今季は我が家の庭でたくさんのジャコウアゲハが誕生しました。(産卵時の記事は→こちら)幼虫は食草のウマノスズクサを食べ、続々と羽化していきました。ウマノスズクサが生い茂っていたころに育った幼虫は大きく、そこから生まれた典型的な夏型は、見事に大型でした。多い時は10頭以上が家の周りをヒラヒラと飛び回っていて壮観でした。
出合いはあっても、産卵するウマノスズクサが品切れ状態になった時は、やむなく捕虫網でつかまえて、数百メートル離れたウマノスズクサの自生地に放しに行きました。
伸びては食われ、伸びては食われを繰り返してきて、今はわずかに茎ばかりとなったウマノスズクサに幼虫が……。この個体は本来黒の部分が明るい褐色をしていました。
十分に食べられないと、こんな色合いになるのでしょうか。食糧が十分でないために大きく育つことが出来なくても、それなりに終齢になって蛹化していくんですね。
この個体が相手を見つけても、我が家の庭のウマノスズクサは茎だけ……(^_^;)
庭のあちこちに生えているので、どこかに産卵できる葉を広げているのがあるかもしれません。
この記事へのコメント
ツユヒメ
毒があり他の虫が食べない、ウマノスズクサがあるからですね。
一度麝香の匂いを嗅いでみたいです。
昨年一度追っかけてやっと撮ったことがあります。
mint
メンバラ
アゲハの識別が出来るようになるまでジャコウアゲハというものは見た記憶がなかったです。
当地でウマノスズクサが自生する場所を見つけられたのは、この幼虫がいたお蔭です。しかし、もうちょっと上手に食草を食べてほしいものです。
mint*さん
ジャコウアゲハに思い入れがあるんですね。
素人考えで増やそうとしても、なかなか上手くいくものではありませんね。生育環境を整えることが、いかにむずかしいかが良くわかります。