冷たい風が吹いていたこの日、執拗にマガモを狙うチュウヒがいました。ほとんどはばたかず、時折向かい風にあおられながらも、水面のマガモ♂を狙っていました。連続する3コマ。以下、いずれも大トリミング。
以下は連続する5コマ。
以下は連続する9コマ。危うい場面もありました。
この執拗な攻撃が繰り返されました。
最後の1枚は、さらにトリミング率を上げて……。
マガモはチュウヒが接近するたびに水しぶきを上げて潜るのですが、深く、長時間潜っていられないので、耐え切れずに水面に浮き上がる――と、またすぐに頭上にチュウヒがやって来る―という繰り返しで、精根尽き果てて捕まってしまうのは明白でした。
そこに救いの手が……漁師さんが乗る船外機付きの舟がやってきたのです。さすがのチュウヒも諦めて、体を翻して飛び去って行きました。
この記事へのコメント
てつ丸
ただ、どーせ死ぬなら何かに食べられて死ぬ方が幸せなのかも?
でも、やっぱり食べられたくないです。
メンバラさんのブログは動きがあって、その場面の空気を感じる事が出来るんで楽しいですね(^_-)-☆
ツユヒメ
群れから離れると、このような悲劇が待っているんですね。
上空から狙って、不意打ちで襲うんでしようか。
あっ!熊
メンバラ
「動きがある」というのが、私が目指しているところなのだと思います。
ずっとそう思ってきたわけではなく、ほとんどの人が「きれいに撮れないんだったら」と諦める場面を撮ってみようと……思いばかりが先行しています(^_^;)
ツユヒメ*さん
ターゲットにされたマガモには、葦の中に逃げ込めばいいのにと、もどかしさを感じました。あと一歩のところで捕まえられずにいるチュウヒは、上空では自在に飛ぶのに、水面近くは風の流れが複雑で、体をコントロールするのもむずかしいのだろうと思いながら撮っていました。
あっ!熊*さんへ
コガモなら獲物としては最適なんでしょうが、この大きさの獲物を捕まえたとしても、果たして運べるのか……結末を見たかったですね。