アカボシゴマダラ *要注意外来生物

アカボシゴマダラは、本来は奄美諸島にだけ分布していますが、近年、持ち込まれた大陸由来の種が人為的に野外に放されて定着したと考えられるものが、関東地方で分布域を広げています。
千葉でも発見報告が以前からありましたが、成体を見たことがなかったんです。うちの裏のお宅のご主人からは、近所で何度か目撃した話を聞いていました。

  林縁を何か所か歩いた最後のところで、ヒラヒラと飛んでいるのに出合いました。
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  葉にとまってもすぐに飛び立ち、じっとしてくれないので、フレームに入っていたのは3枚だけでした。
  それでも、初めての出合いだったのでまあ良かったと思っていました。


アカボシゴマダラの幼虫はエノキを食樹にするため、同じタテハチョウの仲間でエノキを食樹にする在来種のゴマダラチョウやオオムラサキと競合する可能性が高くなっています。
いずれの成虫も樹液を吸うため、体が大きいアカボシゴマダラがゴマダラチョウより優位に立つ恐れがあります。また、いずれも幼虫で越冬するので、春先の新芽を奪い合う形になります。
「要注意外来生物」に指定されています。

 ※体の大きさは、オオムラサキが43~68ミリと一番大きく、次いでアカボシゴマダラが40~53ミリ、ゴマダラチョウが35~50ミリ。 

写真を整理しながらアカボシゴマダラについて調べていると、裏のご主人がアカボシゴマダラを捕まえたと知らせに来ました。 なんという偶然!!

  部屋に放して、網戸にとまったところを撮影しました。
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この記事へのコメント

2016年09月11日 19:58
ツユヒメさんへ
積極的に交雑してしまったのでは生態系が乱れますが、交雑での羽化率が低いというのがせめてもの慰めですね。
フィールドで初めて見ましたが、一目でアカボシゴマダラと分かるほど、異質な感じがしました。

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