「じゅうにひとえ」となると、平安貴族の豪華な衣装を思い浮かべます。
「きんらん」といって思い出すのは……♪金襴緞子の帯締めながら 花嫁御寮は何故泣くのだろう……。これは蕗谷虹児作詞の「花嫁人形」の歌詞ですね。
イメージ的には豪華絢爛ですが、植物のジュウニヒトエはあまり目立ちません。
「きんらん」は金襴ではなく、金蘭ですが、木立の間で楚々とした姿は目立ちます。
キンランは次第に数が減って来ているようです。絶滅危惧Ⅱ類。
観賞目的で掘って持ち帰っても、共存する菌類がないと生育できないんだそうで、自然のままで楽しみたいものです。

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