小さな昆虫類を撮影する時、マクロレンズを使って細部が良く分かるように、なるべく大きく写そうとしてきましたが、100-400ミリ(使っているのカメラはマイクロフォーサーズなので、35ミリ換算だと倍の800㎜になります)の望遠レンズも使いようによっては、無謀とは言えない結果を残せます。
3センチに満たない大きさのチャイロオオイシアブが5、6メートル先にとまったのを撮っても、意外にも割とちゃんと撮れます。
これをトリミング拡大すると、こうなります。
マクロレンズで撮影したもの(下)とは、比べようもありませんが。

ヤマトシリアゲ春型の♂。これも400㎜の望遠で撮ったものですが、陽射しが届かない場所だったので、暗いです。
少しトリミング拡大して――
光量不足で色が出ず細部もはっきりしないというのは、生態を紹介する画像として「適当ではない」と言えます。マクロレンズで撮影したもの(下)とは、比べようもありません。
撮影する対象物の大きさが2~3センチであれば、数メートル離れていても肉眼でも存在が分かりますが、通常撮っている昆虫類は、ほとんどが体長5ミリ以下の小ささですから、離れていると肉眼ではその存在にも気付けません。
撮影条件がある程度整っていれば、十分に使えます。
近くで撮影することがむずかしいトンボ類は、望遠レンズを使って数メートル先を撮ります。
成虫で越冬したホソミオツネントンボ♂
ホソミイトトンボ
望遠レンズを使うのは、「警戒されずに撮れる」というのが、唯一のメリットでしょうが、画角が狭いので小さな対象をフレームに入れるのがむずかしく、手持ちで狙うにはある程度の慣れが必要です。
また、望遠とマクロレンズを付けたカメラを2台を持つことになり、マクロで近寄って撮りたいときに、大きな望遠レンズを付けたカメラは足手まといになります。これはけっこう厄介です。
歩き回って、結局、望遠レンズの出番が一度もなかった時は、「あ~ぁ、持ってくるんじゃなかった」ということになりますが、思いがけないシャッターチャンスに恵まれることもたま~にはあるので、厄介だとばかりは言えません。「荷物を持ってくれる助手でもいればなぁ」と、いつも思います。


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