林縁を歩いていたら、地面を歩き回っている胸が赤いアリのような昆虫に目がとまりました。
ムネアカオオアリ??
アリにしてはずいぶんと丸みがあるなぁと思いながら、足を止める時を狙って撮影し、家に帰って『アリ ハンドブック』を見ても、似たものは見つからず……。ムネアカオオアリとはすぐに違うことが分かりました。
「アリに似た」で検索しても見つからず……。
はて、これは一体何者?? 外来種なのか??
いったん「アリ」から離れて、ハネカクシの仲間や、アリに似ていればハチの仲間なのかと範囲を広げて調べていたら、辿り着きました。
【アリのようなハチ。翅が無く、アリそっくりに見えるのは♀で、♂には翅がある。胸部は赤く、腹部には白い紋がある】 「ミカドアリバチ」といいます。それにしても、ハチなのに翅がないのがいるんだ!!
♀は土中のトラマルハナバチの巣に入り込んで、幼虫に卵を産み付けるのだそうで、その巣を探して動き回っていたんだと思います。
良く似たムネアカアリバチというのもいますが、お尻の模様が違います。
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この記事へのコメント
ツユヒメ
以前にも見て頂いている、よく似たムネアカアリバチを
思い出し、見比べて観ると、ムネアカアリバチの方は
白い帯が1本で、ミカドアリバチとは違っていますね。
★こちらはムネアカアリバチのオスです、メスに翅がない。
https://s2014no64.at.webry.info/201411/article_3.html
メンバラ
ムネアカアリバチ♂の貴記事を見ているのに記憶の片隅にも残っておらず、ずいぶんと回り道をしました(-_-;) 翅がある♂を見てみたいものです。