谷津田に向かって歩き出したとき、すごい勢いで鳥が藪に突っ込んできて、悲鳴ともみ合う羽音が! 何が起きたのか、一瞬分かりませんでした。曇天だったので手にしていたのは虫撮り用の100ミリのマクロレンズをつけた一眼だけ。こんな時に限って!
しばらくガサゴソもみ合っているうちに、藪のてっぺんに姿を現したのはオオタカの若。
オオタカと狙われた鳥(なんだかは不明)が一緒に藪に突っ込んできたということのようでした。「お願いだから飛ぶなよ」と念じつつ、車に戻って望遠付きの一眼を取り出してきて撮り始めました。
オオタカは脚で獲物をかろうじて掴んでいたようで、しばらくもみ合いが続きました。そのうちに、オオタカの爪から逃れた獲物は藪の中に潜り込んでしまったようで、諦めたオオタカは近くの枝に飛び移り―
飛び去って行きました。
これまでに、オオタカがヨシゴイを捕まえたのと、やはりオオタカがムクドリを捕まえた場面を目撃したことがありますが、こんなこともあるんですね。いや~、興奮しました。3月31日撮影。