「霜降り」といえば、網目状にサシが入った上等な牛肉が思い浮かびます。霜降り月といえば霜月の別名で、旧暦の11月のこと。新暦でもそう言ったりします。
今日のシモフリはシモフリスズメ。
名前からすると、霜が降りる季節に寒さで羽をふくらませているスズメのような……前に出てきた「フクラスズメ」に通じるイメージが湧いてきますが、いつもご覧いただいている方はおわかりだと思いますが、ここに登場する ✖✖スズメ は、ほぼ100%スズメガですので、お嫌いな方はご退席ください。
今日のシモフリスズメは、その幼虫です。
アカスジキンカメムシの幼生の集団を見つけたのと同じ日、同じエリアでネズミモチの葉を食べていました。
ネズミモチは、こんな木です。もうすぐ実が黒くなってきます。
道路からは1メートルほど離れていましたが、葉にとまっていた幼虫を真横から見る形になったので、いるのに気が付きました。
スズメガの幼虫特有の尾角は、こんなふうです。
(追記)「スズメガの幼虫特有の尾角」と書いたものの、尾角があるのはスズメガの幼虫だけなのか調べてみると、オオクワゴモドキやカギバモドキ(ともにカイコガ科)のように、長い尾角をもつもの、オオシマカラスヨトウ(ヤガ科)のように、わずかに尖っているものがいました。ですから、「スズメガの幼虫特有」ということはないんですね(^_^;)
図鑑の説明では、アシベニカギバ(カギバガ科)やカイコ(カイコガ科)の尾の尖っている部分は、「突起」と表記してありました。違いはどこなんでしょうね。
2年後、自宅の庭で親を見つけました。 →こちら
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