先日の記事、「4年前にも同じハチに出合っていたのに」のつづきです。
アザミ類の花を10数個切り取ってきました。観察する中では、枯れ始めた花を選んで産卵していた気がして(2014年の時もそんな印象でした)、主に頭花が終わって枯れ始めたものを総苞ごと取ってきました。
それを分解してみました。
何かしらの生きものがいた形跡(黒い細かなフン)があったり、幼虫らしきものの黒くなった死骸がありました。
10個ぐらい分解して死骸と痕跡があるのが2つ、3つありました。
まだ頭花の色が残っているものをまとめてズボッと抜いたら、白いウジ状の生きた幼虫がコロンと出てきました! 大きさは10ミリほどでした。
枯れかけた総苞の中にも幼虫がいるものがありました。
体型と頭部の模様が違うようにも見えますが、栄養状態の良し悪しと、頭部の色合いが濃いか薄いかの違いなのかもしれません。いずれにせよ、何らかの昆虫が花穂に産卵し、孵化した幼虫は花や種子部分を食べて育つのでしょう。
さて、これらは何の幼虫なのか……アザミ類に来るゾウムシの幼虫??
4年前は、採取してきた花をそのまま保存して、何かが出てくるのを期待したのですが、結果は頭花と総苞部分がカラカラに乾燥してしまっただけで、何も出てくることはありませんでした(T_T)/~~~
自然状態ではアザミ全体が徐々に枯れていくわけですから、そのようにしてやらないとダメなんでしょうね。生えたままの状態で花の部分にネットを掛けるとか……。
でも、庭に生えているわけではないので、それはむずかしいかも。
この記事へのコメント
ツユヒメ
●この幼虫を調べて見ましたが、名前が見つかりませんでした。
下記サイトは、有名な養老孟子氏のサイトです。 2014/10/31
記事の最後に、メンバラさんと同じようにアザミの中の幼虫を
オオゴボウゾウムシの幼虫だろうと書いておられます。
とりあえず ご参考まで。
http://www.yoro-mori.com/yoro_blog_cat/%E9%8E%8C%E5%80%89%E3%81%8B%E3%82%89/
●他のサイトにも2~3種類のゾウムシの幼虫もいるようです。
メンバラ
ありがとうございます。
私も数時間前に養老さんのサイトにたどり着き、お知らせいただいた記事を見たばかりです。オオゴボウゾウムシの幼虫の画像を探したのですが、私の検索のやり方では見つけられませんでした。