ナカキシャチホコの幼虫か? その2

昨日の記事では、見つけた幼虫が食べていた葉は何だったのかなど、はっきりしない点が多かったので、改めて出直して、食樹を調べてきました。ついでに体長も測りました。
PA060064.JPG
お尻の所にスケールの端がぴったり当たっていないので、体長は46、7ミリほどでしょうか。


幼虫の姿が良く似ているとされる他の2種、ルリモンシャチホコの食樹はヤマハンノキ、ヤシャブシなどのカバノキ科なので、食樹が違うのでまず除外。もう1種のマルモンシャチホコは食樹はブナ科のブナやイヌブナですが、生息域が「山地」なので、これも除外すると、残るのはナカキシャチホコということになります。しかし、図鑑には「食樹はブナ科コナラ属のコナラ、クヌギ」とあり、この幼虫が食べていたのはクリでした。クヌギとクリの葉は良く似ていますが、「鋸歯」と呼ばれる葉の縁のトンガリ部分が違うので、この葉はクリで間違いありません。クリもブナ科ですが、クリ属で、属が違うのです。
生息域と食樹がぴったり一致すれば、この幼虫はナカキシャチホコだと自信をもって同定できますが、微妙に食樹が違うので、タイトルに付けた「?」マークを外すことが出来ません。
PA060066 ナカキシャチホコM.png

正面顔
PA060094.JPG

だったら、飼育して蛹で越冬させ、来年、羽化するのを待てばいいじゃないかって? 
それも考えなくはないのですが、この幼虫の美しさは良いとしても、成虫の姿はどうも……
見た目で探求心が萎えるのは、研究者の基本的な素質というものが、そもそも無いということなのでしょうね。


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