カナムグラを微視的に見ると

茎に小さなとげが密生しているカナムグラ。空き地の雑草の代表格です。うっかり露出した肌を引っかけてしまうと、みみず腫れになってしまいますが、このトゲをからめることで、他の植物の上に覆いかぶさるように繁茂できるんですね。
キタテハが産卵のためにカナムグラが生えている場所を飛び回るのを見たのは、6月下旬でした。
  産卵する場面。
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  その卵。
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  6月23日撮影。
  どこに産卵するのか観察すると、蔓の先端部分、新芽の柔らかい所のようでした。

  ほかの蔓の先端部分に産み付けられた卵はないかと探しているときに、
  黒い小さな昆虫を見つけました。体長は2~3ミリほどしかありません。
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  口吻が細く曲がっていて、ゾウムシの仲間だとわかりました。
  調べてみると、カナムグラヒメゾウムシという名前でした。

  7月に入ると、産卵に訪れていたキタテハの姿はほとんど見なくなりましたが、
  このカナムグラヒメゾウムシは、主に蔓の先端部分で見つけることが出来ました。
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陽射しが強くなると、小さな昆虫を現場で撮影するのは根気が続かなくなりますが、幸いにもこの日は曇り空でした。
花粉症というとスギやヒノキが代表格ですが、晩夏に症状が出る人は、案外、このカナムグラが原因かもしれませんよ。 花を紹介した記事は  → こちら

  ハンゲショウが咲き始めました。もうすぐ夏本番です。
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  7月5日撮影。
  前にハンゲショウを紹介した記事は  → こちら

この記事へのコメント

2014年07月07日 22:32
キタテハの産卵、いくら新芽の柔らかいところでも、
もっと茂った場所の方が良いと思うのですが・・。
カナムグラヒメゾウムシ、穀ゾウムシのようですね。
あまりにも小さいので見たことがありません。
2014年07月09日 04:53
ツユヒメ*さんへ
ムラサキシジミやウラギンシジミも、新芽の部分か花の蕾に産卵しますね。
カナムグラヒメゾウムシは動きも結構速いので、ぜひ探してみてください。

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