ヘクソカズラという植物自体、その名前からもわかるように、ほとんど顧みられない植物です。前に花を紹介したことがあったと、自分の記事を検索してみても出てこない……(^_^;)
ようやく見つけたら、タイトルにも記事中にもヘクソカズラの表記はありませんでした。それでは探せるはずがありませんね。 → こちら
その花のことはさておいて、ネット図鑑で何を探していた時だったか、たまたま「ヘクソカズラグンバイ」というカメムシの仲間の画像を見て、こんな面白い形をしているのなら、探してみようと思ったのです。
庭のツツジにはツツジグンバイという害虫がいて、以前、紹介しました。 → こちら これは3.5~4㎜ほどの大きさです。
ヘクソカズラグンバイを探し始めたのは夏も終わりかけていた頃で、ちょくちょく見かけていたはずのヘクソカズラを見つけられずにいましたが……灯台下暗しで、庭木にからみついているのがありました。
半月ほど前にも撮ったのですが、この虫は面白い形をしているので、どう撮ってもピントが合わず、その面白い形がわかってもらえるように撮るのがムズカシイのです。
この日、葉が白くなっているのを片っ端からひっくり返していたら、見つけました。
葉をちぎって撮っても、手持ちではなかなかうまく撮れません。
白い紙の上で撮ることにしました。大きさが2.5㎜ほどしかありません。
ヘクソカズラグンバイは外来種で、1996年に大阪・池田市で発見されたのが最初だそうです。
いつの頃から千葉まで生息域を広げてきたのか定かではありませんが、ニンゲンに対して目立った悪さをするわけでもなく、体が小さくて雑草に分類される草の葉裏にいたのでは、調査と言ってもなかなか難しいものがありますね。
この記事へのコメント
ツユヒメ
良いレンズが手に入るようになってから、こうして
見られますが、昔は目にも留まらず、邪魔者扱いに。
それにしても軍配とは、いつ頃名前が付けられたの
でしょうね。ヨーロッパの方の国では、レース模様
が名前の由来とありました。探して見ます。
mint
メンバラ
翅がステンドグラスのようになっていて、きれいに光るのと、お椀形をしたものがついているという不思議な形をしています。その特徴がうまく撮れていませんが、検索するときれいな画像が出てきますよ。
mint*さんへ
ツツジの葉が白茶けてきたら、裏にツツジグンバイがいますが、ヘクソカズラの葉が同じように白茶けていたら、裏にコイツがいることが多いです。寒くならないうちに、目を凝らして探してみてください。