クモの交尾は♂にとっては命懸けだという知識はありましたが、実際に交尾している場面に気づいたことはなかったんです。♀が獲物に気を取られているスキに♂が近寄っていっても、♀にとっては♂とはいえども獲物なので、捕まってしまうこともあるようです。
この日、林縁を歩いていたら、クモの巣にちゃっかり居候している、その名もシロカネイソウロウグモを見つけました。
右上の赤の丸で囲んだ中にいます。小さすぎてよく見えません。
♀の方が大きいとはいうものの、それでも2.5~3.5㎜しかありません。♂はさらに小さくて、2~2.3㎜と極小です。近寄ってみると、♀が♂を捕まえているのか??
いくら目を凝らしてみても小さくてどうなっているのか、よくわかりません。
♂と♀の間の白い矢印で示した、糸で巻かれたものは獲物のようです。
これって、求愛給餌??
調べてみると、クモも求愛給餌をするようです。徘徊型のクモならば、自分で捕まえるということはありますが、巣を張るクモは、巣に掛かるのをひたすら待つわけですから、積極的にいきたいのに獲物がかからないということもあるのでしょうね。
ところが給餌されたはずの”獲物”は、どうでもよくなったのか……。
♂が♀に食われてしまうことはありませんでした。
中腰で、手持ちでこの小さいのを撮るのは大変でした(^_^;)
この記事へのコメント
ツユヒメ
最後の 1~3枚目の写真では、
小さいオスの黒く膨らんだ触肢がメスの生殖口に接している
ようにも見えますね。 交接の瞬間のようです。
ナイスショットです。
メンバラ
これだけ小さいと、撮影条件に「風がないこと」が加わります。
こういうシーンが見られるなら三脚を用意しておけば……と、後から悔やむことが多いんです(^_^;)