キアゲハの幼虫

前記事でアシタバ(セリ科)の花に来たアカスジカメムシを紹介しましたが、周囲にはキアゲハの幼虫がた~くさん! 実はここは我が家の庭ではなく、以前、畑として使わせていただいたお宅の敷地なのです。その縁にアシタバやルリタテハのためのサルトリイバラ、この記事の後に出てくるヘンルーダなどが植えたままにはびこっています。オーナー氏はそこで畑をやっていて、きれいに畝が並んでいるのですが、食草はどれも不定形に広がって、畑の景観を壊しています(^_^;) それなのに、いつもおすそ分けを戴いてばかりいます。

  キアゲハの幼虫。
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  枝ごとに1匹ずついるという感じでした。
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  花をよく見れば、そこには小さな幼虫も……
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  よくよく見れば、幼虫の近くには卵もありました。
  上の画像のトリミング前のもの。
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  これをさらによくよく見れば、卵は他にも……。
  上の画像に印を入れました。赤い矢印の先には卵、青い円内が幼虫。
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 アシタバはまだ葉もあるので、幼虫がたくさんいても不足することは無いと思います。
 しかし、気温が下がれば動きが鈍くなり、終齢になっても体はあまり大きくなれません。
 霜が降りればアシタバは枯れてくるので、あとは時間との勝負です。

  上の撮影の翌日、卵は黒くなっていました。
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  明日には幼虫が生まれていると思います。

アシタバが生えているそばにヘンルーダという、柑橘系を食樹にするナミアゲハやクロアゲハ、ナガサキアゲハなど、セリ科を食草にするキアゲハのどちらの幼虫も食べ、しかも冬でも葉を落とさないという便利な植物を植えてあります。幼虫が小さいうちは食樹・食草を替えることが出来ることがありますが、何齢までだったら大丈夫なのか、確かめたことはありません。
  そのヘンルーダには……
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  これはナミアゲハかなぁ……と、悩むことになります(^_^;)
  これも??
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  腹足部分に白い雲形の模様があるので、ナミアゲハのようです。
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幼虫に寄生するハエやハチも生き残るのに必死ですから、蛹化できても安心はできません。とりあえずの目標は蛹化なので、蛹化寸前までいったものが、気象条件等でどうにも立ち行かなくなったときには保護するということで、見守りたいと思います。

この記事へのコメント

2014年10月10日 21:42
無農薬の野菜であれば虫達にも安心ですね。
これから蛹になると、羽化は翌春になりますね。
みんな揃って蛹になって欲しいですね。
こちらでは、今朝2匹目が羽化しました。
イタリアンについていた小さな黒い幼虫でした。
2014年10月10日 22:16
おゥおゥ!たくさんいますね~・・・ウハウハしちゃいますね~! 楽しいです。
2014年10月11日 08:34
ツユヒメ*さんへ
この子たちは人目につかない所で蛹化するのでしょうね。
孵化寸前と思われた卵からは、今朝は未だ生まれていませんでした。
生まれたての子が撮れると思ったのに。

mint*さんへ
キアゲハは目立ちますが、生い茂っているヘンルーダの中にいるアゲハは、緑色になるとなかなか探せなくなります。何匹いるんだか……。

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