冬の陽だまりで、羽をふくらませているスズメを「ふくら雀」と呼びます。それを図案化して家紋にしたものがあります。帯の結び方にも「ふくらすずめ」があります。
蛾の仲間にフクラスズメというのがいます。
羽をふくらませた雀や、帯の結び方はなんとなくわかりますが、イメージが一番遠いのが、蛾のフクラスズメでしょう。成虫を見たことがあるのかどうかもわからない、地味な蛾です。
その幼虫はとても派手で、いかにも毒がありそうですが、無毒なのだそうです。
この時は頭部を激しく動かしていました。
食欲旺盛なのもいました。
幼虫はカラムシ、アカソ、ヤブマオの葉を食草にするので、アカタテハの幼虫やラミーカミキリを見つけることもあります。
この記事へのコメント
ツユヒメ
可愛いスズメのデザイン、若者に人気のふっくらした帯
昔の人は、いろんなものに「たとえて」言葉を作って
いるんですね。
年2化ですから、この子が秋に羽化して、越冬するんですね。
メンバラ
昆虫や植物名と鳥の名前が同じだと、混乱することがあります。ミミズクは昆虫もいて、ホトトギスは植物があります。
なるほど、フクラスズメも成虫越冬するんですね。
mint
メンバラ
カラムシなどが群生していても、ラミーカミキリの姿が無い場所もありますが、ほんの少ししか生えていない場所に何匹もいたりします。以前よりは姿を見ることが多くなった気がします。クズの花が咲いたので、ウラギンシジミの幼虫探しをしないと。