クロマダラソテツシジミというものを、初めて自宅の庭で見つけたのは2021年10月のことでした。
カタバミやマツバギク花が咲いているあたりを飛び回るシジミチョウの中に、ひとまわり大きいのがいたので撮影しました。ふだん目にしているヤマトシジミとは違い、翅裏に赤い模様がある、見たことがないものでした。
その時撮った画像は「不明シジミチョウ」として分類しました。
その時撮った画像は「不明シジミチョウ」として分類しました。
撮影したこの個体は、尾状突起と呼ばれるものが欠損していたことが、あとで分かりました。目立つ特徴的な箇所が欠けていたために、同定するまでに余計な時間がかかったのです。
その数日後、網で捕まえると、尾状突起がある別の個体がいたので、これが南方から急速に北上してきたクロマダラソテツシジミだということが分かったのです。
その後、庭に来るシジミチョウをさほど気にしていなかったので、毎年飛来していたのかどうかは不明です。
(この間、3年も経ったことに愕然)
今日のこと……。 数日前から冬鳥のジョウビタキの鳴き声が聞こえるようになり、部屋にいたら、外で鳴き声が聞こえたので、来た!とばかりにカメラを片手に庭に出ました。ところが、お向かい屋根を越えて飛んで行く後ろ姿が見えただけでした😢
未練がましく庭に佇んでいる時に、足元の花にシジミチョウがとまっていたので、しゃがみこんで翅裏を見ると、なんとこれがクロマダラソテツシジミ♂!! しかも2頭!!
(下の個体は尾状突起が1本欠損していました)
ジョウビタキは前の日に公園で撮影出来ていたので、良しとしましょう。
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