不明幼虫

林縁を歩いていたら……。

虫好きの方なら、良くお分かりだと思いますが、植物に食痕があれば自然と注視してしまうもの。
「よく見つけられますね~」と言われるけれど、葉裏にいても、「本体」の一部分がわずかでも見えていようものなら、即座に見つけてしまうものです。

画像



  腰をかがめて視線を低くしてみれば……。
画像




  葉をひっくり返してみれば……。
画像



  頭部のアップ。
画像


  向きを変えて……。
画像



    さて、この幼虫は一体何の幼虫??


『イモムシ ハンドブック』(全3冊)を見ても、載っていないし……
ひょっとすると蛾の幼虫ではなく、蜂の可能性もあるのではと範囲を広げて調べていたら、偶然、ハバチの幼虫でそれらしきものを見つけました。

チャイロハバチという名で、食草はヘクソカズラだそうで、実際、ヘクソカズラにいました。
ヘクソカズラの葉を食べるハバチは、チャイロハバチ以外には知られていないのだそうで、一件落着(^^♪

この記事へのコメント

2018年05月30日 13:02
ハバチの仲間は色んな葉を食べる種ですが、
選りによってこんな臭いへクソカズラを食べるハバチが
いたんですね。今度探して見ます。
以前、真冬にホシホウジャクの幼虫を見つけ、餌の葉は
なく蔓を食べさせて育てたことがあります。
まさに、蓼食う虫も好き好きですね。
2018年05月31日 05:55
ツユヒメさんへ

自分が「想定する」範囲の狭さを思い知りました。
ハバチの幼虫の体には、透けた感じが多少ありますね。

この記事へのトラックバック