲いている場所に、どこから湧いて出てきたのかというほどたくさんのベニシジミが、飛び回っていました。ひとつの花に一頭というわけではなく、時に場所取りの争いも起きているようでした。 ベニシジミ 頻繁に起きている「場所取りの争い」については、記事を改めます。 ベニシジミの生活史をほとんど知らないので調べてみると、食草はタデ科のスイバやギシギシなど。今の時期のギシギシは、群がるコガタ…

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ツミ♀の食事(1)(閲覧注意)

オナガを撮っていたら、ツミの鳴き声がしました。どうやら♂が獲物を持ってきて、♀がそれに応えたようでした。鳴き声が聞こえた辺りを探すと、枝にとまって獲物を食べ始めた♀の姿がありました。ちょっと生々しい画像なので、足下の獲物にはモザイクをかけてあります。 後日アップする、「ツミ♀の食事(2)」につづきます。 人気ブログランキング 野鳥観察ランキング 自然観察ランキング

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飛ぶ*ツグミとハクセキレイ

林と林の間の谷津田に立って、開けた空間を眺めながらサシバが飛ぶのを待ち構えていると、ツグミやハクセキレイが飛ぶことがあります。サシバに比べると小さいですが、トリミングすれば何の鳥かぐらいは分かります。 ツグミ冬の間は、ほとんど姿を見せなかったツグミですが、ここに来て20羽ぐらいの群れが見られるようになりました。 ハクセキレイ 晴天だったら鮮明に撮れたと思いますが、あいにくの曇天でした。…

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ビロードツリアブ♀ 産卵? その1

今季のビロードツリアブの初認は3月25日でした。ビロードツリアブが飛び始めても、見つかるのは♂ばかりで、♀が見つかりません。「4月に入ると♀の姿も見られるようになる」と思っているのは、私の思い込みか、探し方が悪いからかもしれません。この日、林の中の道にいたのは♀。ところどころにタンポポが咲いているぐらいで、ビロードツリアブが吸蜜するのに適した場所ではありません。 短い動画をご覧ください。ビロー…

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ファウストハマキチョッキリ?

コナラの葉を巻いて揺籃を作っていました。細い枝を折り、しおれた葉を数枚一緒に巻いています。一番左の揺籃にとまっていたのはジョウカイボンで、たまたまとまっていたようです。 揺籃制作進行中の葉に、5ミリほどの小さな甲虫がとまっていました(赤円内)。制作責任者のようです。 どうやらファウストハマキチョッキリ(コウチュウ目オトシブミ科)のようです。撮影時は風があり、鮮明な画像が得られなかったのは残念…

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オナガ(3)

地面に降りたオナガ。何か食べ物を見つけたようです。見つけたものを咥えて、うれしそうに飛び立ち、梢で食べていました。 人気ブログランキング 野鳥観察ランキング 自然観察ランキング

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クマバチ

桜が満開になり、メジロやヒヨドリの鳴き声がにぎやかです。野鳥ばかりでなく、昆虫類も集まってきます。その中で目立つのが黒くて大きなハチ、クマバチ(ハチ目コシブトハナバチ科 別名キムネクマバチ)です。羽音も大きいので、近くにいるとちょっとビビッてしまいます。 ♂は縄張りを主張して、ホバリングしている姿をよく見ます。♂には針がないので、刺される心配はありませんし、針がある♀も掴んだりしなければ刺され…

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