正面顔 *トビイロツノゼミ

真っ正面から撮影しようとすると、たいていの場合、逃げられてしまいます。 近づき方が良かったのか、ちょっとボーっとしていたのか、条件によっては正面顔が撮れることがあります。 トビイロツノゼミの正面顔。

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キンランを食らう

キンラン、ギンランが、そろそろ花盛りの時期を過ぎようとしています。 稀少種であることに加えて、近年、ランの種子を食べるハエの幼虫による食害によって、結実しないという事例が多発して、危機的な状況になっているようです。 ハモグリバエの1種、ランミモグリバエという小さなハエが元凶です。このハエはキンラン、ギンランだけではなく、クマガイソウやオオバノトンボソウなどランの仲間の種子を食害するので、…

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スズバチの巣

枝に泥だんごがくっついていました。   スズバチの巣でした。 古い図鑑だと、トックリバチ科に分類されていましたが、今はスズメバチ科ドロバチ亜科に分類されています。 実際に巣作りをしているところも、羽化したハチが出てくるところを見たわけではなく、巣作りの様子を観察した方のブログを見ると、まず、ひとつの産室を作り、その巣には徳利の口のような形をした出入口があります。そこに餌となる蛾…

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透かし俵 クスサンの繭

クスサンの「すかしだわら」と呼ばれる繭に入った蛹をいくつか見つけました。 そのうちの2つは、もぬけの殻でしたが、ひとつだけ重さを感じる繭があったので、持ち帰りました。 繭は網の目状で中が透けて見え、指で押してみると網の目状の俵本体はけっこう硬く、しっかりした糸で固められているという感じです。       すでに羽化すでにしたと思われる軽い繭もあって、それは硬い繭を壊…

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今時分にハムシ?

朝晩は気温が下がる日もあるというのに、まだ活動しているハムシがいました。   ヨモギハムシ(たぶん)。 林縁を歩いていたら、葉にオレンジ色のハムシが……。 このときは、てっきりハムシだと思い込んでいました。 しかしPCに取り込んで調べようと画像をよく見ると、触覚の先が太いという特徴があり、そんな特徴を備えたハムシは見当たらないので、あれ…

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キオビコシブトヒメバチの探しもの

自宅の庭の芝生の上に体長10ミリほどの小さなハチが……。 芝の間を動き回り、しばらくすると少し離れた場所に移っては、 また芝生に潜り込んだりと、目まぐるしく動いていました。 調べてみると、どうやらこの小さなハチは「キオビコシブトヒメバチ」という名のようで、ハスモンヨトウという蛾の幼虫に卵を産み付けるということがわかりました。 ハスモンヨトウ…

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「4年前にも同じハチに出合っていたのに」のつづき

先日の記事、「4年前にも同じハチに出合っていたのに」のつづきです。アザミ類の花を10数個切り取ってきました。観察する中では、枯れ始めた花を選んで産卵していた気がして(2014年の時もそんな印象でした)、主に頭花が終わって枯れ始めたものを総苞ごと取ってきました。それを分解してみました。何かしらの生きものがいた形跡(黒い細かなフン)があったり、幼虫らしきものの黒くなった死骸がありました。10個ぐらい…

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ホウネンタワラチビアメバチの繭

隣市の公園を歩いていた時に、葉にぶら下がるような形で小さな俵型の繭があるのに気づきました。繭の大きさは5ミリほど。こんなのは初めて見ました。いったい何なのか、通り一遍の検索ではたどり着けず、そのままにしていたところ、ひとつ前の記事で、アザミの果穂に来たハチがヒメバチ科なのではないかと思って調べていた時に、偶然、見たのと同じ俵型の繭の画像が掲載されているのに気づきました。「ホウネンタワラチビアメバ…

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4年前にも同じハチに出合っていたのに

「こんなハチを撮ったけど……」と、ここで紹介したのは、ちょうど4年前のことでした。その時は採取してきたアザミの頭花がすっかり枯れてしまっても、生き物は何も出てこず、総苞部分をバラバラにしてみても、卵や幼虫の姿を見つけられませんでした。その時と同じ種類と思われるハチが、アザミの仲間の花に来ていました。前に見たのと同じように、枯かけれた頭花と総苞部分に長い産卵管を差し込んでいました。ただ単に産卵して…

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これはいったい……??  (ウコンカギバの蛹と判明)

ムラサキシキブの葉の2か所を糸で綴って丸め、その葉先に鎮座していました。    形は蝶の幼虫のようですが、これは蛹ですよね。    こんなのは初めて見ました。 これに見覚えのある方、ご教示ください。 【2018年10月15日追記】 この蛹、なんであるかが判明しました! お知らせくださったのはツユヒメさんでした。 あの新開孝さん…

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右巻き 左巻き

葉裏にとぐろを巻くような形でたくさんくっついているハグロハバチの幼虫。 こんな姿勢でいることが多いようです。 何個体か、上から撮ってみました。 まだ小さいものも。 どれも同じだって? とぐろを巻く姿勢は同じですが、とぐろの巻き方に注目してください。。 上の画像3枚は右巻き、下の3枚は左巻き。 同じ葉裏にいても、右巻きと左巻き…

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なんじゃこりゃ

鉢植えの小さな笹、秋から冬には葉が枯れるので、葉の部分を刈り取ったら、茎に何やら綿状のものがくっついていました。 なんじゃこりゃ。 指でつまんでみると、存在感があって、しっかりしています。 中に何かいそうなので、ハサミで綿の部分を切ってみました。 すると……中にいたのはたくさんのウジ状の幼虫でした。 そういう類がキライな方は、ここ…

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派手な幼虫 ホソバセダカモクメ

アキノノゲシが可憐な花を咲かせていました。その葉には、派手な色をした幼虫がいました。キク科のハルノノゲシやアキノノゲシを食草にするホソバセダカモクメという蛾の幼虫。この先、土の中で蛹になって、翌年5月から6月にかけて羽化するようです。そのころに誕生する幼虫はハルノノゲシを食べるんでしょうね。

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寄生するハチに2次寄生するハチがいる?

アカボシゴマダラの幼虫を探していたら、エノキの若木と隣り合わせに生えているツバキの葉の上に、整然と並んだ卵を発見。カメムシの卵のようだと、撮影した画像をモニターで拡大してみたら、卵の上に小さなハチが……これって、寄生するために産卵しようとしているところなのでしょうか。調べると、どうやらタマゴクロバチ科のハチのようです。 3日後、同じ卵のところに行ってみたら!!もぬけの殻になっていました。カメム…

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