谷津田の草にとまっているのはーーえっ? ジョウカイボン?? まだ3月だというのに、早くない?たしかにジョウカイボン科ですよね。 3月21日撮影。
シーズンインして初めに撮る甲虫類は、成虫越冬したのものがほとんどだったのに、これはレアなケースです。例年だと、春分の日の前後には見られる、大好きなビロードツリアブですが、今季は3月23日時点で未だ確認できていません。
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成虫越冬*クビキリギス
成虫越冬するものに、クビキリギス(キリギリス科)もいます。体の色は緑か褐色が普通ですが、まれにピンクのものがいて、発見した子どもが新聞記事に載ったりします。
野鳥以外の記事が短期間に4つーーということは、野鳥の記事から昆虫、その他の記事にシフトしていく時期だということです。啓蟄(3/5)も過ぎました。
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成虫越冬*ツチイナゴ
15年前の1/21は、自分の鳥見人生を大きく左右した日でした。というのも、県内でほとんど観察されたことがなかったユキホオジロを(その時は種名はわからずに)とある海岸で1/20に撮影して、翌日の1/21にブログにアップしたからです。その日からブログへのアクセスが急増し、場所が明らかになると、多くのカメラマンが現地に押し寄せて大きな騒ぎになりました。あれから15年――あの時の轍を踏まないように、比較…
ツチイナゴの食事風景
記事更新の間隔が空いてしまった時の動画から。
成虫で越冬するツチイナゴの食事。9月12日の撮影です。
ツチイナゴの食事風景P9120040
イネ科の植物の葉を上手に食べていました。
同一場所でアゲハ2種
散策路を歩いていたら、真っ黒なアゲハが吸蜜に飛び回っていました。
尾状突起がなく、真っ黒。
横から見ると、わずかに赤斑があり、これはナガサキアゲハの♂ ❣
10数年前、まだ現役だった時に、東京・文京区にあった会社の近くで見たのが最初でした。その時は種類が分からず、調べて辿り着いた名前が「ナガサキアゲハ」で、東京での初記録ではないかと興奮したことがありました。(実…
キバナコスモスにホシホウジャク
今を盛りに咲くキバナコスモスに、ホシホウジャクが来ていました。
ホバリングしながら吸蜜し、花から花へと飛び回る姿を追うのはちょっと大変。
アオカミキリ ⇒ ミドリカミキリに訂正
同定に誤りがあったので、2024.6.7 訂正します。
花盛りのクリの葉にいました。
よく似たのにミドリカミキリというのがいて、同じような場所で見つかるのでヤヤコシイ。
ミドリカミキリとの相違点はどこなのか……いくつかある中で、ミドリカミキリは脚が長く、「後肢の長さが胴を超える」というのがあって、この個体は明らかに後肢が長いので「ミドリカミキリ」確定ですね。
…
千葉県北西部で確認 ヨツモンカメノコハムシ
琉球、九州など南方でサツマイモの害虫とされていたものが、近年、繁殖域を拡大してきています。
千葉県南部では確認されていましたが、2024年5月22日、北西部(四街道市)でも確認しました。
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ハラビロカマキリ(褐色型)
ひょんなことで右肩の腱板を損傷してしまい、テニスをしばらく休んでいます😢 強烈なショットを打った時に切れたのであればカッコイイのですが、日常の動作で切れたのでは「加齢のせい」と言わざるを得ません。腱板断裂や腱板損傷したときは自然治癒はしないので、手術以外の方法は無いようです。しかし、切れていない腱板がどれだけ頑張ってくれるようになるかは期待出来そうで、体が鈍らないように毎朝、1時間以上歩きながら…
労働寄生
自分の辞書には無かった「労働寄生」という単語。初めて見たハチを撮影して、図鑑で調べたことで知りました。
ハッカの花が咲いている場所に、腹部がオレンジ色をした見たことが無いハチが来ていて、これはめずらしいハチに違いないと撮影しました。
ネット図鑑で調べ、「ハラアカハキリヤドリバチ」(ハキリバチ科)という名前にたどり着きました。
残念ながら希少種ではありませんで…
カシノナガキクイムシ
カシノナガキクイムシという小さな昆虫が媒介する「ナラ菌」によって、ナラ類、シイ・カシ類等のブナ科に引き起こされる樹木の伝染病で、市内でもかなりの数の樹木が「ナラ枯れ」と呼ばれ、枯死してしまう被害にあっています。幹に孔を開けて中に潜り込みます。孔の中にいてお尻が見えるのが♂で、♂が発するフェロモンに引き寄せられてきたのが♀のようです。潜り込んだ孔からフラスと呼ばれる木屑を排出します。フェロモンで仲…
奇ッ怪な昆虫
カシノナガキクイムシの穿入によって、樹液が幹を伝って流れ落ちているシラカシにいました。
動き始めると、素早いので、止まる時を待って撮影しました。
甲虫類に分類される、ハネカクシ科のサビハネカクシと思われます。体長は13ミリほど。
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同じ場所に別の蛾が
2日続けて、市内のホタルが飛ぶ場所を訪れました。最初はホタルの数のカウントで、翌日は孫を連れて見に行きました。帰りがけに2日とも、樹液が出ているクヌギを見に寄ったら、最初は初見のムクゲコノハがいて、その翌日は全く同じ場所にキシタバがいました。
ムクゲコノハ
翌日はキシタバ。
夜の虫探しも、たまには良いものです。
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ウスマエグロハネナガウンカ
探していたのは別の虫でしたが、しゃがみこんだら、桜の葉裏にいるのを見つけました。
ハネナガウンカの仲間だというのは見たら分かりましたが、ネット図鑑で絵合わせをすると、マエグロハネナガウンカよりも翅の色が薄いので、どうやら「ウスマエグロハネナガウンカ」というようです。
葉をひっくり返して、後ろ姿を。
寄り目のように見え、面白い貌をしています。
…
メダカチビカワゴミムシ
ケヤキの樹皮下で見つけた体長4ミリほどの甲虫。拡大した見た目は、ハンミョウによく似ています。
調べると、「メダカチビカワゴミムシ」というゴミムシの仲間だと分かりました。
この2枚しか撮らなかったのが悔やまれます。
ムネアカハラビロカマキリ
昨年秋から卵の存在が確認されていましたが、成虫の姿を初めて見ました。
なるほど、その名の通りでした。
一説には、中国から輸入した竹ぼうきに卵が産みつけられていて、そこから分布が始まったのではと言われています。
ウェブリブログにおける 最後の記事
2006年6月14日にスタートした本ブログ「メンバラ&身近な自然」が、今日2022年6月14日で満16年になりました。このウェブリブログが来年1月末でにサービスを終了するということで、ブログの16歳の誕生日という節目の今日をもって中断します。2022年9月20日以降は、ブログ名もそのままにSeesaaブログに籍を置くことにします。
別れは「♪ ほぉたーるの ひーかぁ~り まどのゆぅ~き…
アケビコノハ 羽化
「そろそろ羽化」とカレンダーに記しておいた、その夜(といっても翌早朝)、羽化していました。夜中の3時に羽音がしているのに気づいたのですが、羽化の瞬間は見逃しました"(-""-)"
終齢幼虫からの飼育だったので、食草の確保に苦労することもなく、寄生バエやハチにやられることもなく、無事に羽化出来て良かったです。
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アケビコノハ 幼虫
林縁を歩いていたら、見つけてしまいました。
ほれぼれとする美しさ。
終齢に近いので、連れて帰りました。
3日後、飼育ケースの角の所で、アケビの葉を綴って糸を出し始めました。
翌日には蛹化しました。
ネットで飼育記録を見ると、だいたい3週間で羽化するようです。
上手くいけば、成虫のきれいな姿を初めて見ることが出来ると思…
初記録 連発
5年以上「生き物調査」を続けている里山で「初記録」になるものはたまにありますが、この日は1日で2種、見つけました。特に珍しい種という訳ではありませんが、見つけるとうれしいものです。サトウヒメハナノミ
カタクリハムシ
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ミツボシツチカメムシ 飛ぶ
小さなカメムシ、ミツボシツチカメムシというようです。歩き回るのを辛抱強く待ち、スギナのてっぺんから飛び立つ瞬間を狙いました。注意深く見ていれば、飛び立つサインが分かるのではないかと思っています。ですから、プロキャプチャーモードは使っていません。本ブログの終了まで、残すところあと2か月になりました。
イタドリハムシ 飛ぶ その2
前記事と同じ日に撮影したものです。
このイタドリハムシに関しては、プロキャプチャーモードを使うまでもありません。
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イタドリハムシ 飛ぶ
当地でビロードツリアブが姿を見せるのとほぼ同時期に姿を見せる甲虫が、イタドリハムシです。
飛び立つ瞬間を撮るのは、甲虫の中では飛び立つ前のサインが明確なので、比較的撮影は容易だと思います。
飛び出す方向にもよりますが。
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産卵のチャンスを狙うヤドリバエ
庭のグレープフルーツの木(実生の樹齢はン十年、だけれど実は一度も生ったことがない、アゲハの幼虫のためにだけ残してある)に、ナミアゲハとクロアゲハの幼虫がいて、そこに、産卵のチャンスを虎視眈々と狙うヤドリバエの仲間が――。
ヤドリバエの仲間は種類が多く、同定できません"(-""-)"
ナミアゲハの幼虫は、ヤドリバエが近づいてきた気配を察して、体を反らせて臭角を出…
アレチウリの花にスズメバチ
休耕田にはびこるアレチウリの花に、たくさんのスズメバチが集まっていました。
キイロスズメバチが多いようですが、1匹を狙い続けて撮ったわけではないので、別種が混じっているかもしれません。
スズバチの徳利形の巣 ~作り方~
居間の掃き出し窓の外にはサンダルを脱ぐ踏み石(コンクリ製)があり、張り出したベランダの下なので、雨が直接かかりません。そこにトックリバチスズバチが巣を作っていました。途中から撮影開始です。
乾燥して白茶色になっている部分は前からのもので、水分を含んで濃い色合いの部分が撮影開始後の作成部分です。
泥団子を運んでくるのは5分おきぐらい。体を回しながら泥を徳利状に塗り固めて…
ツバキの葉裏の卵
庭木の剪定枝を片付けていたら、ツバキの葉裏に卵があるのを見つけました。9月12日のことでした。
拡大すると
お菓子のマカロンのような形をしています。
何が出てくるか、とりあえず飼育ケースに入れておきました。
9月15日になると、色合いに変化が。
9月16日に孵化しました。
卵の殻を食べていました。
…
キイロスズメバチがナガコガネグモの獲物を強奪する事件発生
特定外来生物に指定されているアレチウリがはびこり、たくさん花を咲かせているところに何匹ものスズメバチが飛び交っていました。
これはキイロスズメバチ。
1匹のキイロスズメバチが、ナガコガネグモの巣にかかっている獲物を横取りしようとしていました。
クモは獲物を奪い返して逃げます。
態勢を立て直したスズメバチは、獲物を…
ゴミムシの仲間
「オサムシ科 なんちゃらゴミムシ」というのが種名なのでしょうが、ゴミムシは種類が多すぎる上に、識別点が素人には、よく解りません"(-""-)"
―なので「ゴミムシの仲間」としました。
歩き回るのを追いかけて、止まった瞬間を逃さずに、すかさず撮るというのは結構むずかしく、
50枚近く撮影しましたが、まともに撮れたのは数えるほどでした。――そのくらい素早く動きます。
…
キノカワハゴロモ
ハゴロモの仲間は3種はすぐに揃いますが、アオバハゴロモ科に属するキノカワハゴロモは、なかなか遭遇できません。10年間で、今回を入れても3回しか撮影していません。その3回とも、緑の葉の上にいたから見つけられたので、木の幹にとまっていたら、木肌に溶け込んでしまって見つからなかったでしょう。
ブタクサハムシ
造成地に新しく出来た調整池――もう何年も前から工事が行われていましたが、立ち入りが出来るようになってからはまだ日が浅い所です。調整池の周囲はオオブタクサが生い茂り、その高さは3メートルになんなんとするものもあります。その葉を見ると、虫食い穴だらけ。
調べてみると、北米原産の外来種で、東京農工大学大学院農学研究院の深野祐也氏、同大学院修士課程修了の土居勇人氏たちの研究(欧州進化学会発行の…
共食い チャイロハバチ
「共食い」と聞くと、凄惨な現場を想像してしまいますが、このチャイロハバチの幼虫がヘクソカズラを食している現場は、いたって平和でした。
兄弟同士で仲良く「友食い」していました。
ヘクソカズラを食草にするハバチ類は、日本ではこの一種だそうです。
目の前にいた! 見たかったトラフカミキリ(トラカミキリ)
図鑑で見た時から出合ってみたいと思っていたのが、すぐ目の前にいました! わずかな時間でしたが、満足できる時間でした(^^♪
エグリトラカミキリ
久しぶりのご対面でした。名前もすぐに出てきたので、良かった~(^^♪名前は出てきたものの、細部にピントが合っているのかどうか確かめようとするのに、目の方がアヤシクなってきた感じです"(-""-)"
思い込みは誤判断の始まり
こんな姿をしているのは、ハネナガヒシバッタという思い込みがあったので、何も考えずに撮影しました。
撮影した画像を分類しているときに、念のためと思って図鑑を参照しつつ画像を確認すると、胸のところにトゲ状の突起があるのに気づきました。ハネナガヒシバッタではなく、トゲヒシバッタでした。
思い込んでいると、目立つ特徴さえ見落としてしまうものなんだと、このところ…
翅が長い シリアカハネナガウンカ → アヤヘリハネナガウンカ
クワの葉裏にいました。体長の数倍はあろうかと思われる長い翅!!
シリアカ アヤヘリハネナガウンカ (ツユヒメさんから教えていただき、訂正します)。
ネットで検索した画像は尻尾の先が赤いのですが、この個体は赤味がほとんどありませんでした。秋が近づくと、色味が変わってくるのかなぁ。
※種を間違えていたので、当然でした。
勝手に解釈してはいけないですね ―反…
初見 オオゲジ
このブログを始めた頃に、ゲジを見つけて「げじげじ眉」を投稿し、全記事中、アクセス数がトップ5に入るほどだったと記憶しています。
そのゲジよりもずっと大きいオオゲジと遭遇しました。それも昼間に。
迫力ありますね~ 触角は全身よりも長いくらい。
横から。
恐る恐る、正面顔を。
ちゃっかり横取り
ジョロウグモの巣にかかったヒグラシ。かかってから、けっこう時間が経っているようでした。
ジョロウグモの獲物であるヒグラシを、貪り食っていたのはムモンホソアシナガバチ。
矢印のところには、シロカネイソウロウグモも。
シロカネイソウロウグモ。♂のようです。こちらもおこぼれを狙っています。
飛べるの? オオヒラタシデムシ
草原を歩いていたら、葉の上をウロウロしている オオヒラタシデムシ がいました。
地面の上をウロウロしていれば、いつものことですが、葉の上にいるのは珍しい。
見ていると、どうもそこから飛び立ちそうな「意思」が感じられたので、しゃがんで、シャッタースピードを 1/1600 に上げて、飛び立つ瞬間を待ちました。
翅鞘を開くと――
まさに飛び立とうという瞬間!…
昆虫のテイクオフ
昆虫の活動が活発になってきました。例年より、ちょっと早めのようです。外出自粛の中、人がいない場所で、昆虫たちと濃厚接触しています。まずはアカハネムシから。次にジョウカイボンの仲間。高画質の動画から切り出せば容易なのでしょうが、デジカメでその一瞬を狙うのは、緊張感を伴うスリルが味わえます。
ニホンミツバチ
オオアラセイトウの花に来たニホンミツバチを超望遠で撮りました。
マイクロフォーサーズでこれだけ撮れたら、十分です(^^♪
ルリチュウレンジバチ幼虫
ツツジを食害する嫌われ者ですが、顔をよ~く見ると、憎めないほどカワイイ☺
黄色いスズメ
台風15号がほとんど真上を通過していきました。
すさまじい風と雨で、生きた心地がしませんでした。我が家の損傷は軽微でしたが、市内あちこちで停電と断水。
丸一日経っても復旧せず、この暑さで停電と断水は命にかかわります。
で、黄色いスズメ。黄色い鳥のスズメを見つけたわけではありません。
今年も玄関脇にコロコロしたものが落ちていて、さては……と、柱に絡みついているヤマイモを探す…
セミヤドリガ
Facebookに載せたセミヤドリガの幼虫と、その後、蛹化して羽化までの姿をまとめました。
8月19日、セミヤドリガの幼虫に取り付かれたヒグラシを撮影しました。
白く目立って見えるようになるのは5齢幼虫で、やがて糸を吐きながらセミの腹部から脱落して、繭になるための場所を探すのだそうです。セミは死んでしまうわけではないようです。セミと言ってもそのほとんどがヒグラシの♀というのも…
ホソナガニジゴミムシダマシ → ナガニジゴミムシダマシ
「ゴミ」だの「ダマシ」だのと、あまりありがたくない名前が付けられているゴミムシダマシ科の甲虫の中には、美しい輝きをもったものがいるのは、図鑑の知識としては知っていましたが……。
虹色の輝きを持った、1センチほどのこの甲虫は?
図鑑に載っているニジゴミムシダマシをいつか見てみたいと思っていましたが、それと同じページに載っている、やはり虹色…
ヤマトタマムシ
シーズン中に何度か遭遇するヤマトタマムシですが、この日は1時間ほどの間に3匹も!
画像は最初に見つけた1匹で、あとの2匹はエノキの周りを飛んでいました。
まるでエイリアン *バイバラシロシャチホコ
更新が滞っていた間、Facebookでは何度か取り上げた、エイリアンのようなバイバラシロシャチホコの幼虫。ネット図鑑を見ると、親の姿は別にどうということもない蛾なんですが、幼虫はどうしてこんな姿をしているのか……。
怖いもの見たさで、何度も通ってしまいました。
葉の裏に隠れていたのを見つけたのですが、我ながら良く見つ…
正面顔 *ゴマフカミキリ
今日の正面顔はゴマフカミキリ。
正面衝突の現場写真。
正面顔 *ジョウカイボンの仲間
昆虫の正面顔。つづいては、ジョウカイボンの仲間。触覚が長いので、どちらもちょっとナナメからになってしまいました。
正面顔*トビイロツノゼミ
真っ正面から撮影しようとすると、たいていの場合、逃げられてしまいます。
近づき方が良かったのか、ちょっとボーっとしていたのか、条件によっては正面顔が撮れることがあります。
トビイロツノゼミの正面顔。
キンランを食らう
キンラン、ギンランが、そろそろ花盛りの時期を過ぎようとしています。
稀少種であることに加えて、近年、ランの種子を食べるハエの幼虫による食害によって、結実しないという事例が多発して、危機的な状況になっているようです。
ハモグリバエの1種、ランミモグリバエという小さなハエが元凶です。このハエはキンラン、ギンランだけではなく、クマガイソウやオオバノトンボソウなどランの仲間の種子を食害するので、…
スズバチの巣
枝に泥だんごがくっついていました。
スズバチの巣でした。
古い図鑑だと、トックリバチ科に分類されていましたが、今はスズメバチ科ドロバチ亜科に分類されています。
実際に巣作りをしているところも、羽化したハチが出てくるところを見たわけではなく、巣作りの様子を観察した方のブログを見ると、まず、ひとつの産室を作り、その巣には徳利の口のような形をした出入口があります。そこに餌となる蛾…
透かし俵 クスサンの繭
クスサンの「すかしだわら」と呼ばれる繭に入った蛹をいくつか見つけました。
そのうちの2つは、もぬけの殻でしたが、ひとつだけ重さを感じる繭があったので、持ち帰りました。
繭は網の目状で中が透けて見え、指で押してみると網の目状の俵本体はけっこう硬く、しっかりした糸で固められているという感じです。
すでに羽化すでにしたと思われる軽い繭もあって、それは硬い繭を壊…
今時分にハムシ?
朝晩は気温が下がる日もあるというのに、まだ活動しているハムシがいました。
ヨモギハムシ(たぶん)。
林縁を歩いていたら、葉にオレンジ色のハムシが……。
このときは、てっきりハムシだと思い込んでいました。
しかしPCに取り込んで調べようと画像をよく見ると、触覚の先が太いという特徴があり、そんな特徴を備えたハムシは見当たらないので、あれ…
キオビコシブトヒメバチの探しもの
自宅の庭の芝生の上に体長10ミリほどの小さなハチが……。
芝の間を動き回り、しばらくすると少し離れた場所に移っては、
また芝生に潜り込んだりと、目まぐるしく動いていました。
調べてみると、どうやらこの小さなハチは「キオビコシブトヒメバチ」という名のようで、ハスモンヨトウという蛾の幼虫に卵を産み付けるということがわかりました。
ハスモンヨトウ…
「4年前にも同じハチに出合っていたのに」のつづき
先日の記事、「4年前にも同じハチに出合っていたのに」のつづきです。アザミ類の花を10数個切り取ってきました。観察する中では、枯れ始めた花を選んで産卵していた気がして(2014年の時もそんな印象でした)、主に頭花が終わって枯れ始めたものを総苞ごと取ってきました。それを分解してみました。何かしらの生きものがいた形跡(黒い細かなフン)があったり、幼虫らしきものの黒くなった死骸がありました。10個ぐらい…
ホウネンタワラチビアメバチの繭
隣市の公園を歩いていた時に、葉にぶら下がるような形で小さな俵型の繭があるのに気づきました。繭の大きさは5ミリほど。こんなのは初めて見ました。いったい何なのか、通り一遍の検索ではたどり着けず、そのままにしていたところ、ひとつ前の記事で、アザミの果穂に来たハチがヒメバチ科なのではないかと思って調べていた時に、偶然、見たのと同じ俵型の繭の画像が掲載されているのに気づきました。「ホウネンタワラチビアメバ…
4年前にも同じハチに出合っていたのに
「こんなハチを撮ったけど……」と、ここで紹介したのは、ちょうど4年前のことでした。その時は採取してきたアザミの頭花がすっかり枯れてしまっても、生き物は何も出てこず、総苞部分をバラバラにしてみても、卵や幼虫の姿を見つけられませんでした。その時と同じ種類と思われるハチが、アザミの仲間の花に来ていました。前に見たのと同じように、枯かけれた頭花と総苞部分に長い産卵管を差し込んでいました。ただ単に産卵して…
これはいったい……?? (ウコンカギバの蛹と判明)
ムラサキシキブの葉の2か所を糸で綴って丸め、その葉先に鎮座していました。
形は蝶の幼虫のようですが、これは蛹ですよね。
こんなのは初めて見ました。
これに見覚えのある方、ご教示ください。
【2018年10月15日追記】
この蛹、なんであるかが判明しました!
お知らせくださったのはツユヒメさんでした。
あの新開孝さん…
右巻き 左巻き
葉裏にとぐろを巻くような形でたくさんくっついているハグロハバチの幼虫。
こんな姿勢でいることが多いようです。
何個体か、上から撮ってみました。
まだ小さいものも。
どれも同じだって? とぐろを巻く姿勢は同じですが、とぐろの巻き方に注目してください。。
上の画像3枚は右巻き、下の3枚は左巻き。
同じ葉裏にいても、右巻きと左巻き…
なんじゃこりゃ
鉢植えの小さな笹、秋から冬には葉が枯れるので、葉の部分を刈り取ったら、茎に何やら綿状のものがくっついていました。
なんじゃこりゃ。
指でつまんでみると、存在感があって、しっかりしています。
中に何かいそうなので、ハサミで綿の部分を切ってみました。
すると……中にいたのはたくさんのウジ状の幼虫でした。
そういう類がキライな方は、ここ…
派手な幼虫 ホソバセダカモクメ
アキノノゲシが可憐な花を咲かせていました。その葉には、派手な色をした幼虫がいました。キク科のハルノノゲシやアキノノゲシを食草にするホソバセダカモクメという蛾の幼虫。この先、土の中で蛹になって、翌年5月から6月にかけて羽化するようです。そのころに誕生する幼虫はハルノノゲシを食べるんでしょうね。
寄生するハチに2次寄生するハチがいる?
アカボシゴマダラの幼虫を探していたら、エノキの若木と隣り合わせに生えているツバキの葉の上に、整然と並んだ卵を発見。カメムシの卵のようだと、撮影した画像をモニターで拡大してみたら、卵の上に小さなハチが……これって、寄生するために産卵しようとしているところなのでしょうか。調べると、どうやらタマゴクロバチ科のハチのようです。
3日後、同じ卵のところに行ってみたら!!もぬけの殻になっていました。カメム…
翅がないハチがいるんだ
林縁を歩いていたら、地面を歩き回っている胸が赤いアリのような昆虫に目がとまりました。
ムネアカオオアリ??
アリにしてはずいぶんと丸みがあるなぁと思いながら、足を止める時を狙って撮影し、家に帰って『アリ ハンドブック』を見ても、似たものは見つからず……。ムネアカオオアリとはすぐに違うことが分かりました。
「アリに似た」で検索しても見つからず……。
は…
シロヒゲナガゾウムシ
今季になって、初めてヒゲナガゾウムシの仲間を見ました。
最初は5月に記事にしたシリジロヒゲナガゾウムシでしたが、今度はシロヒゲナガゾウムシでした。
半月ほど前に見た♀。
先日、♀がいた立ち枯れたエゴノキで♂を見つけました。
♀を見ていなければ、カミキリムシの仲間だと思ったでしょうね。
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こんなの見たことない → セマダラナガシンクイ
いくら虫好きでも、たくさんの種類に出合っているわけではなく、ときどき見たことがないものに出合うことがあります。立ち枯れている木の幹にとまっていたのは……体長15ミリほどの、見たことがない甲虫。カミキリムシでもなく、コメツキバッタの仲間に近いのかも……と、薄暗い発見現場でいろいろな角度から撮影しました。指で掴んでみたり、切り株の上に載せて撮ってみたり……。頭部の付き方がユニーク。真上からだと、頭部…
アシナガバチに擬態? ヨツスジハナカミキリ
朽ち木の周りを飛ぶのは……アシナガバチのように見えたのですが、とまったのを見ればカミキリムシ。
それも花や樹液に集まるヨツスジハナカミキリでした。
あっちこっち、ウロウロしていました。
産卵場所を探していたんですね。
ヒメゴマダラオトシブミ&エゴシギゾウムシ
葉にとまる小さなオトシブミやゾウムシを見つけるのも、この時期の楽しみ。
ヒメゴマラダオトシブミ。
エゴシギゾウムシ。
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初見! ヒメカマキリモドキ
2006年にブログを始めてから、今日で満12周年
そんな日を祝ってくれたのか、初見の昆虫に出合うことが出来ました。
ヒメカマキリモドキ。
千葉県RDブックでは「B」(重要保護生物)。
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不明幼虫
まずは正面顔をご覧ください。
この目つき、どこかで見たことがあるような……
どう見ても、ワルでしょ。
こんな奇妙な姿をしています。
調べると、どうやらブチミャクヨコバイ(の一種)の幼虫だということがわかりました。
4日後、別の場所で成虫に出合うことが出来ました(^^♪
脱皮すると、あの幼虫の姿からこんなふうに変わるんですね。
…
ヒゲコメツキ♂
割いた竹を柵にした上でヒゲコメツキの♂を見つけました。♂に出合ったのは2度目です。
翅先にアリが噛み付いていて、振り落とそうと歩き回っていました。
脚には赤いダニが何匹かくっついていて……。
翅を広げてみたり……。
しばらく悪戦苦闘していましたが、アリを振り払うことには成功しました。
でも、ダニはついたままでし…
不明幼虫
林縁を歩いていたら……。
虫好きの方なら、良くお分かりだと思いますが、植物に食痕があれば自然と注視してしまうもの。
「よく見つけられますね~」と言われるけれど、葉裏にいても、「本体」の一部分がわずかでも見えていようものなら、即座に見つけてしまうものです。
腰をかがめて視線を低くしてみれば……。
葉をひっくり返してみれば……。
頭部のアップ…
てっきりアシナガバチだと思っていた
先日、林の中で見つけた幼虫。葉の上でとぐろを巻いていました。
去年、紹介したハグロハバチの幼虫も、こんな姿勢を取っていたので、
これはハバチの仲間の幼虫だろうと見当を付けました。
ネットでハバチの幼虫画像を検索すると、これはどうやらトガリハチガタハバチの幼虫のようで、その親の姿を調べると、林縁で時々見かけるアシナガバチにそっくり。なるほどそれでハチの形をした…
ヒシモンナガタマムシ
今季も増えてきそうなアカボシゴマダラの幼虫がいないかと、エノキの葉をチェックしていたら、そこにヒシモンナガタマムシが(^^♪
ツマグロシロノメイガ
曇天で薄暗い林を歩いていたら、葉裏に隠れたつもりの、こんなのを見つけました。
しゃがみこんで、見上げて撮ると、意外にもとってもキレイな蛾!
蛾はあまり撮らないのですが、きれいだったので、葉をそっとひっくり返して。
翅が世界地図のようです。
家に帰って調べると、ツトガ科のツマグロシロノメイガ(別名:マダラシロオオノメイガ)といい、幼虫の食樹はイボタノキな…
つながりで考える(2)
今の時期、蔓を伸ばしたフジの若木が目立ちます(というか、フジハムシを探していると、当然目につきます)。
そんな中、伸びた蔓に体を伸ばしている、それも5センチ以上はありそうな、大きなイモムシがいました。
腹脚の部分。
尾脚の部分。
頭部。
調べると、マメ科(フジ)を食草にするキシタバという蛾の幼虫だということが分かりました。
キシ…
つながりで考える
藤棚がある憩いの場。フジハムシや初見のシリジロヒゲナガゾウムシを撮った後、わずかに伸びたひこばえに1匹のイモムシを見つけました。
特徴的な色と模様。すぐに「シロシタホタルガ」と名が浮かびました。
その時は名が浮かんだことに満足して、幼虫を撮っただけでした。
家に帰って、「シロシタホタルガ 幼虫」で検索すると、
はたして同じ幼虫の画像が出てきました。
検索記事を読…
ゾウムシの仲間なんだ
フジの老木にいたこの甲虫、カミキリムシの仲間かと思って図鑑で調べ始めました。
調べていったら、ヒゲナガゾウムシ科だということが分かりました。
シリジロヒゲナガゾウムシといいます。そのまんまの名前じゃん。
名前が分からなかったから、名前の由来の白いお尻がハッキリ写っている画像が
ありませんでした(-_-;)
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フジハムシの産卵
フジの蔓の先、わずかに葉が開き始めた所でフジハムシが産卵していました。
孵った幼虫は、新芽を食べて急速に大きくなり、土の中で蛹化するのだそうです。
4月24日撮影。
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ムシクソハムシ
例年、野鳥の夏枯れ時期から虫撮りを始めるので、出現時期がこんなに早いとは思っていませんでした。
この日、見付けたのは、ムシクソハムシ。
コウチュウ(甲虫)目ハムシ科コブハムシ亜科に分類されています。
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小さなイタドリハムシかと……
こんな小さなイタドリハムシもいるんだと思ってしまいました。
似てはいるけれど、これはクロボシツツハムシというようで、
「黒星」とついたのでは、勝負をかけている人たちには嫌われそう……。
本家イタドリハムシはこちら。
こっちにも似ていますね。
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ムラサキシラホシカメムシ
カメムシの仲間が登場することは少ないのですが、模様がきれいだったり、形が面白かったりするものは別扱いです。
「ムラサキシラホシカメムシ」 別名ツヤマルシラホシカメムシともいうようです。
どこがムラサキ色なんでしょう。
光の当たり具合では、ムラサキ色に見えることもあるようです。
イタドリハムシ
ビロードツリアブの活性はあまり高くなく、枯れ落ち葉にとまっていることが多く、吸蜜しないので手持無沙汰にしていたら、イタドリハムシが目にとまりました。
探すと、何匹も見つかりました。成虫越冬するんですね。
盛んに飛んだのは、いっときだけでした。
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自然の造形物
なんか、ホッとするかたち……
ハグロハバチの幼虫でした。
孤独
日陰の林縁で、ひときわ目立つ白。シロヒトリ。
ひとりと言っても「一人」ではなく、「灯取り」なので、孤独が好きなわけではありません。
赤がアクセントになっていて、オシャレですね~。
首の皮1枚
わずかなところでまだつながっていることから、可能性がわずかでも残っていることを言いますが、考えてみたら、皮一枚でつながっているっていう状態は、生きてはいけない残酷なシーンですよね。
これはコチャバネセセリという蝶の巣。ササ類の葉を食べた残りの中脈だけを残して、葉先を丸めて巣を作ります。
中脈1本でつながっているという面白い形をしているので、見つけやすい巣です。最後は中脈を切り落とし…
眼がステキ
「眼がステキ」なんて、一度でいいから言われてみたいものですね。
何アブなのかわかりませんが……。
え~ぃ、放せったら放せよ~
前脚の付け根の色を確認しようと捕まえたら、暴れること暴れること!
オオカマキリでした。
フレキシブル
生き方がこうもフレキシブルだと、良いのですが。
イチモンジセセリの口吻って、直角に曲がるんですね。ちょっとビックリ。
にじり寄る
イチモンジセセリにロックオン!
にじり寄っていったのですが……。
「そんなことは先刻承知」とカマキリをあざ笑うように、頭上にとまり直したイチモンジセセリでした。
じっと待つ
オオカマキリがじっと獲物を狙っていました。
狙われていたのは……。
そう簡単には捕まえられず、しばらく経ってから見ても、まだ待ち続けていました。
ヤマトシジミ 産卵
カタバミが群生している場所でヤマトシジミが飛び回っていたので、産卵シーンが撮れるかと、しゃがみこんでじっと待ってみました。
幼虫を探すには、ちと暑すぎました。
ムシクソハムシ
体長は3ミリほどで、きれいなハムシが多い中では、蝶や蛾の糞に似せた色形をしている特異な存在。
なんとも気の毒な名前を付けられたもので、同情したくなりますね。
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ウスバカゲロウの幼虫
フィールドではきれいな写真が撮れないので、連れて帰りました。
紙の上に置いて動画を撮影しました。
後ずさりする姿を撮っていたら、停止してお尻をモゾモゾと動かしていたと思ったら、オシッコをした!!
これが19年前だったら、幼虫の間は排泄しないというのが定説だったので、大発見だったのですがねぇ。
「アリジゴク」は幼虫が乾いた土に作る獲物を捕まえるためのも…
アケビコノハ 幼虫
目玉模様に惹かれて、いったい何だろうと思って見て、そのうちどうなっているのかわかってきて、ギャァ~!! と叫んだ方がいらっしゃったかも。
アケビコノハという蛾の幼虫です。虫撮りに歩いているときに、アケビの蔓を見つけると探してしまいますが、今年はなんと、我が家の庭にいました!
目玉のような模様は「眼状紋」と呼ばれていて、鳥などの天敵に「ひるませる」効果があるよう…
ヒメクロオトシブミの揺籃づくり
今の時期、カシ、ケヤキ、フジなどで盛んに揺籃を作っているのがヒメクロオトシブミ。
無風というわけにはいかないので、撮影するのが大変です。
もっと大変なのは、製作者本人のヒメクロオトシブミで、切って丸めようとしている葉は、
さながら大波に翻弄される小舟のごとしです。
完成です!!
ここまでの所要時間は2時間を超えました。
…
オオカマキリ 鎌を振り回す
鎌を振り回したのがニンゲンだとニュースになってしまいますが、今の時期に目立つのが、カマを振り回すカマキリ。
この日も短時間に何匹か見ました。
最後の1匹はモデルになってもらいました。
前足の付け根が黄色いので、オオカマキリのようです。
カマを拡大すると……。
これで掴まれたら、獲物は身動きできなくなりますね。
別…
タバゲササラゾウムシ *束毛が擦り切れた?
10月に入っても、タバゲササラゾウムシの姿を見ることが出来ました。10月2日撮影。
ヒメコウゾの葉裏にいました。
片側が斜面で、葉と葉の隙間からでないと撮れないので、かなり無理な姿勢を強いられました。
あまりにつらい姿勢なので、カメラをコンパクトカメラに持ち替えて、そっと葉の位置を変えようとすると……。やっぱり、ポロっと落ちてしまいました(T_T)/~~~
残った1匹…
イナゴとツチイナゴ
農作業の形態が変わって、コンバインによる収穫が主流になり、こんな風景はなかなか見られなくなりました。
秋の田んぼといえば、ぴょんぴょん飛び出してくるイナゴ。
成虫で越冬するツチイナゴもいました。
オッサン顔をしています。
雨に打たれる エビガラスズメ
用事で市役所に行った帰り、車道に雨に打たれているスズメガがいたので、道路わきに生えているタンポポの葉を千切って、それにつかまらせて家まで運びました。
新聞紙に載せると、翅を震わせ始めました。
植栽の上で。
当地は台風の直撃コース上にありましたが、風雨が酷い夜になることはありませんでした。
ウラナミシジミとウラギンシジミ 幼虫と成虫
今の時期、クズの周りを飛んでいるのはウラギンシジミとウラナミシジミが目立ちます。どちらの幼虫もクズの花にいます。ウラナミシジミの幼虫も蜜を出すのでしょうか、アリが居場所を教えてくれます。 どこに幼虫がいるか、わかりますか?
成虫はこんな姿です。
ウラギンシジミの幼虫は、何度も登場しています。
こちらは蜜は出さないようで、アリも素通りです。
成…
マメハンミョウ
先月、撮影したマメハンミョウ。
腹が減っているのか、せわしなく動き回りながらせっせと葉を食べていました。
体液には毒の成分が含まれているそうなので、素手では触れないように……。
トックリバチ
庭に立てかけてあった古い簾に、土の徳利がくっついていました。
別の日、庭のシソの花に来ていたのは……トックリバチ科と思われるハチ。
上の土の徳利の製作責任者だとは断定できませんが……。
とっくりばち (かがくのとも特製版)福音館書店吉谷 昭憲ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by
林縁の生きもの *シモフリスズメ幼虫
ムラサキシキブにシモフリスズメの幼虫がいました。
尾角のアップ。
腹足のアップ。
尻尾は犬の顔みたい。
横向きにしてみます。
林縁の生きもの *アカスジキンカメムシ幼虫、ササキリ、ムラサキシジミ
アカスジキンカメムシの幼虫がいました。今季、集団になっているのはまだ見ていません。
鳴いているササキリ。
翅を開いてくれたムラサキシジミ。
迷惑な来客 *ウシアブ
玄関の網戸にとまっていました。
内側からだとうまく撮れないので、庭に出てぐるっと回って……。
あんまり逃げないので、捕まえて接写しようと手を伸ばしたら、やっぱり逃げられました"(-""-)"
オオミズアオ♂
♂に出合ったのは何年ぶりでしょうか。
最初に見つけたのは地面の上で、残念ながら、すでに絶命していました。
♀の姿は先日紹介したばかりです。 → こちら
センチコガネ
公園を歩き始めてすぐ、階段を降り始めたところに輝く甲虫が……。
これはセンチコガネ!!
公園内をぐるっと回り、最初の階段の下でトウキョウヒメハンミョウを撮り、階段を上り始めると、またそこにセンチコガネが! 最初に出合ったのとは色合いが違うので、別個体のようです。
アブラゼミの死骸をかじっているようでした。
トウキョウヒメハンミョウ
ちょっと前から確認はしていたのですが、小さく地味だし、陽に照らされながらしゃがみこんでの撮影はきついので、きちんと撮ってきませんでした。
動くときは速いです。
オオミズアオ♀
葉の裏からわずかに翅が見えていたので、気が付きました。
表に出てきていただきました。
翅がちょっと痛んでいたのが残念。
きれいな♂には久しく出合っていません。
数日後に出合った♂は →こちら
林縁の生きもの *ヤブカラシの花に集まる生きもの
ヤブカラシの花が咲き、そこに生きものたちが集まってきています。ヒメスズメバチ。羽音が大きく、その音を聞いただけで腰が引けてしまいます"(-""-)"距離を取って、その分、トリミングを……。
クロアナバチも。
これは……テントウムシの仲間の幼虫かな?
ヒメカノコテントウの幼虫のようです。
テントウムシの幼虫というと、アブラムシを食べる肉食のイメージがありますが、
この時は…
よってたかって *クロウリハムシ
この時期、林縁で勢いがあるのはカラスウリ。すでに実をつけているものもありました。
その葉に群がっているたのは、クロウリハムシ。
トレンチ行動をとっているものも。
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タマムシ
今年もテニスコートで捕まえました。
左手でつかんで真上から接写。いずれもダブルクリックで、大きいサイズでご覧いただけます。
横から。
ひっくり返して。
はっきり口とわかるのかと思ったら、なんとなく口の形をしているんですね。
全身を撮ろうとコートに置いたら、カメラを構える前に飛んで行ってしまいました"(-""-)"
紅一点 *ホオズキカメムシ
隣の市の牧場や林縁を歩き回ったのですが、この日もヤマブドウハトックリフシは見つけられず……。探し始めてからこれまでに200株以上のノブドウやヤマブドウを見たのに、ないもんですね~。「7月から目立つようになり、9月には脱落する」ということなので、探せるのもあとわずかということになります。
カメムシの名前もわからずに撮った1枚。ホオズキカメムシというようです。ダブルクリックで大きくなります。
タ…
林縁の生きもの*ムラサキシジミの産卵
この時期、林縁を歩くと必ず出合えるのがムラサキシジミ。翅を閉じていると、地味で目立ちません。翅を広げる素振りが見えたり、産卵行動が始まると、俄然、面白くなります。
この時はよく撮れなかったので、別個体が産卵した卵を……。
翅を広げてくれると、とてもきれいです。最後はノートリ。翅を広げて落ち着いている場面にはなかなか出合えません。
林縁の生きもの *フタトガリアオイガ、モモスズメ…
この日の散歩で最初に出合ったのが、これ。フタトガリコヤガ。フヨウに付いているのをよく見かけます。【追記】 分類が変更になり、標準和名がフタトガリアオイガになりました。
この日はイモムシのあたり日? 見上げたサクラにいたのはモモスズメの幼虫。
見上げたついでに見つけたのは、クワカミキリ。1匹が落ちてきました。
同じ木にキボシカミキリもいました。
この日の獲物は何でもよかったわけでは…
オニヤンマとコオニヤンマ
とまっているオニヤンマを、指で捕まえることが出来ました。
翅を指でつまめば、どんな角度からもアップで撮影ができちゃいます。
尾の形状からすると、これは♂のようです。
ちょっと離れた場所でも……。
今日はオニヤンマの当たり日だと思ったのですが……。
眼と眼が離れていて、これはオニヤンマではない……。
腹部先端もこんな形。
サナエトンボ科のコオニ…
シモフリスズメ
ブルーベリーの実がヒヨドリに食べられてしまわないように覆ってある不織布に、見たことがないスズメガがとまっていました。とっても地味で、図鑑で調べると、すぐにシモフリスズメだとわかりました。
10ミリの方眼罫の紙にとまらせました。
翅が痛んでおらず、羽化したばかりのようだったので、我が家の庭で育ったのではないかと思います。
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると、幼…
ゴマダラオトシブミ♂
林縁のクリの木に、揺籃がいくつもあって、通るたびに見上げていたら、高いところの葉にゴマダラオトシブミが2匹いました。
枝を手元に引き寄せて2匹とも捕まえようとしたのが間違いで、1匹は飛んで逃げてしまいました"(-""-)"
残った1匹。
1センチの罫線が引いてある紙の上です。
♀なら上翅前縁の肩部に突起があるので、これはどうやら♂ですね。
逃げたもう1匹も確認したか…
ハイイロチョッキリ
これまでクヌギシギゾウムシとハイイロチョッキリが識別できず、あやふやな記事を載せたことがありますが、今回のはハイイロチョッキリだと思われます。
最後の1枚は大きいサイズですので、ダブルクリックしてご覧ください。
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ヒメウマノオバチ
ここ数日で、ヒメウマノオバチの姿を何度か見かけるようになりました。
頼りなく飛ぶので、撮れそうだと何度か挑戦して、ようやく撮れた1枚。
いずれもダブルクリックで大きな画像をご覧いただけます。
ゴマダラカミキリ 飛ぶ
林縁を歩いていたら、枯れ草にゴマダラカミキリが。
今日の画像はダブルクリックで大きくなります。
足元がしっかりしていないので、飛び立ちたくてもなかなか決断がつかない様子。
おっ、飛ぶぞ!このときは翅鞘を開いただけでした。
風に揺れる枯れ草で、バランスをとるのに苦労していました。
風がやみ、それ今だ! というのにもためらい……。いい加減、飛べよなと思っていると……。飛んだのは…
ウシカメムシの幼虫
昨季、初めて見ることができたウシカメムシの幼虫に、今季も合うことが出来ました。
林縁のススキにとまっているのに気づいて、場所を移ってもらって撮影しました。
正面からも。いずれもダブルクリックで大きくなります。
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これは新種のゾウムシか!
林縁のススキに、見たことがないツートンカラーのゾウムシ!
連れて帰って、紙の上で撮影しようと容器から出すと……
あらら、移動は短時間だったのに、死んでしまった! 暑かったからなぁ……。
ツートンカラーのゾウムシを画像検索しても、同じようなものは見つかりません。
これは新種だったりして!!
さらに、側面、背後から撮って、撮影画像を拡大すると……。
ツートンカ…
マダラアシゾウムシ
コンクリートの擁壁にとまっていました。
どうやらゾウムシの仲間のようなので、連れて帰りました。初見でした。
触ると、死んだフリをします。
庭のクヌギの若木にとまらせて。この1枚はサイズが大きいのでダブルクリックしてご覧ください。
マダラアシゾウムシという名前のようです。カメラを替えて撮りなおそうと、戻った時には姿を消していました。
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ヤブカ 再び
なかなかきれいなので、最近はヤブカがいれば撮るようにしています。
ハエドクソウの花にやって来たヤブカ♂。ヒトスジシマカではないようです。
最後の2枚は大きいサイズですので、ダブルクリックしてご覧ください。
けっこう綺麗なものですね。
とはいえ、年間を通じて最もニンゲンを殺している生物の第1位は、なんと、この「蚊」!
第2位がニンゲン同士のいわゆる…
ヘリグロリンゴカミキリ
初めて見ると、いったい何の種類に分類されているものなのか悩むものがいます。プロポーションはジョウカイボンのようでもあり、カミキリムシのようでもあり……。ヘリグロリンゴカミキリという名前のようです。
アリのようで
「アリのように見えるけれども、アリではない」というのがいます。
ここによく登場するのがアリグモ。これはハサミが大きいので♂。
クロオオアリによく似ています。
上のアリグモを細身にしたようなヤサアリグモの♀。ハサミが小さい分、さらにアリに見えます。
こちらはカメムシの仲間。
ホソヘリカメムシの幼虫でしょうか。
自然観察ランキング
ハムシ2種 カシワツツハムシとフジハムシ
「虫撮り」をしていて自然と目が向くのは、体長数ミリの昆虫とハエトリグモの仲間です。絞り込まないことには、ちょっと間口が広すぎます。その中でも「葉上の宝石」とも称えられるハムシの仲間は、日本に660種もいるんだそうで、ここに登場したものでも、アカガネサルハムシ、イタドリハムシ、イチモンジカメノコハムシ、イノコズチカメノコハムシ、ウリハムシ、セモンジンガサハムシ、カメノコハムシ、ジンガサハムシ、ムシ…
マメコガネ
相手を求めて飛び回っているマメコガネ。
ゆっくり飛ぶので、ちゃんと撮れそうなのですが……。
相手を見つけると近くに降りて……。飛んでいたのは♂でした。
林縁の生きものたち
ここ10日ほどの間に出合った林縁の生きものたちです。
オバボタル。
キアシヒバリモドキ(幼生)で合っているでしょうか。初めはウスグモスズかと思ったのですが……。
めずらしく蛾が全身を露わにしていたので、何種類か……。
コウゾハマキモドキではないかと思います。
セスジナミシャク。
ツマオビアツバ。
…
ガガンボの仲間?
前に松葉のようなクモを紹介したことがありましたが、またそれかと思ったら……。
アジサイの花にいました。一体これは……。
少し角度を変えると、脚は6本。
どうやらガガンボの仲間(ヒメガガンボ?)のようでした。
正対して撮る前に、飛んで行ってしまいました。
初見を含む蛾 いくつか
蛾は「意外ときれいだ」と思ったり、「デカイ!」というもの以外、レンズを向けることは少ないのです。
蛾が全身をあらわにしている場合は少なく、飛び出しても葉の裏側に素早く身を隠してしまうことがほとんどです。ですから撮影するとなると、葉の裏にくっついているものを潜り込んで下から撮ることになり、その姿勢を保てなかったり、見上げたとたんに飛ばれてしまい、苦労が水泡に帰することが多々あります。どうせ逃…
おいおい そこは
ヨモギにくっついているのをよく良くみるのが、コガシラアワフキ。
それが撮影中のマクロレンズのフードに……。
動きがあると、ちょっとかわいらしいですね。
おいおい、そこはレンズフードだろう……。
別の日、別の場所のコガシラアワフキ。
移動しようと車に乗ったら、首筋でなにやら動くものが……。
そっと掌で包むように掴むと、ハエトリグモでし…
藪蚊 *ヒトスジシマカもしくは類似する種
デング熱で大騒ぎしたときに、その媒介をするというので駆除対象になったのはヒトスジシマカでした。吸血するのは♀だけなので、♂の画像を探してもなかなか見つかりません。
【6/28 追記】ツユヒメさんから、ヒトスジシマカ♂が紹介されているサイトのお知らせをいただきました。参照したところ、ヒトスジシマカ♂と思われますので、以下を訂正します。ツユヒメさん、ありがとうございます。
【6/29 追記】さら…
ムラサキツバメ♂
林縁に頼りなく飛ぶ蝶がいました。
ヒメコウゾの葉にとまったときに尾状突起があるのを確認できたので、
これはムラサキシジミではないと瞬時に臨戦態勢に!
当地ではムラサキシジミはよく見かけるものの、ムラサキツバメは見た記憶がなかったからです。
飛んでいる姿を撮ったら、翅を開いた瞬間がたまたま写っていました。
とまって翅を開いてくれました。
…
オオナミモンマダラハマキ
昨シーズンに初めて名前が分かり、その後はもう出合わないかもしれないと思っていましたが、今季はあちこちで出会います。
名前が長いので、なかなか覚えられません"(-""-)"
別の日、別の場所で撮影したものと比べると、上の個体は地味で、下の個体はかなり派手。
模様が明らかに違いますねぇ "(-""-)"
……これは♀と♂なのか、それとも別の種類なのか??
…
ゾウムシ3種
林縁の植物の葉の上では、ゾウムシの仲間がよく見られます。
ヨモギでよく見るのはハスジカツオゾウムシ(9-14ミリ)。
シロコブゾウムシは、大きい(13-15ミリ)ので迫力があります。
死んだフリをするのが得意です。
昨季、初めて見たタバゲササラゾウムシとしたものと同じかどうか……。
クワ(ひょっとするとヒメコウゾかもしれません)の葉にいました。
…
ハムシの仲間
今の時期、ハムシの仲間にはよく出合います。
ヒゲナガルリマルノミハムシと言うようです。
とまっているのはハエドクソウ。なぜかこの葉がお好みです。
捕まえようとすると、ピンとノミのように跳ぶので、ノミハムシと名付けられたようです。
キベリクビホソハムシ。
模様が特徴的なので、調べればすぐにわかると思ったら意外に苦戦しました。
それもそのはず、斑紋には変異…
ゴマダラオトシブミ
クヌギの若木で見つけました。今季、初でした。
♀に見られる上翅前縁の肩部分にある突起がないので、♂ですね。
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ムラサキシジミ
出あえたとしても、必ずしも翅を広げてくれるとは限りません。
この日も……。
次にとまったところでも……。
これはダメかとあきらめかけた時に !
大きくトリミング。♀ですね。
ホソミオツネントンボ
アオイトトンボ科ホソミオツネントンボ♂の成熟個体で合っているでしょうか。
こんなにきれいな個体は初めて見ました。
ヒメゴマダラオトシブミ
初めて歩いた林縁で、ルリオトシブミ族(識別は実体態顕微鏡レベルなのだそうです)がいたので足を止めると、アカネの葉の上にも別のオトシブミがいました。こっちの方がデカイ!
ヒメゴマダラオトシブミといって、揺籃をエノキ、ケヤキなどに作るそうです。
今季はまだ ゴマダラオトシブミ を見ていませんが、
連日、オトシブミを観察出来ているので、ラッキー!
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ヒメクロオトシブミの揺籃づくり *ブログ開設10周年*
ブログというものを始めてから、今日でちょうど10年になりました。
ヒメクロオトシブミがクヌギの若木で揺籃を作り始めていました。
最初は2匹いたのですが、上に歩いて行った1匹は、姿を消してしまいました。
ここまでで32分。しゃがみこんでの手持ち撮影の限界でした。
昼食をはさんで2時間後に戻ってみたら………
ミミズク 成虫
幼虫ばかりに出あっていたミミズクの成虫がいました。
探せばいるものですね。
初見だとばかり思っていたら、2年前にちゃんと親の姿も紹介していました"(-""-)"
歩き回るミミズク
まだ幼虫でしたが、今季3度目の出あいでした。
ミミズク幼虫。上が頭。
頭は下。
魚のアンコウを彷彿させる顔だちをしています。
ピタっと止まると、あとはじっとしていました。
林縁の生きもの *アカガネサルハムシ*
この時期、ノブドウの葉上で見られるのがアカガネサルハムシ。
まだちょっと早いのか、あちこちで見ることはできず、局所的でした。
交尾も。
林縁の生きもの イチモンジカメノコハムシ セモンジンガサハムシ
更新に間が空いてしまいました。その間冬眠していたわけではなく、楽しんでやっていたことがありました。撮影にはほぼ毎日、出かけていたので写真整理に追われていたのはいつもと同じでした。
ジンガサハムシやイチモンジカメノコハムシの交尾が見られるようになりました。イチモンジカメノコハムシの幼虫の姿がありました。
背中に自分の糞を背負っているのですから、何度見ても不思議です。
イチ…
カミキリ3種
サビカミキリの仲間は地味なので枯れ枝にとまっていると、なかなか気づきません。
この日、フジの枯れた蔓にいたのは……。
ワモンサビカミキリの♂と♀でいいのかな?
同じ蔓にいたけど、どうやらこれは違うみたい……。
ナカジロサビカミキリ。
シラホシカミキリは今季初。
尾の先って、こんなに尖っているんですね。
ウスモンカレキゾウムシ
林縁を歩いていたら、根元を伐採されて宙ぶらりんになっているフジの枯れた蔓の上を歩いている昆虫が……6ミリほどの大きさで、枯れた蔓の上では見事に同化しています。目を凝らすと、どうやら初見のゾウムシの仲間!!調べてみると、ウスモンカレキゾウムシという名前のようです。
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我ながら良く見つけたものだ *ヒシモンナガタマムシ*
体長5~8ミリと、とても小さい甲虫が若木の葉にいました。見た瞬間、体型からしてタマムシの仲間だと思いました。
ヒシモンナガタマムシといい、エノキやケヤキなどで見られるそうです。特に珍しいわけではないですが、こんな小さいのを我ながら良く見つけたものだと嬉しくなりました(^o^)
ムラサキシジミの産卵
カシの若木の周囲をムラサキシジミが飛び回っていました。
若芽に産卵することが多いようで、この日も止まって葉先の芽の所まで行っては気に入らないのか、またヒラヒラと飛ぶ姿が見られました。
100ミリのマクロで撮影。
観察していると、ある程度伸びている芽を探しているようです。
産卵しました。
カメラをOlympus TG-3に持ち替えて。
ツマキチョウの産卵
成虫は年に1回、今の時期にしか現れません。
この日、太陽が雲に隠れてしまうと、肌寒さを覚えるほどでしたが、陽射しがあると田圃の上をヒラヒラと飛ぶ姿が見られました。
タンポポに止まる♀。
スミレに止まる♂。
タネツケバナに産卵。
カメラをOlympus TG-3に持ち替えて、その卵。
成虫がこの時期しか出現しないということは、孵化した…
気がつくのは……
何度も見ていたはずですが、この日は鳥の姿といえば、いつものアオジとカシラダカ、地鳴きのウグイスぐらいだったので気がつきました。
どうしてこれまで気がつかなかったのか……「鳥目」になっていて、虫には目が向かなかったせいなのか……不思議です。道路からは10メートルほど離れていました。
望遠150ミリ、ノートリだと、こんな景色です。
これだと何を撮ったのか、わかりませんね(^_^;)…
乱入者との攻防戦
ヤマトシジミがペアでいるところに、乱入してきたもう1頭。
攻撃は執拗に続き、撮っている方が先に根負けしました(^_^;)
500ミリ手持ち、ピントマニュアル、ノートリです。
何回目かの へ~ぇ、そうなんだ!
「へ~ぇ、そうなんだ」と思ったことは、これまでに何度もありますが……。
小学校1年生の冬から社会人になる前まで、父が勤めていた会社の東京・杉並区の社宅に住んでいました。戸建ての社宅で、隣とはマサキの生け垣で仕切られていました。毎年、マサキにたくさんの毛虫(黒い筋があるコロンとしたクリーム色)が発生し、それを相手に遊んでいました。いつの時期に発生するのだったかははっきりしませんが、時々目にするヒ…
よりによって、ムシクソハムシなんていう名前を付けられて
この日、林縁を歩いていたら、お腹が大きいオオカマキリが枯れた竹に逆さまにとまっていたので、これは産卵するに違いないと、しばらく観察してみることにしました。
ところが30分経っても、産卵を始める気配は見られませんでした。
待つ間、近くをウロウロしていたら道路脇の葉に……!
これは……。
たいていはホンモノの虫の糞のことがほとんどなのですが、
これはまさに「糞のように見えるハムシ」その…
ヤマトシリアゲ(秋型)
林縁を歩いていたら、クモの巣にヤマトシリアゲがひっかかっていました。
―そう思って、コンパクトカメラを近づけて撮ろうとしたら、飛んで逃げました。
クモの獲物をちゃっかり横取りしていたようです。
どこに逃げたかと探すと、近くの葉にとまっていました。
何度か止まる場所を変えて、クモの巣の近くを飛んでいるうち、
大胆にもクモの糸に飛び付きました。
からまってしまうこ…
クロコノマチョウ 2度目の遭遇
分布域が北上していると言われるクロコノマチョウですが、2度目の遭遇でした。
夏型の♀のようです。
幼虫を見つけた時の記事は →こちら
親を初めて見た時の記事は →こちら
どちらも2010年でした。5年に1度というのは、けっこうレアですね。
冬に向けて スズメ 2種
このところずっと虫が登場しているので、「おお、久しぶりに鳥! イエスズメとニュウナイスズメかな」と思った方、ごめんなさい。今日も○○スズメの幼虫です。
1週間ほど前に見つけた、ブドウスズメの幼虫。
さらにその1週間ほど前に見つけたのは(たぶん)モモスズメ。
けっこう似たのがいるので、食草が何だかわからない撮り方はNGですね(^_^;)
冬に向けて ジャコウアゲハ
今季前半は、蔓を伸ばしたウマノスズクサにジャコウアゲハがちっとも来てくれず、残念な思いをしていました。まあ、来れば来たで、食い散らかす有様に腹を立てていたのでしょうが。
晩夏になって、ようやく♀の姿が見られました。
盛夏に産卵されなかったので、ウマノスズクサにはたくさんの花が咲きました。
卵はたいてい数個ずつかたまって産み付けられます。
幼虫もいました。
こ…
冬に向けて フクラスズメ
この季節、イラクサ科のカラムシやアカソ類が多く生えている林縁を歩くと、
フクラスズメのド派手な姿をよく目にします。
終齢幼虫なのでしょうか、わき目も振らずにムシャムシャと食べていました。
冬に向けて ホシヒメホウジャク
スズメガ科の幼虫は尾角というツノがお尻にあるのが特徴です。尾角があってもスズメガ科ではないものもいますが。
自宅の駐車場をせっせと歩いていたのは、ホシヒメホウジャクの幼虫。
特に長いアンテナのような尾角を前後に振りながら歩いていました。
冬に向けて ゴマダラチョウ
近年、外来種のアカボシゴマダラの繁殖が確認されています。近所でも目撃情報があります。ゴマダラチョウ、オオムラサキと同じエノキを食草にしている点が重なるので、繁殖拡大が危惧されています。
この日、見つけた幼虫は、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、さて、どっち?識別点はツノ部分ではなく、お尻の突起部分。
先端が開いているので、これは在来のゴマダラチョウでしょう。開かずに平行なのが、アカボシゴ…
夏の終わり
盛夏がいつの間にか過ぎて、昆虫の死骸が目につくようになると、夏も終わりだなぁと……。
猛暑が続いていたときは暑さを恨みましたが、秋が来るとなると、さびしいですねぇ。
冬に向けて クロアゲハ
初秋を迎えて、冬に向けての準備が始まっています。
庭のグレープフルーツの木(実生)にいたのは、ナミアゲハの幼虫とは違うようです。
もうちょっと大きいのもいました。
つっついて、臭角を出してもらいました。
クロアゲハの幼虫でした(^o^)
ヘクソカズラグンバイ
昨季、ヘクソカズラグンバイというものの存在を知った時期が遅く、なかなか見つけられずにいましたが、今の時期に探せば、けっこういることがわかりました。
ヘクソカズラの葉がこんなふうに白っぽくなっていると、その裏側にいます。
成虫。
成虫と幼虫。
ヘクソカズラの葉裏で撮ると、汚らしいので別の葉に移ってもらって……
屋外の手持ち撮影では、これが限界かな。
…
脱ぎっぱなし
脱皮を繰り返しながら成長していく生きものは多いはずですが、脱皮殻がそのままそっくり残っていることはそんなに多くありません。
これは誰が脱いだものでしょうか。
こちらはオオカマキリかな?
触角の先の細い所まで上手にそっくり脱ぐのは大変だと思います。
アケビコノハ幼虫
ミツバアケビが生えていると、そこにアケビコノハの幼虫がいないか、つい探してしまいます。
先日見つけたのは、終齢幼虫で寄生バチに卵を産み付けられている ものでした(T_T)
この日、ようやく元気なのを見つけました。
生き残り競争をくぐり抜けていけるといいのですが……。
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オニヤンマ
悠然と飛んでいるオニヤンマ、飛んでいる姿をマニュアルで追いかけて撮るのはむずかしく、置きピンにして、そこに飛んできたときにシャッターを切るのが良いのでしょう……。
止まっているところに遭遇することが稀にあります。うれしいですね(^o^)
近づいても逃げませんでした。
マルカメムシ
洗濯物を取り込んだ時に、くっついていることがあります。たたんでいるときに悪臭で気づいたときには時遅く、最悪(T_T)です。
マルカメムシは成虫、幼虫ともに、クズなどのマメ科植物を吸汁しますが、
この幼虫はイノコズチ(ヒユ科)にいました。周りにはクズが生い茂っていました。
イノコズチカメノコハムシを探している時に見つけました。
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素性不明 ウスグモスズ
ウスグモスズに出合ったのは2度目でした。
産卵管があるので♀ですね。触角がとても長いんです。
日本で1970年に東京の渋谷区で発見され、日本でしか確認されていないのに、「外来生物」として扱われているようです。クサヒバリに似ていながら、♂は鳴かない(鳴けない)という、なんとも不可思議な生きもの。
キノカワハゴロモ
ハゴロモの仲間で出合う頻度が高いのはアオバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、スケバハゴロモで、キノカワハゴロモにはシーズンで1度出合えればラッキーという感じです。
この日、久しぶりに出合えました。
キノカワハゴロモに最初に出合った時は、ミミズクと区別がつかなかったようで……(^_^;)
→こちら(他のハゴロモ類も並んでいます)
ヒメウマノオバチ
急に涼しくなりました。このまま一気に秋になってしまう訳ではなさそうですが……。
今季もヒメウマノオバチには出合えたものの……。
産卵管だけでも15㎝もあるという、ウマノオバチ♀に出合いたいなぁ。
獲物(4) アブラゼミ
葉につかまったアブラゼミが動いていたので、気づきました。
ところが、腹と見えたのは、スズメバチのお尻でした(@_@)
アブラゼミの足先が葉にひっかかっているだけで、動いていたのはスズメバチ。
前に回ってみたら……
すでに体の中身はカラッポになっているようでした。
アブラゼミの獲物という話ではなく、アブラゼミが獲物になってしまった話でした。
獲物(2) ホソアシナガバチ
ホソアシナガバチが葉の上で獲物を調理していました。
獲物は何なのかを確かめる前に、目を離している間に運び去されてしまいました。
巣ではない所でたむろしている姿を良く見かけます。
黄色っぽいので、良く目立ちます。
クヌギの樹液に
この木でオオムラサキを見つけたこともあるのですが、今季は未だ……。
スズメバチと甲虫類が集まっていました。
コイツがいると、ビビッて近寄れません(^_^;)
左上にいるのはヨツボシオオキスイ。
ヨツボシケシキスイは良く見ますが、ヨツボシオオキスイは初見でした。
クワガタの♀。さて、何クワガタ?? オオクワガタかなぁ??
カブトムシやクワガタムシは、ツノや大顎がない…
アメリカ原産 アワダチソウグンバイ
アワダチソウグンバイはアメリカ原産で帰化したそうです。
セイタカアワダチソウの葉にいました。
飛ぶかと思ったのですが……。
もうすこし拡大してみます。
大きさは3~4ミリほどしかないんです。
グンバイの仲間はどれも小さくて、少しの風でも揺れてしまうので、野外での撮影はむずかしいものがあります。前にヘクソカズラグンバイを紹介した記事は →こちら
ツツジグンバイを…
植物 VS 昆虫
大げさなタイトルですが、植物と昆虫の戦いは身近なところで見られます。
クロウリハムシ。かわいい顔をしています。
このクロウリハムシやウリハムシが食事をする時に、いきなり葉を齧ると、植物は防御物質を分泌して、食べられるのを防ごうとするのだそうです。
円を描くように齧って防御物質を出させておいてから、円の中の葉を食べるようです。
これをトレンチ行動というのだそうです。
この…
三つ巴
交尾中のペアに、別の♂が割り込んでくるという構図は昆虫に限りませんが……
コフキゾウムシは個体数が多いので、こんな場面も日常茶飯事です。
下に潜り込んで、ペアを引き離そうとしています。
コフキコガネはあまり好きではないと前に書きましたが、同じ「コフキ」とついた、コフキゾウムシはけっこう好きです。