フクラスズメ

冬の陽だまりで、羽をふくらませているスズメを「ふくら雀」と呼びます。
それを図案化して家紋にしたものがあります。
帯の結び方にも「ふくらすずめ」があります。
蛾の仲間にフクラスズメというのがいます。

羽をふくらませた雀や、帯の結び方はなんとなくわかりますが、イメージが一番遠いのが、蛾のフクラスズメでしょう。成虫を見たことがあるのかどうかもわからない、地味な蛾です。

  その幼虫はとても派手で、いかにも毒がありそうですが、無毒なのだそうです。
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  この時は頭部を激しく動かしていました。
  食欲旺盛なのもいました。
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  幼虫はカラムシ、アカソ、ヤブマオの葉を食草にするので、
  アカタテハの幼虫やラミーカミキリを見つけることもあります。

この記事へのコメント

2014年08月28日 08:46
ふくら雀の家紋、帯の結び方を検索して見ました。
可愛いスズメのデザイン、若者に人気のふっくらした帯
昔の人は、いろんなものに「たとえて」言葉を作って
いるんですね。
年2化ですから、この子が秋に羽化して、越冬するんですね。
2014年08月28日 19:43
ツユヒメ*さんへ
昆虫や植物名と鳥の名前が同じだと、混乱することがあります。ミミズクは昆虫もいて、ホトトギスは植物があります。
なるほど、フクラスズメも成虫越冬するんですね。
2014年08月28日 20:35
ラミーカミキリ大好き! って、フクラスズメと違う話題になっちゃった。 蛾って毒々しい幼虫が多いですよね~。それだけで遠のいてしまいます。 蝶の幼虫も結構グロいけど。^_^;
2014年08月29日 07:58
mint*さんへ
カラムシなどが群生していても、ラミーカミキリの姿が無い場所もありますが、ほんの少ししか生えていない場所に何匹もいたりします。以前よりは姿を見ることが多くなった気がします。クズの花が咲いたので、ウラギンシジミの幼虫探しをしないと。

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