寄生するハチに2次寄生するハチがいる?

アカボシゴマダラの幼虫を探していたら、エノキの若木と隣り合わせに生えているツバキの葉の上に、整然と並んだ卵を発見。カメムシの卵のようだと、撮影した画像をモニターで拡大してみたら、卵の上に小さなハチが……
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これって、寄生するために産卵しようとしているところなのでしょうか。調べると、どうやらタマゴクロバチ科のハチのようです。

3日後、同じ卵のところに行ってみたら!!もぬけの殻になっていました。
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カメムシが孵化したのであれば、あたりにいるはずですが1匹も見つかりませんでした。
これって、すべて寄生蜂が羽化してしまったのでしょうか。

最初に撮影した時、卵の前列右から2個目から、寄生バチが誕生しかかっていたようです。まったく気が付きませんでした(-_-;)
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調べてみると、さらに興味深いことがわかりました。カメムシの卵に寄生するハチの卵が孵化する前に2次寄生をするハチがいるそうです。
2次寄生をするハチは、カメムシの卵の中が本来のカメムシなのか、寄生したハチの幼虫がいるのかを外から判断しているということになります。
カメムシの駆除のために天敵の寄生バチの研究が進められているようですが、いやあ、奥が深いですね~

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