食べ方の上手、下手というよりは、なぁ~んにも考えずに手当たり次第に食べてしまうから、こんなことになってしまうんです。
オオバウマノスズクサの枯れてしまったふたつの蔓。これだけあれば、1匹分の餌としては十分でしょう。
それが、茎の途中からお構いなしに齧るものだから、その先が枯れてしまうんです。
犯人はコイツ。ジャコウアゲハの幼虫。
この個体は大きさからして、終齢幼虫にはなっていないようです。
こちらはかなりデカイので、終齢幼虫でしょう。ウマノスズクサの茎にしがみついて、齧っています。地上に近いところです。
この上の部分は……(^_^;)
オオバウマノスズクサのつぼみ。
茎、葉、花なんでも構わずに食べてしまうので、咲いた花が見られないことが多いんです。
「なんですか、その食べ方は!」と、説教してやりたくなります。
我が家の庭にはウマノスズクサとオオバウマノスズクサの2種類を植えてあるのですが、下手に食べる幼虫が多いと、たちまち餌不足に陥ります。
去年は比較的うまく事が運んで、家の周辺を10頭以上がヒラヒラ飛ぶ光景が見られました。そのまま産卵されたのでは困るので、虫捕り網でつかまえて、ウマノスズクサが自生している場所に集団移住させました。
この記事へのコメント
ツユヒメ
ライバルが多いと、死活問題ですね。手当たり次第になんでも食べな
いと生き残れないのでしょう。花芽、蕾は特に栄養があるのを知って
いるようです。
★キバラモクメキリガの幼虫です。
http://s2014no64.at.webry.info/201105/article_24.html
mint
メンバラ
そうなんです。ウマノスズクサの葉を裏返してみると、1枚の葉に5、6個産んであるときがあります。たくさん生まれて、その中なら強いものが残って方がいいという考え方なんでしょうね。
mint*さんへ
ウマノスズクサの自生地を探すのは、むずかしいです。
我が家の庭を除くと、自生地はあと2か所しか知りません。
終齢になると、蛹化場所を求めて庭から出てしまい、道路で車に轢かれてしまうこともあります。