誕生日プレゼント

実際の誕生日よりは5日ほど前の1月28日のことでした。しばらく行っていなかったので、車で40分ほどのちょっと遠くまで。最初の目的地でトモエガモとミコアイサが撮れたので、帰りがけに次の目的地に寄ると、普段見ない光景がーー。道路脇の空き地と道路脇に、たくさんの車が駐車していたのです。
「これは何か珍しい鳥が出たに違いない」と、離れた場所に車を止め、カメラマンが密集している「現場」に歩を進めました。いつもはこういった場面は、敬遠して近寄らないのですが。
耳をダンボにして情報収集していると、「シベリアヨシキリ」「ヤブヨシキリ」「ウグイスに似ている」「セッカにも似ている」……などという話が聞こえてきました。

カメラマンの「出た!」のひとことで、居合わせた人たちが、眼前に広がる葦などが生える薮にレンズを向けて一斉にシャッターを押し始めました。
私は集団から外れた場所に立っていたので、たくさんのレンズが向く方向を見ても、枯れ草が見えるばかりで鳥の姿は見えませんでした。やがて枯草の間に見え隠れする鳥がいるのが分かるようになり、鳥が移動するにつれて、私が立っていた場所からも垣間見えるようになりました。なるほど、ウグイスと言われたらそう思ってしまうかもしれないような、よく動き回る鳥でした。

A1281379.JPGA1281394.JPGA1281562.JPGA1281563.JPGA1281571.JPG
A1281610.JPG
誕生日のビッグなプレゼントでした。


国内での観察例は少なく、県内では初記録のようです。

私がたまたま撮影した1月28日は大勢のカメラマンが集まっていましたが、日を追うごとにさらに人数が増えていったようで、遠く関西圏から撮影に来た人までいたという話も。
ネットで「シベリアヨシキリ」「ヤブヨシキリ」「ヌマヨシキリ」を検索すると、「オオヨシキリ」を含めた画像が出てくるので、混乱が起きなければいいのですが。
※この記事のアップ時にはタイトルに固有名詞を入れていましたが、情報が混乱しそうなので削りました。


人気ブログランキングでフォロー



この記事へのコメント