甲虫の仲間はほとんどウェルカムなのですが、子どもの頃から好きになれなかったのが、このコフキコガネなんです。甲虫特有の光沢が無いというのが、その大きな理由だったのかもしれません。ですから「コフキコガネ」という名前は、小さな時から知っていました。
林縁を歩いている時に葉の裏にいて、わずかに姿を覗かせている甲虫に気づいて、枝を少しねじって姿が見えるようにしてみたら……
街灯の下で死んでいるのは良く見ていましたが、生きている姿を見たのは久しぶりでした。
子どもの頃から「コフキコガネ」と呼んでいましたが、ひょっとして正しい名前が「○○コフキコガネ」だったりしたらと思って簡単な図鑑を見てみると、似ているのはオオコフキコガネぐらいで、それとは違うので、コフキコガネで良いようです。
ところが、別角度から撮ったものを見ると、背中に白い斑点模様がありました。
ちゃんと調べなくちゃと思いながら、正対して撮ったものを見ると……
斑点模様に見えたのは、産み付けられた卵のようです。
幼虫に卵を産み付けるのはいても、甲虫の背中の硬いところに産み付けたのでは、孵っても餌にするわけにはいかないだろうなぁ……いったい誰の卵なのか??
この記事へのコメント
mint
ツユヒメ
調べて見ましたが、見つかりませんでした。
産卵中が撮れれば良かったですね。
メンバラ
子どもの頃は肉眼で見るほかなかったので、外見だけを離れて眺めて、艶もなく粉をふいたように見える姿が嫌だったんだと思います。
連日のこの暑さだと、間違えて産卵することもあり得そうですね。
ツユヒメ*さんへ
こういった事例が出てきそうなのですが、私も見つけられませんでした。
単に遠くに運んでもらうという、アッシー君代わりに使われているのかもしれません。