以前はベッコウシリアゲとして、シリアゲムシとは別の扱いを受けていましたが、発生時期によって色が違うということで、どちらもヤマトシリアゲと呼ばれるようになりました。
……「昔は」とか、「以前は」などと書いてあるサイトが多いのですが、いつ頃から変わったのでしょうか?
手元にある子ども用の昆虫図鑑には、シリアゲムシとベッコウシリアゲが別種として扱われていました。しかし、貼り付け奥付が剥がされていて、発行年が不明です(^_^;)
古そうなものを書棚で探したら……『フィールド図鑑 昆虫』 矢島稔、佐藤有恒/著 東海大学出版会 1984年というのがありました。索引を見ると、「ベッコウシリアゲ」がありました。
体は褐色、翅は黄色をおび翅端の2つの黒い紋が目立つ。ただし個体によってさらにいくつかの斑紋をもつものがあり、シリアゲ(P.Japonica)との共通点が多い。このため両者は季節型または色彩型と考える学者もある。
なるほど、30年前に同種と考える学者がいたことがわかりました。
この日見つけたのは、♂でした。
この記事へのコメント
ツユヒメ
気になっていたのですが、
季節型または色彩型と、既に30年も前からですか、流石に
図鑑には詳しく載っていたのですね。図鑑を持っておられた
のも凄いです。このように図鑑に具体的に書かれているのを
知ると嬉しいですね。
メンバラ
昔から図鑑が好きで、たくさんあるのですが、使いこなせてないです(^_^;)
オオモンツチバチが来ていた木も、辿り着けなかったです。