写真を撮り始めてから二ホンノウサギに遭遇したことは ―― 夜間に前を横切ったのを見たのを入れても、4回ほどしかありません。
まあ、日中に活動することが少ないからなんでしょうけれど。
この日は望遠は肩にかけ、虫撮りカメラを手に持って歩いていたら、自然保護エリアの谷津で遭遇しました。
とっさに虫撮りカメラで1枚撮りましたが、木の陰に入って、姿が見えなくなりました。
望遠に持ち替えて歩みを進めると、大木の幹の向こうで佇む姿が見えました。
気づかれないように、大木の後ろから狙いを定めると――
動画に切り替えても、姿勢を変えず、口元だけがかすかに動くのが分かるだけ。
何枚撮っても、同じ姿勢でした。大木のところまで近づいて、少しだけ大きく撮りました。
数分間、同じ姿勢でした。
この後、文字通り「脱兎のごとく」走り出しました。
ピントが合ったのは数ショット後でした。
方向を変えると、右手の斜面を駆け上っていきました。
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