「身を挺して」とは大げさですが、林縁で立ち止まって撮影していた時に、ふと気づくと左手の人差し指の関節部に1匹の蚊がとまっていました。
きれいなものだとしばらくは見とれていましたが、「デング熱」という単語が頭をよぎり、思わず振り払ってしまいました。
産み付けたのは誰?
甲虫の仲間はほとんどウェルカムなのですが、子どもの頃から好きになれなかったのが、このコフキコガネなんです。甲虫特有の光沢が無いというのが、その大きな理由だったのかもしれません。ですから「コフキコガネ」という名前は、小さな時から知っていました。
林縁を歩いている時に葉の裏にいて、わずかに姿を覗かせている甲虫に気づいて、枝を少しねじって姿が見えるようにしてみたら……
街灯の下で死んでいるのは…
トホシオサゾウムシ
この時期、ハムシやゾウムシがいれば、まずまずの収穫があったと満足できます。
この日は、トホシオサゾウムシ。
体長は6~8ミリほどと、そう大きくありません。
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ハイイロチョッキリかな?
先月上旬に撮ったものの、同定作業が中断したままになっていました。
ツユヒメさんが「ハイイロチョッキリ」と載せた画像と比べてみると……どうやら同じっぽい。
前にも同定で悩んだのがいたなぁ……。
記憶をたどると、2013年のことでした。 → こちら
この時の画像を今、見てみると、コナラシギゾウムシのようですね。
チョッキリの登場は初めてかと思ったら、そうではなくヒメケブカチョッ…
陸生ホタル クロマドボタル幼虫
このところ良く歩いている場所で、このクロマドボタルの幼虫を見つけたのは初めてでした。
別の場所で見つけて、ここに初登場した時は →こちら
陸生ホタルの一種。
親の姿は→こちらです。
蕎麦を食べるように
ヨモギにハスジカツオゾウムシがいました。
ちょうど食事中で、葉の繊維が、まるで蕎麦をすすっているように見えました。
本物の象のように、口は口吻の付け根にあるように思いませんか?
へぇ~、オマエの口は先っちょにあるんだ(@_@)
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セグロベニトゲアシガ
見たのは2度目のような気がしますが、…記事にするのは初めてかも…。
調べていくと、似たような仲間がいることにも驚かされます。
これが蛾なのかと最初は驚きますね。ニセマイコガ科に分類されています。
既成概念から外れた姿かたちをしているのを見つけると、うれしくなります(^o^)
奇跡?! 立て続けに2匹のタマムシを手づかみ
千葉のレッドデータブックでは「D」ランクに位置付けられているヤマトタマムシ。シーズン中に何度か遭遇するので、とてもレアという訳ではありませんが……。
イノコズチカメノコハムシを撮影していた時に、大きな羽音をたててヤマトタマムシが飛んで来ました。旋回して、すぐ目の前まで来たので、素手でキャッチ!(^o^) 鞄の中に、コンビニのアイスコーヒーの空になったカップが入っていたので、仮の虫かごにしました…
ん? 何の仲間? →タバゲササラゾウムシ
とにかく小さい。3~4ミリほどしかなく、これはいったい何の仲間なのかと考えながら、とにかく撮っていました。
真上から背面を撮ると、こんなふう。
うしろから見ると、こんなふう。
角度を変えて横から見ると、これはゾウムシ 瓢箪形で眼が大きくて……何とかたどり着いた名前が、タバゲササラゾウムシでした。
撮影対象がこんなに小さいと、それを手持ちで撮るのは至難……。
たくさん撮った…
アケビコノハの幼虫 その後
寄生蜂に卵を産み付けられたアケビコノハの幼虫。「発見」時の様子は→ こちら。
「現場」近くに行くたびに、様子を見てきました。
「発見」した翌日。
「発見」から2日。
「発見」から3日目は「現場」に行かず、「発見」から4日目に行くと……。
なんとも無残な姿になっていました。
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侵入者へのアタック ヒメクロオトシブミの場合
ヒメクロオトシブミのペアが 揺籃=ゆりかご を作成中のところに、1匹の侵入者が……。
画面上が侵入者。侵入者に気づいた♂が、すかさずスクランブル。
図らずも、飛び出しが撮れました(^o^)
何事もなかったかのように、揺籃づくりを続けました。
圧力をかけただけで侵入者が退散することもあるんですね。
手持ち撮影、トリミングしています。
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取っ組み合い ヒメクロオトシブミの場合
今季の第二世代の成虫が繁殖活動を始めたので、林縁を歩いていても、足が止まることもしばしばです。
この日、ヒメクロオトシブミの成虫が1本の若木の視野に入るエリアに5匹いました。
そのうちの1ペアが揺籃づくりをしているところに、他の♂が乱入してきました。
背後を取った方が優勢だったようで、侵入者を追い出しました。
このようなバトルを、この日だけで何度も目撃しました。厳しい…
早っ!! ハキリバチの早業
林の縁を歩いていたら……!!
これはハキリバチの仕業!!
ひょっとしたら、また葉を切りにやって来るかもしれないと、待っていたら……。
ハチの動きに、思わずブレてしまいました(^_^;)
2枚目の葉にやって来た時から、切って、葉を持ち去るまで、わずかに20秒。内臓ストロボのチャージが間に合わないほどの早業でした。
ハキリバチには何種類かいるようですが、これはい…
トウキョウヒメハンミョウ 交尾
今の時期、たくさんいるトウキョウヒメハンミョウ。地味で1センチにも満たない大きさなので、散歩をしている人たちの目に留まることもないようです。
通路にしゃがみこんで撮影している姿は、けっこうヘンなのでしょうが、散歩の人が足を止めて「何を撮っているんですか?」と尋ねてくるのは稀です。ヘンな人とはかかわらない―「君子危うきに近寄らず」と思う人が多いからでしょうね(^_^;)
見~つけた! アケビコノハの幼虫
関東は昨日、梅雨明けしました。
今日の主役はアケビコノハという蛾の幼虫。ユニークな模様で大好きなんですが、ここにはまだ2度しか登場したことがありません。前の記事は →こちら
自宅の庭にもアケビを植えてあるのですが、庭ではまだ見つけたことがないんです。
アケビの蔓ではなく、とても目立つところにいた!
ひょっとして死んでるかと思って、枯枝を拾って突っついてみたら、動きました。
…
イノコズチカメノコハムシ 飛ぶ
ジンガサハムシ騒動が一段落しました。27の蛹のうち2つは変色してしまいダメになってしまいましたが、25匹が羽化し、元いた場所に放してきました。
羽化の瞬間は、結局見ることが出来ませんでした(^_^;)
「楽園」のヒルガオの葉は食べ尽くされてしまい、成虫はその場を離れて食草を探さなければならない運命のようです。
同じハムシの仲間で、イノコヅチを食草にするイノコズチカメノコハムシも繁殖の最…
カミキリムシ
日本だけでも800種以上、亜種を加えると900種を超えるとも言われています。
その種類の多さで、遭遇すれば撮影するという程度です。
6月中旬ごろから見かけるようになったシラホシカミキリ。
ホシつながりでキボシカミキリ。クワ科の植物にいます。
クワの実が熟す時期は実を、それ以外の時期はクワカミキリを探します。
この日は、次に見たクワにもいました。
クワにはノコギリカミキ…
(カシ)ルリオトシブミ 【画像追加】
この時期、イタドリなどで良く見られるのが(カシ)ルリオトシブミ。
3~4ミリしかないので、フィールドでの撮影はむずかしいです。
【2015.7/12追記】イタドリを食草にするものには、ルリオトシブミというのもいて、識別は実体顕微鏡レベルなのだそうです。複眼の接し方や腹板の違いまで見ることは出来ていませんので、「カシ」ではないかもしれません。「カシ」をカッコ書きにしました。
下の…
トウキョウヒメハンミョウ
この時期になると、トウキョウヒメハンミョウの姿をよく見かけるようになります。派手なハンミョウに比べると、かなり地味ですが、牙の鋭さは劣りません。
6月27日が初認でした。
6月28日撮影。
7月4日撮影。
下の2枚はダブルクリックで大きくなります。
セミの鳴き声が聞こえる季節になりました。ニイニイゼミとヒグラシの当地での初認は7月2日でした。
イノコズチカメノコハムシ
ムラサキシキブにいることが多いイチモンジカメノコハムシに比べると、二回りほど小さいのがイノコズチカメノコハムシ。
今の時期は、成虫と幼虫の姿を見ることが出来ます。
鏡に乗せて。
葉に戻すときに、ひっくりかえってしまいました。
幼虫は葉の上にいます。尻尾の先に脱皮殻を載せています。
不用意に葉に振動を与えてしまうと、尻尾を延ばしてしまいます。
昆虫写真…
ゴマダラオトシブミ 再見
ここには2度目の登場です。先月、揺籃(ようらん=ゆりかご)はたくさん見つけたのですが、その時期に成虫の姿を見つけられずにいました。
この日、コナラの2.5メートルぐらいの高さの葉に、成虫がいるのを見つけました。
落ちていた枯枝でそっとさわって、落ちてくるのを手で受けようとしたのですが、受け損なって、どこに落ちたんだか……(^_^;)
その木には揺籃がたくさん。他に成虫がいないか探す…
1日遅れの満9周年
昨日がブログ開設満9周年でした。これまでは「誕生日」用に記事を用意してきたのですが、すっかり忘れていました(^_^;)今日はいろいろと動き回っていて、夕方4時を過ぎてから撮影に出かけました。撮影といっても、このところ野鳥撮影はしておらず、今日も向かった先は、ご執心のジンガサハムシ。
すべて鏡にとまらせて撮影しました。
今日は網を忘れずに持ち、ツユヒメさんの真似をして、鏡を持っていきました…
近所にヘイケボタルはいるけれど……
ホタルの話題が増えてきました。近所にヘイケボタルが見られる場所があります。
林縁をマクロ目になって歩いていた時、葉の裏にとまっているのに気づきました。目を凝らして見ると、どうもホタルっぽい……
どうやら、ムネクリイロボタルという、幼虫は陸生のホタルのようです。
オオナミモンマダラハマキ
林縁をマクロ目になって歩いていたら、葉の上に形は見たことがあるようで、色合いは見た事がない蛾が……
蛾でわからなければ……ツユヒメさんが何度も紹介しているサイト「みんなで作る日本産蛾類図鑑」 http://www.jpmoth.org/index.html
形から見当をつけた「ハマキガ科」から調べ始めました。成虫の画像を50枚ずつ見ること10数回、出てきました(^o^)
…
死んだふり
身の危険を感じると、死んだふりをする昆虫はけっこういるようです。
この日見つけたシロコブゾウムシも、そうでした。
不用意に乗っている葉を動かしてしまうと、死んだふりをします。
動き出すまでに、5分ほどかかりました。
動くといっても、ゆっくり、ゆっくりでした。
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ハムシの仲間
「ハムシの仲間」というくくりで登場させようと思っていなかったのですが……5月初めぐらいから出遭ったものを抜き出してみました。
ヨツボシハムシ。
アカガネサルハムシ。5月上旬にはたくさんいました。
イタドリハムシ。5月上旬撮影。
その幼虫。5月上旬に見た親の次世代かな?
たくさんいるクロウリハムシ。
ほかにも出合ったのがまだいたようですが……。…
初見 ミドリカミキリ
坂の途中にガマズミの花が咲いているのが見えたので、甲虫類が来ていることを期待して、坂を上ってみました。初見のミドリカミキリが来ていました(^o^)日当たりの悪いところで咲いているガマズミには、虫たちは集まっていませんでした。林の中ではカッコウの鳴き声が……久しぶりに聞く「生声」でした。
カメノコテントウ(2)
カメノコテントウの餌は、自宅の庭で調達できるアブラムシではないことがわかり、つかまえた場所に放しに行きました。つかまえたときにいた枝に放して、名残惜しいので、車に戻ってカメラを取ってきました。
と、次の瞬間!
SS1/180で撮影していたので、このありさまでした(^_^;)
【おまけ】クワにいたヒメアカホシテントウ。
白い糸のように見える…
でかっ! カメノコテントウ
ふだん見ているナナホシテントウやナミテントウ(だいたい8ミリぐらい)などと比べると、大きさが倍近いテントウムシが何種類かいます。
図鑑で見て、いつか実物を見たいと思っていたら、3番目ぐらいに大きいカメノコテントウの成虫を見つけました(^o^)
カメノコテントウの大きさは11~13ミリだそうですが、この個体の大きさは11ミリでした。
大きくて迫力があります。
嬉しさのあまり…
さあ、飛ぶぞ!
子どもの頃はコメツキバッタと呼んでいましたが、コメツキムシ科に分類されています。図鑑を見ると、けっこう種類が多いことに驚きます。これはアカヒゲヒラタコメツキ……かな? 林の縁を歩いていたら、ある場所に差し掛かると、このコメツキムシが5、6匹飛び回っていました。ペアを探しているようでした。
草が邪魔……でも、撮影チャンスは何度も巡ってきました。
こんなアングルでも……。
…
動き回るクロヒラタヨコバイ
じっとしていると、虫の糞のようにしか見えないクロヒラタヨコバイが、葉の上を動き回っていました。
100㎜のマクロレンズを手持ちで撮影していますが、5ミリほどしかなく、しかも動き回るのを上手く撮るのはむずかしいですねぇ。
小さな体に比べて後肢はとても長いので、ピンと跳ぶときに使うようです。
産みたての卵
ルリタテハの食草のひとつ、サルトリイバラに、ちょうど産卵に来ていました。かわいそうなぐらい翅がボロボロでした。
産みたての卵です。
わずかな風でも揺れてしまうので、野外での撮影は集中力が必要です。
ヒゲコメツキ♂
コメツキムシ科の中では大きい方で、特に触角が立派なので図鑑でコメツキムシが並んでいると目立ちます。一度お目にかかってみたいものだと思っていても、なかなか出合うことが無かったのですが、クワの枝にいるのを見つけました(^o^)
シジミチョウで尾状突起があるのを見つけると、もうけたような気分になりますが、この立派な触角が見られたのは嬉しかったです。
クロヒラタヨコバイ
葉の上に何かの糞かと思えるような、小さな黒い塊が……
草で触ると、ピンとどこかに跳ねてしまいました。
さて、これは何の仲間なのか……。カメムシ? ツノゼミ? アワフキムシ?
そう見当外れではありませんでした。ヨコバイ科のクロヒラタヨコバイという名前でした。
翅の先に網目状の小白紋があるのが特徴だそうです。
オオミドリシジミの幼虫か
オオミドリシジミだとすると、千葉県レッドデータブックで「C」ランクなので、少し珍しいのかもしれません。親の姿は見たことがありません。
オトシブミを撮っていた時に、たまたま近くの枝にいるのを見つけ、最初は何の幼虫なのか、わかりませんでした(^_^;)
枯れた葉にそっくりです。
ゆりかご作成中なのに
ヒメクロオトシブミ♀が揺らん(=ゆりかご)を作成しているのを観察しました。
数日前にも葉の主脈に向かって切り進んでいるのを見つけて、完成までの一部始終が見られると長時間の観察を覚悟したのですが、反対側からも切り進んだ所でなぜか飛び立ってしまったのです(T_T)
右側を主脈まで切り進み、次に左側を主脈に向かって切り進んでいるところでした。
見当が少しずれてしまい、右側と合わなくなって…
初見 セモンジンガサハムシ
カメノコハムシの仲間が好きなので、ここに登場することが多くなっています。
新顔を見つけました。桜の葉裏にいたのは、セモンジンガサハムシ。
背中に黄金色に輝くX字の模様があります。セモンカメノコハムシとも言うようです。
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甲虫3種
例年、昆虫を撮るのは主に夏でしたから、この時期に早くも活動し始めている甲虫類が見つかるとは思っていませんでした。最初に見つけたのは、交尾中の(たぶん)ヒメジョウカイ。
ギシギシの葉を食い荒らしていたのは……。コガタルリハムシの幼虫。親の姿は……。
桜の葉にとまっていたのは、ヨツモンクロツツハムシ。
ちょっと ぞわぞわ~
研修会に参加するメンバーは、少なからず生きものに興味のある人たちですから、探す目が多くなれば、気づかなかったものが見つかります。
ちょっと苦手という人が多いのは、幼虫がたくさん集まっている場面。テントウムシだと大丈夫ですが、それがカメムシとなると、とたんに引き気味の人が増え、さらに気味が悪くなると…… こちらはチャタテムシの仲間。
ふっと息を吹きかけた人がいて、幼虫が一斉に動き…
ウスタビガ♀
研修会で行った公園にいたウスタビガ。大きくて迫力があります。
触角を拡大。♀ですね。
10月にテニスコートで見つけたのはヤママユガ(→ こちら)でした。
どちらも大きくて、そうそう出合わないので、いつも名前を取り違えてしまいます(^_^;)
繭も似ていると言えば似ている……でも、形が明らかに違いますから、きちんと覚えないといけないですね。両方の繭を紹介した記事が → こ…
オサムシといえば
オサムシといえば手塚治虫を思い出しますが、いそうな場所を狙って探したりしないので、出遭う機会がほとんどありません。この日、サイクリング道路に立っていたら、横切る形で思いがけず登場してくれました。ブログには1度だけ登場したことがあったと思います。そんな時に限ってマクロレンズを持っておらず、肩から下げていたOLYMUPUS OM-D E-M1 75-300㎜のレンズで撮影してトリミングしました。
…
こんなハチを撮ったけど……
画像から「ヒメバチ科」かな? というところに辿りついても、その先に広がる世界は、とてつもなく広く、どの方向に進めばいいのか、まったく見当が付きませんでした。コメントをよくいただくツユヒメさんに、メッセージで画像を添付してお尋ねしてみたら、丁寧に調べいただいてご返事をいただきました。ありがとうございました。
ツユヒメさんの記事に登場する昆虫には必ずメジャーを当てて大きさが分かるようにして紹介なさ…
電気虫 イラガに注意
「電気虫」とも呼ばれるイラガの幼虫は、まだこの時期は繭を作る前で、うっかり触れようものなら、ビリッ! (というよりバシッ!という感じでしょうか) まさに感電した時のような衝撃が走ります。イラガの仲間はみんな卵の形をした硬い繭(←下線部をクリックすると、過去記事の画像をご覧いただけます)を作るのかと思っていたら、違うんですね。卵の形をした硬い繭を作るのは、図鑑に載っていた中ではイラガとナシイラガだ…
ヘクソカズラグンバイ
ヘクソカズラという植物自体、その名前からもわかるように、ほとんど顧みられない植物です。前に花を紹介したことがあったと、自分の記事を検索してみても出てこない……(^_^;)ようやく見つけたら、タイトルにも記事中にもヘクソカズラの表記はありませんでした。それでは探せるはずがありませんね。 → こちら
その花のことはさておいて、ネット図鑑で何を探していた時だったか、たまたま「ヘクソカズラグンバイ…
キアゲハの幼虫
前記事でアシタバ(セリ科)の花に来たアカスジカメムシを紹介しましたが、周囲にはキアゲハの幼虫がた~くさん! 実はここは我が家の庭ではなく、以前、畑として使わせていただいたお宅の敷地なのです。その縁にアシタバやルリタテハのためのサルトリイバラ、この記事の後に出てくるヘンルーダなどが植えたままにはびこっています。オーナー氏はそこで畑をやっていて、きれいに畝が並んでいるのですが、食草はどれも不定形に広…
オシャレなストライプ模様のアカスジカメムシ
カメムシと聞いただけで、顔をしかめる方々がほとんどだということは承知していますが……
オオキンカメムシやアカスジキンカメムシを別格にすると、見つけて嬉しいカメムシの上位にランクされるのが、このアカスジカメムシ。
腰回りのスポット模様が良いアクセントになっています。
お腹側は、こんな模様です。
オシャレでしょ?
螻蛄(ケラ)
テニスコートに、なぜか螻蛄(ケラ オケラ)がいました。昔は良くいたのに、今は姿をほとんど見かけなくなってしまった昆虫のひとつです。
手で捕まえると、指の間にもぐり込もうとします。
シャベルのような前足。
顔つきはけっこうコワモテです。
掌にオシッコされちゃいました(^_^;)
転がっていくボールに、ツマグロヒョウモンがとまろうとしたり、ハラビロカマキリがフェンスにと…
久しぶりのヤママユ
テニスコートで到着が遅れた練習相手を待っていると、何気なく眺めた通路を挟んだコート上を茶色の大きな葉っぱのようなものがヒラヒラと……ん? あれはヤママユでは? 姿が見えなくなったので、近くに行ってみたら、コート脇の地面に舞い降りていました。コート上は白熱したゲームが始まっていて、いつ踏みつぶされるかわからない状態でした。テニスバッグに入れてあるスーパーの買い物袋を取りに戻り、コートチェンジの時を…
どんなもんだい!
我が家の庭ではさまざまな蝶の幼虫が育っていることは前にお伝えしましたが、玄関の前に立て掛けてあったベニヤ板で、ジャコウアゲハの幼虫が蛹になりました。
両手を腰に当てて「どんなもんだい!」と言っているように思えるのは、私だけ?
横から見ると……。
奇妙な形をしています。
同じベニヤ板の裏側では、蛹になる準備段階の幼虫がいました。
板を動かしたので、臭角を出しましたが、すぐ…
霜降り
「霜降り」といえば、網目状にサシが入った上等な牛肉が思い浮かびます。霜降り月といえば霜月の別名で、旧暦の11月のこと。新暦でもそう言ったりします。今日のシモフリはシモフリスズメ。
名前からすると、霜が降りる季節に寒さで羽をふくらませているスズメのような……前に出てきた「フクラスズメ」に通じるイメージが湧いてきますが、いつもご覧いただいている方はおわかりだと思いますが、ここに登場する ✖✖スズメ…
見~つけた アカスジキンカメムシの幼生
林縁を歩いていて、ふと見上げたら……
コブシの葉の表にとまっているものの姿が想像できました。
手を伸ばしても届かない所の枝なので、落ちていた枯枝を引っかけて手繰ってみたら……
これって、アカスジキンカメムシの3~4齢の幼生ですよね。
離れて望遠で撮ったものをトリミング。
成虫は単独でしか見た事がないので、これだけ数が揃っているのは嬉しかったです。飼ってみるのも面…
庭の幼虫たち
我が家の庭には、蝶(蛾も含む)の食樹や食草がけっこうあります。キンカン、温州ミカン、実生のグレープフルーツなどはアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハなど。アシタバはキアゲハ。ウマノスズクサはジャコウアゲハ専用。スミレ類はツマグロヒョウモン。カタバミはヤマトシジミ。アケビはアケビコノハ。ヤマイモはキイロスズメ……。
グレープフルーツの木にいたのは、ナガサキアゲハの終齢幼虫。9月3日撮影。
少…
ハエだけど
今の時期、林縁を歩くと、やたら目につくのが、このハエです。ハエと言っても、意外に綺麗なんです。
別の場所にもいました。
その名もミドリバエといいます。
どちらも葉の上でしたが、花に集まるハエなので、それを撮らないといけないですね。
ヤマトシリアゲ♂♀ + 生物農薬
同じエリアでは、雌雄の両方を見つけられませんでした。
ヤマトシリアゲ♂。
車で移動した先で、その♀。
この日、ヤマトシリアゲ♀を撮ったエリアで、カメムシの幼虫が集まっている葉先があって、撮影画像から何の幼虫かネットで調べ始めた時に、奇跡が起きました。
甲虫のようではあるけれど、何だかわからないものも撮ってきたのですが、まさにそのものの画像が出てきたのでビックリ…
産卵の時期
クズの花が咲き始めました。毎年、花の時期に探すものといえば……そう、ウラギンシジミの幼虫。
この日、卵を探すことから始めました。道路際などの探しやすい場所にはなかなか花がありません。ようやく卵を見つけました。
切り取り拡大します。
卵の形と大きさからすると、ウラナミシジミの卵でした。
ウラギンシジミの卵はもっと球形で、大きさもこの卵の倍の1ミリ近くあります。
虫の卵ハンドブ…
『昆虫探検図鑑1600』の写真検索マトリックス
川邊透著『昆虫探検図鑑1600』という本を注文してみました。本のほかに「写真検索マトリックス」なるものが2枚ついています。これが広げるとB判の全紙(1032㎜×726㎜)という大きさで、しかも両面印刷。そこに28㎜×33㎜の升目に入った個々の昆虫の写真が収められています。それには法則があって、その成虫の大きさによってSサイズからLサイズに分類されています。例えばマトリックス①は「チョウ・ガ・トビ…
ウリハムシのトレンチ行動
庭のキュウリの葉にウリハムシが3匹いたので、撮った後で1匹を処分している間に、危険を察知した2匹が飛んで逃げてしまいました。
憎らしいけど、かわいいんですよね。
タイトルの「トレンチ行動」というものを知っていたわけではなく、たまたま買ったばかりの『ハムシ ハンドブック』(文一総合出版)のウリハムシの項を見たら書いてあったのです。キュウリを育てていると、葉に丸い穴が開くことがありま…
セスジスズメの幼虫
セスジスズメの幼虫がコンクリの三和土の上で、尾角を振りながら歩いていました。
なかなかオシャレですね。
我が家の庭には食草にするサトイモ、ヤブカラシ、ホウセンカはありません。はて、どこからやってきたのか……??
フクラスズメ
冬の陽だまりで、羽をふくらませているスズメを「ふくら雀」と呼びます。それを図案化して家紋にしたものがあります。帯の結び方にも「ふくらすずめ」があります。蛾の仲間にフクラスズメというのがいます。
羽をふくらませた雀や、帯の結び方はなんとなくわかりますが、イメージが一番遠いのが、蛾のフクラスズメでしょう。成虫を見たことがあるのかどうかもわからない、地味な蛾です。
その幼虫はとても派手で、いかにも…
ヤマトシリアゲ(旧名 ベッコウシリアゲ)
以前はベッコウシリアゲとして、シリアゲムシとは別の扱いを受けていましたが、発生時期によって色が違うということで、どちらもヤマトシリアゲと呼ばれるようになりました。……「昔は」とか、「以前は」などと書いてあるサイトが多いのですが、いつ頃から変わったのでしょうか?手元にある子ども用の昆虫図鑑には、シリアゲムシとベッコウシリアゲが別種として扱われていました。しかし、貼り付け奥付が剥がされていて、発行年…
アオマツムシ幼生
最初に見た時は、カネタタキかと思いました。小さな虫を食べていました。
これがあのアオマツムシの幼生とは、成虫の姿からはちょっと想像しにくいですね。
セミヤドリガの幼虫
林縁の木を何気なく見上げたら、セミヤドリガの幼虫に取りつかれたヒグラシがいました。
白い綿毛で覆われているのは5齢幼虫のようです。
ウィキペディアには興味深い生態が載っていました。
ハゴロモ類に寄生するヤドリガもいるのだそうで、見てみたいです。
昆虫写真ランキング
ナナフシ *褐色型
林縁を歩いていたら、桜の木のひこばえに大きなナナフシがいました。
スケールを当てようとしたら、ポロッと下に落ちてしまいました。
何度見ても、奇妙ですね。枝につかまらせて、頭部のアップ。
まるでエイリアンのようですね。
鈴なり スケバハゴロモ
スケバハゴロモを初めて見つけた時は、枝に並ぶように鈴なりになっていました。その場所を訪れても、いるにはいても、皆単独で、集まっている姿が見られません。成虫になりたての時にだけ集まるのだろうか? などと考えたのですが、どうもそうではないようです。
この日訪れた別の場所では、あちこちの葉の上にいました。
ちょっと屈んでみたら……。
鈴なり状態を見ることが出来ました。
…
ハゴロモ 1種追加 *キノカワハゴロモ
この日、林の縁を歩くと、スケバハゴロモがあちこちにいました。
これまでに紹介した4種類(アオバハゴロモ、アミガサハゴロモ、ベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ)のほかに、アオバハゴロモ科のキノカワハゴロモがいました。
角度を変えて撮ろうとしていたら、ピンと跳ねるように飛んで、行方が分からなくなってしまいました(^_^;)
ハゴロモの仲間は、危険を察知すると、ピンと跳ねるように飛…
ヒメウマノオバチ
ここに登場するのは2回目になります。最初の登場は →こちら
産卵管が150ミリほどもある、シロスジカミキリやミヤマカミキリの幼虫に産卵するウマノオバチ(体長は20ミリ 千葉県RDBでは「C」ランク)というものを見てみたいのですが、カミキリ自体が少なくなってきているので、ウマノオバチも減少しているようです。2年前にも同じようなことを書いてました(^_^;)
この日見つけたのは、ヒメウマ…
ハゴロモ 4種
身近な場所で見られるハゴロモ4種が出そろいました。
アオバハゴロモ。これだけアオバハゴロモ科。
フラッシュをたいてテキトーに撮ってしまうと、このように細部が分からなくなります(^_^;)
ハゴロモ科のベッコウハゴロモ。隣がその幼虫とは限りません。
ハゴロモ科のアミガサハゴロモ。
4種はほぼ同時期に出現しますが、このハゴロモ科のスケバハゴロモが一番遅いように思いま…
ギンイチモンジセセリ
セセリチョウの仲間で、春に出合うと嬉しいのがギンイチモンジセセリ。
4月下旬に撮影した「春型」はこんな感じです。
それが「夏型」になると……
ポイントの銀色の部分が薄くなって― というかほとんど褐色になって ― 目立たなくなってしまいます。アゲハの仲間だと、春型と夏型では大きさがかなり違うので、そこに目がいってしまいますが、模様の変化にも注意しないといけませんね。
野鳥も夏羽…
アメンボ 2種
水面のアメンボにあまり注意を払うことがありませんが、同じ場所に2種類いました。
ふつうのアメンボ。
こちらも普通のアメンボとしましたが、足の長さとプロポーションが違う気がします。
ヒメアメンボだとすると、3種になります。
ちょっと変わったシマアメンボ。
図鑑には「谷川にすむ」とありますが、いたのは普通の小さな池でした。
連日猛暑が続き、撮影に出かけていない…
トウキョウヒメハンミョウ
体長が1センチに満たないハンミョウで、公園の中でも、限られた場所に何匹かずつ集まっています。色合いが地味なので、気を付けて見ないと、わかりません。
交尾中のペアがいましたが、♀は何やら食べています。
♂が♀に食べ物をプレゼントし、♀が食べている間に交尾するというパターンなのかな?
○○シジミの幼虫がいた
我が家の庭にはコナラが生えています。意図して植えたわけではなく、拾ってきたドングリが芽を出したので、埋めておいたものです。狭い庭ですから大木にならないように、常にひこばえ状態を保っています。
そこにアリが集まる幼虫がいました。
上とは別個体。
「コナラ」、「アリが集まる幼虫」とくれば、ムラサキシジミの幼虫?? 前にムラサキシジミの幼虫を見つけた時の記事が、どこかにあるはずなので…
これが蝶なら……
蝶の中にはゼフィルスと呼ばれる、翅が金属光沢をもつ一群がいます。発生時期が限られているので、その姿に取り憑かれた人たちが姿を求めて探し回るようです。甲虫ならタマムシが代表のように、金属光沢をもつものはたくさんいます。今の時期、どこにでもいても、見向きもされないハエがいます。「ハエ? ハエじゃあねぇ~」という声が聞こえてきます。そう、「うるさい」を漢字にすると「五月蝿い」ですし、汚さの代表みたいに…
ヒシバッタ 2種
子どもの頃、庭にいたヒシバッタとノミバッタを捕まえて遊んでいました。
ヒシバッタの背中の模様は、いろいろあるようです。
こちらは水辺に棲んでいるハネナガヒシバッタ。
岸辺のショウブの葉に何匹もとまっていました。
ナナフシ
ナナフシというものを初めて見たのは都内でした。勤務先にほど近い公園の外側の植え込みで見つけた時はビックリしました。その時の記事を探すと、まだtennis365で開いたブログの時代、2006年のことでした。 →こちら 画像の容量が足りなくなって、こちらに引っ越してきたのです。
この日、アオサギの小さなコロニーがある場所で虫撮りしていました。イノコヅチが生えているところでイノコヅチカメノコハムシを…
食草では判断できない? カメノコハムシ
図鑑にはイノコズチカメノコハムシは「イノコズチにつく」とあるので、イノコズチにいるのであればイノコズチカメノコハムシと判断できると思っていました。
イノコヅチについていたイノコズチカメノコハムシ。
同じイノコズチの株に、模様が明らかに違うものがいました。こちらはカメノコハムシ。
葉を齧っているのがわかりますか?
下の2枚の画像にある葉に開いた穴は、この個体が齧ったものです。
…
ヤマトシリアゲの交尾
求愛給餌で、♀に餌を与えているスキに交尾をすることが多いようです。
この日、♀が餌にしていたのは虫コブのようでした。中に幼虫がいたのでしょうか。
ホタルはホタルでも *オバボタル
ホタルと言えば源氏と平家に代表されますが、それ以外にも仲間はいます。日本には約40種類もいるんだそうです。ここで紹介したことがあるのは、クロマドボタルだけです。 → こちら
気を付けてみると、意外に見つかるのが、このオバボタル。
成虫はわずかに発光するようですが、見つけるのは日中ですから……。
第一印象と基本
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので……。
今日紹介するのは、一見するとアリのようです。大事に育てている大豆(枝豆で食べようと、大きくなるのを楽しみにしてます)の葉に、2匹とまっていました。
アリのようなクモだったら、ここに何度か登場していますし、クモの図鑑のアリグモが載っているあたりのページは何度も見ているので、アリグモの仲間ではない……ひょっとして✖✖かなと思ったのが第一印象でした…
ツツジの大敵
ツツジの葉がだんだん白茶けてきたなと思ったら、葉の裏を見てください。たいていツツジグンバイがいます。それは前に紹介したことがありました。 → こちら
ツツジやサツキの葉が齧られているのを見つけたら、近くに幼虫がいます。それがルリチュウレンジ。
ミフシハバチ科のハチで、体型がボテッとしていて飛び方もあまり上手ではありません。そうはいっても、3枚目のシャッターを切った時には、飛び去って…
整然と並んで
ビッシリだと、一面に敷き詰めたような印象ですが、これはひとつひとつの間が保たれているので、整然と並んでいる印象です。
庭のブラックベリーの葉の上にありました。
樽形の卵で、几帳面に産卵するのはカメムシに多い気がしますが……。
巨大なガガンボ
翅を開くと10センチほどもあろうかという、巨大なガガンボがいました。
ミカドガガンボというようです。
名前にふさわしい大きさでした。
「メンバラ&身近な自然」は、9年目に入ります。これからもよろしくお願いします。
思わずゾワゾワ~ッ
キビタキが鳴く森で、道なき道を歩いていた時に、初めて見る甲虫がいました。初めはコガネムシの仲間かと思ったのですが、調べてみたらシデムシの仲間でした。
シデムシといえば、ミミズの死骸に群がっていたりします。ヨツモンシデムシというお名前のようで……。
背中にクモの幼生がたかっているのかと拡大してみたら……
これはクモじゃなくて、ダニですよね。思わず背中がゾワゾワ~ッと……。
…
イノコズチカメノコハムシの交尾
例年、杉林の中にイノコズチが生える場所で、イノコズチカメノコハムシを見つけることが出来ます。ヒメカメノコハムシと良く似ていますが、ヒメカメノコハムシの食草はアカザ。こちらは食草がイノコズチということで区別できそうです。
この日、葉裏で交尾しているペアがいました。
バラ愛好家には大敵
丹精込めて育てた薔薇の茎にキズはありませんか? 犯人はコイツ。大きさは8ミリほどで、産卵の真っ最中でした。
産卵したところが黒い筋になり、そこから幼虫が出てくるので、茎に醜い傷跡が残ります。バラの茎に産卵するミフシハバチ科には「ニホンチュウレンジ」と「チュウレンジ」の2種類があって、うしろ足が赤いのがニホンチュウレンジで、黒いのはチュウレンジだそうです。ですから、これは足が黒いのでチュウレ…
イチモンジカメノコハムシの交尾
イチモンジカメノコハムシの幼虫と成虫の姿は見ても、交尾、卵は見た事がありませんでした。この日、葉裏にいたペアを発見!
5月15日撮影。
その後、このペアがいたムラサキシキブを探したのですが、卵を確認することが出来ずにいました。少し離れたところに生えていた小さなムラサキシキブの葉裏に幼虫がいました。ちょっと失礼して、ひっくり返して。6月1日撮影。
突起が16対あって、背中には…
カラムシカザリバ
前にも調べたことがあったような……苦労して調べても、名前が記憶に残らない(^_^;)
カラムシカザリバという名前の蛾のようです。庭に植えたジャガイモの葉の上で、クルクル回っていました。
とってもきれいでしたが、いつまで名前を覚えていられるものやら……。
アカスジキンカメムシ
これもテニスコートにいました。一緒にプレーしていた人が見つけ、しゃがみこんで見た私が、前々記事で紹介したアオオビハエトリがすぐそばにいるのを見つけました。アカスジキンカメムシです。
シーズン中に何匹か見つけます。
カメムシの中でいちばん好きなのが、これなんです (^o^)
擬態 *ハイイロヤハズカミキリ
前にサンカノゴイの擬態を記事にしましたが、昆虫でも景色に溶け込もうとしているものがいます。この日、目に留まったのは、こちら。
枯草につかまっていました。
「つかまって」というよりは、しがみついていました。 死んでいるのかと思いきや、つついたら動き出しました。
葉に移動してもらって……。
調べてみると、尾羽の先が逆Vの字に切れ込んでいることから、ハイイロヤハズカミキリと付けられたよう…
種明かし
前記事の種明かしです。最初はドロハマキチョッキリの濃青色型かと思ったのですが、ルリオトシブミのような気がしてきました。どちらも産卵に利用する植物がイタドリなどです。
見つけた時には、すでにかなり葉に切れ目を入れていました。ときどき葉の端まで行って、あとどのくらい切ればいいかを測っているようでした。
姿が見えなくなってしまったので、裏側に回り…… …
決定的瞬間!?
揺籃を作るのに、イタドリの葉を細長く切り取ろうとしていたルリオトシブミ(たぶん)。元の葉をわずかに残した状態で、切った葉の先端まで行ったときに、思わず足を滑らせて……
あれ~ぇぇぇぇ……
そんな決定的瞬間がメンバラに撮れるわけはないですよね。 ⇒ 種明かしは次記事で。
甲虫2種
好きな甲虫が同じエリアで複数見られると嬉しくなります。
この日は……イタドリハムシ。
マイブームのクズノチビタマムシ。体長が3~4ミリほどしかありません。
オマケ
アリを捕まえていたこのアオオビハエトリは体が小さくて、葉裏に回ったりするので、左手で葉を持ち、右手でカメラは、ちょっと無理。きれいに撮れませんでした(^_^;)
ムシャムシャと
気になるものが多すぎて、ことのところ望遠とマクロの二刀流です。
日本に570種ほどもいると言われているハムシの中で好きな1種、イタドリハムシ。
初認は先月でした。
イタドリの葉をムシャムシャと食べていました。
ヤマトシリアゲ♀
このところ鳥ばかり追いかけていて、足元に視線がいっていませんでしたが、子どもたちが ✖✖記念 にとプレゼントしてくれた100㎜のマクロレンズで撮りました。
♀しか見つかりませんでした。
ヤマトシリアゲ
昆虫が少なくなってきたとはいえ、まだまだ活動中です。
ヤマトシリアゲ♂
自然光で
ストロボを使って。
ヤマトシリアゲ♂が♀に獲物を渡し、♀が獲物にありついているその隙に交尾をするという、そのときの画像が →こちら
同じヤマトシリアゲでも、体色が違っています。古い昆虫図鑑を見ると、黒っぽいのをシリアゲムシ、茶色っぽいのをベッコウシリアゲと、別種の扱いをしています。今はどちらもヤマ…
カメムシ2種
草刈りされた川沿いの道を久しぶりに歩いてみました。カワセミが2羽、もつれるように飛びましたが、この日は100ミリのマクロレンズだったので、撮るのはあきらめました。ガガイモの種を期待したのですが、きれいに刈られた後に伸びた蔓が30センチほど出ているだけでした。
まだ昆虫の姿が見られました。目立つオレンジ色をしたカメムシがいました。
葉の裏にもいるのを合わせると……10匹以上いました。
…
キイロスズメ褐色型
前に緑色型のキイロスズメの幼虫がいたヤマイモの蔓に、今度は褐色型の幼虫がいました。
尾角です。
頭部です。
終齢幼虫ですから、そろそろ蛹になるのでは。
ナガヒョウタンゴミムシかな?
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、立派な牙を持っています。
道路で一時停止をしてくれたので……。
ナガヒョウタンゴミムシでいいのかな? 初見でした。
ハイイロチョッキリ?
オトシブミやチョッキリ、ゾウムシの仲間の姿は魅力的です。この日、テニスコートでネットの高さを調整しているときに白帯にとまっているのに気が付きました。そんな時に限ってカメラがない…携帯のカメラで撮るには対象が小さすぎるし…炎天下で死んでしまっては困るので、テニスボールの空き容器に入れてクーラーボックスへ。
無事に家に連れて帰ることが出来ました。容器にとまっているのを下から。
紙の上…
マメコガネの争い
この日、交尾中のマメコガネのペアに、力ずくで割り込もうとする♂が……
ペアを引き離して割り込みに成功と思いきや……
一瞬、体の移動が遅く、体勢を挽回されてしまいました。
うしろから体をねじこもうとするも……
見ていて飽きないバトルでした。
【8/28追記】割り込んだのが♂だと思い込んでいましたが、体の大きさからすると、割り込んだのが♀とほぼ同じ大きさというのが気…
オオモンクロベッコウの狩り
この日、涼しい林縁を選んでも、暑さにいささか疲労気味……帰途についたとき、道を横切るものがいました。良く見れば、クモを捕えて運んでいるハチでした。
オオモンクロベッコウの獲物はアシダカグモでした。障害物が少ない舗装道路上だったので、あれよあれよという間に農家の庭の方に運んで行ってしまいました。
大食漢 ブドウスズメの幼虫
ブドウ科を食草にするスズメガの仲間にはいくつかいるようですが、この日ヤブカラシにいたのは、ブドウスズメの緑色型。
**この後、ドアップ画像が続きます。この系統が苦手の方はご退出下さい**
終齢幼虫でしょうか、一心不乱に食べていました。
縄張り争い
この日、樹液が染み出た場所にいた先客は2匹のスズメバチ。オオスズメバチよりひと回り体が小さく、腹部に波模様があるので、モンスズメバチのようでした。そこに近づいて来たのは、カブトムシの♀。
全身を鎧兜で覆っているようなもので、モンスズメバチが攻撃しても平気。
足を引っ張ってみたところで、平気。
樹液が染み出ている所を占拠しました。
ちょっと目を離していると、カブトムシの♂が飛ん…
ゴミ拾いが大得意
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはクサカゲロウの幼虫。卵は「うどんげの花」と呼ばれるように、卵とは思えません。幼虫が背中にしょっているのは、自分のに限らない脱皮殻や虫の死骸など、そこらで集めたようなゴミ。その下で見え隠れするのは、アリジゴクと近縁だけに姿が良く似ています。
マツノゴマダラノメイガ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはマツノゴマダラノメイガ。
葉裏にとまることが多く、ちょっと高いところにとまってくれないと撮れません。モモノゴマダラノメイガを別名としているサイトもありますが、素人の私にはわかりません(^_^;)別種の扱いとしている所では、黒点が小さく、にじんでいないのがモモノゴマダラノメイガだとしていますが、さて、これはマツノゴマダラノメイガでいいの…
庭に来たクワガタ♀
グリーンカーテンにしているキュウリを食べに来たわけではないでしょうが、クワガタの♀がキュウリの葉裏にとまっていました。
逆光なので、上の2枚はフラッシュを使っています。小さいからコクワガタの♀だと思い込んでいましたが……オオクワガタ? それともヒラタクワガタ? 分かる方が見れば一目瞭然なのでしょうが、さて、困った。
アシベニカギバガ幼虫
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、少し前に撮影した、アシベニカギバガの幼虫。
こう暑いと、何の葉にいたのだったか…… 食草はスイカズラ科なので、ガマズミだったかなァ(^_^;)
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ナガハリバエの仲間
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので… 今日紹介するのはヤドリバエ科の「ナガハリバエの仲間」としかわからないハエ。アシナガバエの仲間でメタリックな輝きのものを除いて、ハエはあまり撮らないのですが……。
けっこう足が長いんです。
ネット検索でこれらしきものが出てくると、「ナガハリバエの仲間」となっているので、ここでも曖昧にそうしておきます。ヤドリバエ科ですから、何に寄生するのでしょう…
白僵病菌にとりつかれたニイニイゼミ
昆虫類にとって、食うか食われるかの争いや防御に加え、菌類など防ぎきれない強敵がいます。
ちょっと低い所にいたニイニイゼミ。
そのすぐそばにいた、白僵(きょう)病菌にとりつかれた個体。
すでに絶命しているようでした。
ハキナガミズアブ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはハキナガミズアブ。胸というか背中の縦縞が目立つ、なかなかきれいなアブです。
漢字にすると、羽黄長水虻とでもなるのでしょうか。良く見かけるヒラタアブに印象が似ているので、その仲間かと思いました。詳細に分類されているサイトでは、いくつかの種類を覚え始めたという程度の者が入口を間違えると、なかなか名前にたどり着けませんね (…
チョウバエ科
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはチョウバエ科…… 洗面所や風呂場でときどき見かけるのはオオチョウバエというようですが、林縁にいたのが誰なのか…… 特定できないので、科名にしておきます(^_^;)蝶のような蠅という、なんともアヤフヤな名前です。ハエと言っても、系統的にはユスリカやカに近い仲間だという、わかったような、わからないような……。葉の上にいたのは交尾中のペア。
…
ジガバチの狩り
テニスの合間に、私より先に見つけた方がいました。人工芝の上で青虫を運んでいるジガバチでした。コンパクトカメラで撮りはじめました。
人工芝に穴を掘ろうかという仕草をしてました。
巣穴を掘ってから狩りをするので、穴を掘ろうとする仕草にどんな意味があるのか……。
運び始めると、速い、速い。フェンスの外まで運んで行ってしまいました。このあと巣穴に運び込んだのですが、コート内から見て…
ヒメウマノオバチ
このところ何度が遭遇していたのですが、撮影までには至りませんでした。
この日は、近くにとまってくれました。
寄生蜂の仲間でヒメウマノオバチ。カミキリムシの幼虫に産卵するんだそうです。シロスジカミキリの幼虫に産卵するという、産卵管が異様に長いウマノオバチを見てみたいものです。しかし、シロスジカミキリが減っているので、ウマノオバチも激減しているようです。
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綱渡り イチモンジカメノコハムシ
じっとしていていることが多いようで、動く場面にはなかなか出合わないのが、このイチモンジカメノコハムシ。
この日は動き回ってくれました。
これが、けっこう速くて、マニュアルでピントを合わせるのに苦労するほどでした。
ヤマイモ科を食すスズメガは…
数日前から玄関前に巨大なモノがコロコロと……
姿を見つけられないでいたら、思いのほか高いところにいました。体長は10センチほどもあります。
脚立に乗って撮影しました。
頭部のドアップ。
尾角のドアップ。
腹足のドアップ。
日本にいるスズメガで、幼虫がヤマイモ科を食すのはキイロスズメしかおらず、緑色型と黄色~褐色型がいるんだそうです。後日、同じヤマイモに現われた褐色型は…
クロメンガタスズメ幼虫
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、「スズメ」という名が付いていても蛾ですから、苦手な方はお引き取り下さい。
庭に植えたナスにいました。尾がS字状にカーブしているので、クロメンガタスズメの幼虫としました。
この口ですから、食欲旺盛です。
成虫の胸の背面に人の顔のような模様があることから「面型(メンガタ)」と付けられているようです。
南方系のようで、温暖化…
アカボシテントウ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはアカボシテントウ。
カイガラムシを食べてくれるんだそうです。
きれいでしょ。
よく見るナミテントウよりは少し大きいのですが、10ミリ以上あるカメノコテントウや日本最大と言われる15ミリほどもあるハラグロオオテントウを見てみたいなぁ。
カメノコハムシ
この日、シロザ(たぶん)の葉の上にいたのは、カメノコハムシ。
撮影対象にばかり目がいって、植物を良く見ていないのはダメですね(^_^;)
ハゴロモ舞う季節に
この日、あちこちでベッコウハゴロモの姿を見ました。
ハゴロモという名はついていても、身にまとっている翅は、しなやかさが感じられません。 むしろ硬質な感じがします。蝋の糸をまとった幼虫からは成長の姿を想像しにくいですね。
※ 上の下線部をクリックしていただくと、前にまとめたアミガサハゴロモ、スケバハゴロモ、アオバハゴロモ、キノカワハゴロモがご覧いただけます。
ヨツモンキヌバコガ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはヨツモンキヌバコガ。
「四つ紋絹羽小蛾」ということなのでしょうか……。
アカザ、シロザが生えている所でヒメカメノコハムシを探しているときに出遭いました。
すぐに飛ばれてしまい、惜しいことをしたと思っていたら、あちこちにたくさんいました。
トウキョウヒメハンミョウ
ハンミョウと言えば、派手な衣装を身にまとった道教え ですが、こちらは小型でかなり地味なハンミョウの仲間です。
東京周辺と、北九州のみで見られるとあるけど、ホントかな?
なんだこれは →フキトリバと判明
謹慎しているわけでもありませんが、このところほとんど蟄居状態のメンバラです。
この日の朝、道路に落ちたノウゼンカズラの花を片付けて戻ろうとしたときに、郵便受けにとまっているのに気づきました。こんな形をした蛾は図鑑で見たことはあっても、家の近くで見ることが出来るとは……。
トリバガ科のようだというところまではいったのですが、名前までたどり着けませんでした。
【追記】ツユヒ…
アシナガバチの攻撃をかわす蛹
林の縁を歩いていたら、草むらの低い所で何かが活発に動いていました。草をかき分けてみたらアシナガバチ ――葉の裏に巣を造るムモンホソアシナガバチ―― が1匹飛んでいました。活発に動いていたのはアシナガバチではなく、蝶の蛹……タテハチョウの仲間の、〇〇ヒョウモンといわれる蝶の蛹に形が良く似ていました。
その動きは尋常ではなく、アシナガバチが近付いたために、体をぶんぶん振り回すかのように動いていまし…
イノコズチカメノコハムシ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはイノコズチカメノコハムシ。
その名の通り、イノコズチの葉裏にいました。
昆虫は種類が多すぎて、何か的を絞らないといけないなぁと思うようになりました。研究者になるわけではないので、魅力を感じるハエトリグモの仲間と、甲虫の中でもハムシあたりに的を絞ろうかなぁ……。
【7/13 22:00 追記】さも今季初登場であるかのように書きま…
久しぶり ノコギリクワガタ
この日、交尾中のノコギリクワガタを見つけました。
クワガタがいそうな場所を探していないこともあって、姿を見るのは久しぶりでした。
クロトゲハムシ?
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはクロトゲハムシ? それとも クロルリトゲハムシ?。ススキにいるのは同じですが、クロトゲハムシのほうが小さいようで、 トゲの長さにも差異があるようで……見たのが初めてなので、どちらなのか……。ネット画像を見ると、クロトゲハムシっぽいかな?
ときどき教えを乞う Mさんが見つけたのを、撮影させてもらいました。
その時は似たようなのがいると…
セスジナミシャク
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、セスジナミシャクという蛾。
自分にとっては初見で、姿かたちが似ているものを調べていって、やっとたどり着きました。
こんな形は見た事がないから、さぞ珍しいのでは? と思って説明を読むと、どこにでもいるというようなことが書いてあって、ちょっとガッカリ(^_^;)
蛾は展翅されている姿からでは、見比べることがむずかしく、枝葉にとまって…
ヤマトマダラバッタ(ヤマトバッタ)
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、いるといわれても、どこにいるんだか……というぐらい砂地に溶け込んでいました。
トリミングしても、なかなかわかりにくいです。
葉に乗った時に撮らないと、良くわからないですね(^_^;)
千葉県レッドデータブック最重要保護生物のヤマトマダラバッタ。
ランクAの割には、この場所にけっこういました。
ヤマトデオキノコムシ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはヤマトデオキノコムシ。「デオ」とは、前翅のうしろに腹部3節が出ていることから「出尾」なんだそうで、ピカピカ輝いていました。
7月上旬撮影。
キノコに集まるからキノコムシ。しかし、キノコにいるのを見たことはありません。 6月下旬撮影。
イチモンジカメノコハムシの成長
自然界で継続して観察するのはむずかしいですね。このイチモンジカメノコハムシだと、成虫になるまではほとんど移動しないので、個体識別をはっきりさせておけば、観察も比較的楽なのですが……。6月上旬から撮り続けてきたものを成長順に並べてみます。
個体識別までやっていないので、個体はバラバラです(^_^;)すでに脱皮殻を背負っているので、2齢から3齢といったあたりでしょうか。
上より成長し…
3姫→2姫
頭に「ヒメ」が付くと、小さいことを表します。この日撮ったもので、頭にヒメが付くのが3種類いました。
イノコズチの葉裏にいたヒメカメノコハムシイノコズチカメノコハムシ。
【7/13追記】後日、イノコズチカメノコハムシを紹介しようとしたときに、ホストが同じイノコズチ??と気になり、調べてみると、ヒメカノコハムシとイノコズチカメノコハムシが同種として扱われた時期があったという記述がありました。…
ヒメベッコウ 跳ぶ
狩りバチの仲間に体長10ミリほどのヒメベッコウというのがいます。タイトルがハチなのに「跳ぶ」は、おかしいでしょうって? ハチですから、ふつうは「飛ぶ」ですよね。まあ、ご覧ください。
この日、近所をぐるっと回って帰途についたとき、葉の上になにやら動くものが……。獲物を捕えたハチでした。
獲物はクモ。デーニッツハエトリ♀のようでした。
クモの足は切り取られていました。
自分の体とほぼ…
ミミズク
幼虫は見たことがあっても、成虫は未見でした。過去記事の幼虫は → こちら
幼虫? 成虫? って、ミミズクって鳥じゃないの??
幼虫の脱皮殻。蛹にはならず、幼虫から脱皮して成虫になるんだそうです。
【訃報】北印旛沼に行けば、必ずと言っていいほど顔を合わせていた”サンカマモル”さんが6月27日、亡くなられたそうです。6月24日にも、サンカノゴイやヨシゴイを撮影するお姿を見か…
陸生のホタル クロマドボタル
ずいぶん前にクロマドボタルの幼虫を見つけて記事にしたことがありました。→ こちら
この日、先に見つけたのは親でした。初見だったので、親という確信を持たずに、とりあえず撮って、家に帰って幼虫図鑑で親の姿も見てみたら……まさにビンゴ! でした。♀は翅が退化して飛べないんだそうで、とすると、これは♂。
その幼虫。以前見つけたのは、もっと大きかったです。
シャクトリムシのように肢と…
こわもて ハンミョウ
この虫が10センチほどもあったら、とてもじゃないけど、怖くて近寄れそうにはありません。
幸いにも体長が2センチほどしかないので、平気で「道おしえ」と呼んだりしていますが、この獰猛そうな顔つきを見てしまうと、夢に出てきそうです。それにしても、きれいですね~。
飛び出しは飛び出しでも
野鳥の飛び出しを狙うことが多いのですが、この日は「虫撮り」。マクロレンズでさまざまな虫を狙うのですが、その主なものは甲虫です。しかし種類が多くて、撮ったのは良いけれど、種名にまでたどり着けないものもあります。この日はクズノチビタマムシが飛び立つ瞬間を撮ろうと思っていました。その前に見つけたのはフジノハムシ。偶然、うまく撮れました。手持ち、ノートリです。
体長は5ミリほどあり、撮るには十…
セミはセミでも
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはトビイロツノゼミ(たぶん)。
セミの形に似てはいますが、大きさは5~6㎜と、ミニチュアサイズです。
求愛給餌は鳥だけでなく *ヤマトシリアゲ
ヤマトシリアゲは、千葉県のレッドデータブックでは「D」ランク。Dとはいえ、ランクインするから少ないのかと思いきや、今の時期、あちこちで姿を見ます。ここでも何度か登場しています。まずは♀から。
♂の腹の先にはハサミがあり、まるでサソリのようです。
求愛給餌は鳥に限った事ではなく、このヤマトシリアゲも…♀が獲物を食べているスキに交尾をするんだそうです。♂♀の両方が撮れたので記事に…
きれいな蛾 オオギンスジハマキ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、オオギンスジハマキという名の蛾。
チョウ目の下にハマキガ科、トリバガ科、ヒゲナガガ科、ホソハマキモドキガ科、ニセマイコガ科、ヒゲナガキバガ科、ハマキモドキガ科……なんていうヤヤコシイ名前の分類があります。「もどき」とか「にせ」が付いた科名がけっこうあって、さらにヤヤコシクなっています。ちょっと覚えられそうにありません(^_^;)…
羽衣
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはハゴロモの仲間です。アオバハゴロモ科のアオバハゴロモ、ハゴロモ科のベッコウハゴロモは近所で良く見られますが、ほかにはハゴロモ科のアミガサハゴロモ、スケバハゴロモなどがいます。今年になって初めて見たのはキノカワハゴロモでした。南方系なのが、次第に北上してきているようです。まずはアオバハゴロモの幼虫から……その成虫。
ベッコウハゴロモ…
裏側
何度か登場しているイチモンジカメノコハムシですが、葉にとまっている姿ばかりでした。こんな具合で……その裏側を見てみたくて、ちょっと失礼してひっくり返してみました。
「あれ~、ご無体なぁ」と言われそうですが……(^_^;)
きれいな姿をした肉食系のしたたかな戦略
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはゴイシシジミ。
前にも登場したことがありますが、産卵から、幼虫の姿まで確認できたので、再登場です。
ゴイシシジミは竹の葉裏にアブラムシ類がいるのを見つけると、近くに産卵します。
赤丸で囲ったのが卵。球形をしている卵が多い中で、珍しくタブレット型をしています。
幼虫はアブラムシの分泌液をなめて育ち、やがてアブ…
続々 羽化 その2
アブラゼミの羽化記事が続きます。 こんな個体もいました。ふつうは自分の脱皮殻につかまって羽が伸びるのを待つのですが、何を勘違いしたのか、この個体は自分の脱皮殻(右上)から離れて、桜の葉に移ってしまったのです。 足がかりがないので、しきりにもがいていました。
ああ~ぁ、何やってんだか、それじゃ落ちちゃうじゃないかと思った瞬間、地上に落下していました。これで助けても、翅は伸びき…
続々 羽化
早いもので、もう8月です。数日前までは脱皮殻はあっても、脱皮中のアブラゼミが見つけられずにいましたが、昨晩はあちこちで羽化が見られました。家の近くの小さな児童公園でも、羽化しているのは20匹以上いました。羽化は、定点で時を追いながら記録するのが定番ですが、三脚は持っていかなかったし、蚊が寄ってくるし、刺された所がかゆいし……いつものように、公園の中をウロウロしてしまいました。地中で7年の時を過ご…
たまむし色
毎年、2、3度は姿を確認するヤマトタマムシですが、今年初の確認です。
今年のニイニイゼミの初鳴きは7月4日でした。姿を確認できたのは7月11日でした。木肌に溶け込んでいるので、探すのはタイヘンです。
イチモンジカメノコハムシの幼虫
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、前にも登場したことがあるイチモンジカメノコハムシ。この日、幼虫を見つけました。前に紹介した幼虫より若いと思います。
撮っていた個体が裏に回ったら、そこにももう1匹いたんです(^o^) 背中にしょっているのは、脱皮殻と糞なんだそうで……(^_^;) カムフラージュしているつもりなんですね。親は比較的見つけやすいんです。一度見つけると、…
同定が難しい昆虫 * ウエストが締まっている
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはオビコシボソガガンボという名前だそうです。県内で発見した生物を報告する「生命(いのち)のにぎわい調査団」に「?」を付けて報告したところ、名前を教えていただきました。以後、お見知りおきを……。プロポーションからして、てっきりハチの仲間だと考えていました。ガガンボ科と言われれば、なるほどと思いますが、最初につけた見当がハズレだと、なかなか正解に…
キレイの代表選手 * アカスジキンカメムシ幼虫の変身ぶり
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、アカスジキンカメムシの幼虫。
自分の認識ではアカスジキンカメムシの幼虫は、これでした。白いラインが目立ちます。齢が違うだけで別人ですね。そういえば、同じ日、ちょっと赤みがかった幼虫もいたんです。そうかぁ、脱皮すると、こんなふうになっていくのかぁ……
久しぶり *ノコギリクワガタ
カブトムシやクワガタ捕りに目を輝かしていた時代がなつかしい…… カブトムシは街路灯の下に落ちているのをときどき見ましたが、クワガタは……コクワガタだったら、何度か見たことがあったなァ。この日、林縁を歩いていたら、舗装道路の上を歩いているノコギリクワガタが……しかも♂! カブトにしても、クワガタにしても、なんてったって♂ですね。
ん? なんだこの虫は… とんだ濡れ衣 * マメハンミョウ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので、今日紹介するのは…… 田圃脇で群れていました。たいていの虫は、何の仲間かぐらいの見当がつけられるものですが、これはちょっと……
手元の図鑑をパラパラとめくっていたら、たまたま辿り着けました。ツチハンミョウ科のマメハンミョウ。以後お見知りおきを。ツチハンミョウの仲間は、ジョウカイボンと同様に翅はやわらかいんだそうです。でも、体内にカンタリジンという毒を持っ…
カメムシの空中浮遊
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは(たぶん)ホシハラビロカメムシ。
空中浮遊です。実は、ガラス窓に張り付いていたのを、室内側から撮ったんです。捕まえて同定しようと思ったのですが、捕獲に失敗して逃げられてしまいました。――なので、ハラビロカメムシかもしれないという思いはあるのですが、肩がとんがっているので、ホシハラビロカメムシではないかと思った次第。ツルツルのガラスにくっつ…
こんなに小さいのに……
7月下旬に撮影して、調べても名前も何もわからず、そのままにしてあった昆虫です。体長は2、3ミリほどしかありません。ところが、よく拝見している方のブログに、これが登場したのです。初めは気づかずにいましたが、しばらくしてから「あれっ? あのときのに似ているのでは?」と思い当たりました(^o^)名前をヒロオビジョウカイモドキといい、甲虫目 カブトムシ亜目 ジョウカイモドキ科 ジョウカイ モドキ亜科に属…
蛾といっても、これはキレイ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、ほとんどの人が眉をひそめる蛾です。葉の裏に止まることが多いので、なかなか撮影できません。ヨツボシノメイガといいます。思いのほか、キレイな蛾ですよね。以後、お見知りおきを。頭を下に向けて葉の裏に止まったのを、そっとひっくり返して撮り、画像の天地を逆にしてあります。
なんじゃこりゃ * モモブトスカシバかな?
ラミーカミキリがたくさんいた田圃の畦道に行ってみたら、きれいに草刈りされていて、1匹も見つけられませんでした(^_^;) そのかわりに、なんかヘンなものを見つけました。ネット上の蛾の図鑑で見たことがあったよなぁ……どこで見たんだったかなぁ(^_^;)
悪戦苦闘することしばし……近くにまでたどり着けたけど、似たようなのがいくつかいて、それも展翅された姿では比較できない……。広げると透明な翅をして…
招かれざる客 * マイマイガ
今年は梅雨明けが早く、連日猛暑という条件があるからなのでしょうか、あまり来てほしくはない客人が、たびたびやって来ます。玄関から訪ねてきた客人。
こんな派手な触角だと、こちらがびびってしまいます。
その翌日の客。居間側の網戸で、突然バタバタと始めました。
白くてきれいって言えばきれいですが……。写真だけ撮って、そのまま無視していたら……。
翌朝発見した、その客人がしでかしてくれたこと。…
ホシウスバカゲロウ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、ウスバカゲロウ。そう、あのアリジゴクの親です。アリジゴクを紹介した時の記事は → こちら
図鑑で調べると、ウスバカゲロウの仲間には、良く知られたウスバカゲロウの他にも何種類かいるんですね。翅を開いてくれないとよくわからないので、金魚をすくう網で捕まえて、じっくり観察させてもらいました。どうやらこれは、ホシウスバカゲロウというよう…
身近な昆虫の中で №1 * アカスジキンカメムシ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、身近な昆虫で№1とまではいかなくても、かなり上位だと思っているアカスジキンカメムシです。こちらは成虫です。この幼虫は前に紹介したことがありますが、画像を探すのがタイヘンなので5月に撮ったものを……。幼虫も成虫も№1だと思うのですが、いかがでしょう。
飛び出しを撮るのはムズカシイ * ラミーカミキリ
棲息域を北上中のラミーカミキリを前に取り上げましたが、今シーズンはやたら見るようになりました。この日も、ヤブマオが生えている周辺に何匹もいました。
小さいほうが♂なのか……
この時は少し早かった(^_^;) 次のショットは飛び立った後でした。
野鳥の飛び出しは、サインがあるようですが、昆虫はよくわかりません(^_^;)撮るのをやめると、そのすぐ後に飛んだり…… これが精一杯でした。…
地味~ぃなタマムシ *ウバタマムシ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのはウバタマムシ。二度目の登場かもしれません。
過去記事を探してみたら、ウバタマムシの初めての登場は2008年7月。3年も前でした。タマムシ色に輝くタマムシとは大違い。ごく地味な色合いです。
外来種 *ラミーカミキリ
外来種と言っても、”来日”したのは古く、江戸時代とも、幕末から明治時代とも言われています。別の日、別な場所で。肩に紋付がありませんね。バリエーションなんでしょうか。
ちょといたずらしてみました。 こんなふうに胴体だけにすると、人形のようです。
「ラミー」を辞書で引くと→苧麻(ちょま)【カラムシの別名。またその茎の皮から取った繊維。精製したもので織った布を上布という。ラミー】(三省堂『…
シギはシギでも *エゴシギゾウムシ
ヤマガラが大好きなエゴノキの実、果皮にはサポニンという、ニンゲンには有毒成分が含まれていることは、前に何度か書いたことがあります。えぐい味がすることから「えぐい」→「えご」となったようです。種子部分を好むヤマガラは賢いですねぇ。どうやってそのことを発見したのか、不思議です。今の時期は花が咲いている段階です。もうそろそろ終わりでしょうか。ふだんは気づかない存在ですが、白い花がたくさん落ちるので、あ…
どちらに軍配?
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、ツツジやサツキに付く、嫌われ者の「害虫」です(^_^;) 葉の裏側にいて、細胞の中身を吸い取るために、葉がまだらに白くなります。
こんなふうになった葉を裏返すと……。
成虫は、こんな姿をしています。大きさは3、4ミリしかありません。翅が軍配のような形をしていることから、ツツジグンバイといいます。カメムシ目に属しています。以後、お見知り…
白いイモムシ 実は…
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、一見すると白いイモムシのようですが……実はこれ、嫌われ者のカイガラムシの仲間なんです。名前は「ヒモワタカイガラムシ」といいます。これはその卵のうです。以後、お見知りおきを。……とはいうものの、なんかキモチワル~イので、子細に観察してきませんでした(^_^;)家に帰ってから調べて、カイガラムシの仲間と分かったのですが、その説明を何度読んでみ…
横腹にも顔がある? *アケビコノハ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、5年ぶり登場するアケビコノハの幼虫。5年前の記事は → こちら 漫画の目玉みたいなのが、お腹にあるんです。左側がしっぽ、丸くしている中心に頭があります。これは撮影画像を180度回転させてあります。ホントは、こんなふうに蔓からぶら下がっていました。林の縁を歩いていて、アケビの蔓に隠れるようにしているのを見つけました。やったね! メンバラの…
ハムシの仲間 3種
今季も、イチモンジカメノコハムシを見ることが出来ました(^o^)実は2度目なのですが、今季最初の出合いは、今にも雨が降り出しそうな天気の日で、たくさん撮ったものがボツになりました(^_^;)
飛び立つ瞬間を狙っていたのですが、あいにく風があって……(^_^;)飛翔力は小さいようで、上に飛びあがれず、下に落ちてから飛んでいきました(^_^;)
こちら、セスジアオカメノコハムシという長~ぁいお名…
霜降り
霜降りと言えば牛肉ですが、上等の牛肉を口に出来るのは頂戴したときに限ります(^_^;) 今日の霜降りは牛ではなく、昆虫です。形はコメツキバッタですが、名前をシモフリコメツキと言います。以後、お見知りおきを。
カミキリムシに似てるけど
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは……。一見硬そうに見える翅が、実は柔らかいんです。見た目はカミキリムシの仲間に思えますが、ジョウカイボンという仲間なんです。
キンイロジョウカイといいます。以後、お見知りおきを。
名は体を表す
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…… この虫に名前を付けるとしたら、特徴的な部分はどこですか?
そうですね、ニンゲンで言えば腿にあたる部分がぽっこりしていますね。モモブトハナカミキリモドキという名前なんです。「モドキ」までは想像できませんね(^_^;) 「名は体を表す」というよりは、「体は名を表す」ですね。
ヤマトシリアゲ♂
ヤマトシリアゲとベッコウシリアゲは、別の種類とされていました。それがいつの頃からなのか、この2種は出現する時期によって体色が違っているだけで、どちらもヤマトシリアゲということになったようです。この時期に現れるものは黒っぽくてで比較的大きく、晩夏に現れるものはべっこう色をしていて、少し小さいのだそうです。蛹で越冬する蝶だと、春型は小さく、夏型は大きいんですがね。♂の尾はサソリのように巻いています。…
赤丸◎急上昇中
野鳥ばかりの記事から、虫や花の記事も増やしてきています。
アカタテハにようやく会えました。こちらはマルカメムシという、小さなカメムシ。ときどき洗濯物にくっついていて、畳んだときに臭いで気づくことがあります(^_^;)
接写してみると、なかなかのものですね。どこが赤丸急上昇かって? アカタテハにマルカメムシっていうだけのことで……(^_^;)
横綱の貫禄?
木の幹にルリタテハが逆さまに止まったので、翅を広げたところを撮ろうとしていたら、ルリタテハの少し上に奇妙な虫がいました。
接写してみました。ヨコヅナサシガメというカメムシでした。3枚目に比べると、こちらは若い?
こちらは終齢幼虫かな?「横綱」と名前が付いていても、そんなに貫禄は無いですね。ほかの虫の体液を吸って成長します。ですから、口で刺されないように気をつけないといけません。刺されると、か…
翅が透き通っているけど、蛾なんです
蛾というと、鱗粉がいっぱいで、きたならしいという印象のものが多いですが、翅が透き通っている蛾がいくつかいるんです。羽化直後は、ほかの蛾と同じで翅が鱗粉にまみれていますが、縮んでいた翅が伸び切ったあと、翅をふるわせると鱗粉が落ちるんです。←実際、この瞬間を見たことがあるのは、オオスカシバだけなんですが(^_^;)
そのオオスカシバです。幼虫は香りの良いクチナシを食草にしています。蜜を提供している…
クロマドボタル 陸生ホタルの幼虫
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので……今日紹介するのは、陸生ホタルの仲間のクロマドボタルの幼虫です。ホタルというと、源氏ボタルや平家ボタルがおなじみで、幼虫はきれいな水に棲み、カワニナを餌にして育つ、そのぐらいの知識しかありませんでしたが、このクロマドボタルの幼虫は陸に棲んでいます。林の縁で、草の葉の上にいるのを見つけました。
お尻を曲げて、そこを支点にして動き回っていました。県の要保…
エイリアンのような貌をしている ナナフシ
この貌って、まるでエイリアンのようですね。実は、トビナナフシなんです。植物食で、いたっておとなしいんですよ。しかし、動きは意外と敏捷でした。全身はこんなふうです。翅が無いナナフシが多い中で、広げると紅色の翅を持っています。しかし、この太目の体で飛べるのかなぁ??
最初に見つけたときの画像を追加します。カマキリのお腹が見えているのかと思ったんです。
ミンミンゼミが飛んだ
異常気象の年は、セミたちにとってどうなんでしょう。千葉で見られる夏のセミは、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシそして近年は北上してきたクマゼミです。鳴いている♂は探しやすいですが、♀となると……。お分かりだと思うので、名前は書きません。
セミヤドリガに寄生されています。
偶然撮れた飛び立ちの瞬間。
クマゼミは高い所で鳴いていることが多いので、ま…
背筋も凍る……
残暑とは言いがたい暑さが続いています。この暑さ、いつまで続くのでしょう。台風でも上陸したら、一気に秋めいてくるのかもしれません。この暑さから逃れるために…背筋涼め…ということで、今日の主役の登場です。昨日のヤマカガシとイメージ的に繋がるような……(^_^;)セスジスズメというスズメガの仲間(蛾です)の幼虫。見るからにグロテスクで、背筋が涼しくなったでしょ。体色がもっと黒い個体が多いのですが、それ…
天狗透羽 *テングスケバ*
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので……今日紹介するのは、テングスケバ。体長1センチほどです。ツノゼミ、ヨコバイ、ウンカなどに近い仲間のようです。べつに、天狗になって紹介しているわけじゃありません。暗い場所にいたのでフラッシュをたいてます。
もうちょっとキレイなんですが、キレイに撮れませんでした(^_^;) こんなヘンな虫もいるんですよ~。
嫌われ者のカミキリムシ
夏休みの子どもたちの人気者といえば、カブトムシやクワガタムシですが、カミキリムシとなると、急に人気度が落ちるようです。家の網戸にいました。ゴマダラカミキリです。
庭の白樺の木も、コイツにやられて枯れてしまいました(T_T) 主にクヌギやヤナギを食害します。体長は25~35ミリ。
こちらはクワカミキリ。体長は32~44ミリと、ゴマダラカミキリよりひとまわり大きいです。
桑、枇杷などに…
変身の術 *シャクトリムシ*
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので……今日紹介するのは、名称不明のシャクガ(いわゆるシャクトリムシ)の仲間です。いや、実によく出来ているんですよ。こちらが頭部なのですが、枝を折ったようにしか見えないでしょ。白樺の枝だといわれたら疑いませんよね。
でも、つかまっていた枝が緑色ですから……これじゃ気づかれてしまいますよね。エグリツマエダシャクというのが手元の図鑑に載っているのですが、それに良く…
ふくらすずめ
「ふくらすずめ」というと、俳句の冬の季語になっていて、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀のことです。また、別な意味では、帯の結び方の名前であったり、髷の結い方の名前でもあります。
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので……今日紹介するのは、ヤガ科の蛾で、フクラスズメという蛾なんです。鳥だと思った方、ごめんなさい。
その幼虫です。
カラムシの葉を食べていました。
…
久しぶり~ タマムシ
身近には、いろいろ面白い虫がいるもので……今日紹介するのは、久しぶりの登場となるタマムシ。毎年夏に一度か二度、登場していますが、今年は初登場です。
いや~ぁ、きれいですね~。公園で見つけたのですが、生憎カメラを持っていなかったので、自宅まで拉致してきました。庭木に放して撮り始めたら、あっという間に飛んでいってしまいました(^_^;)