川でバシャバシャと派手な水音がするので、鯉の産卵かと思ったら、ウシガエルでした。
押し相撲のようにしばらく押し合っていましたが、1匹が逃げ出したので、どうやら縄張り争いだったようです。こんなシーンは初めて見ました。
ウシガエルの産卵時期は5月~9月だそうで、産卵数は6000~40000と、在来のヒキガエル(2000~8000)、アマガエル(500)、アカガエル(1500~3000)に比べると桁違いに多く、動くものは何でも食べてしまうと言われるほどの雑食性です。巨大なおたまじゃくしは、このウシガエルのもので、おたまじゃくしの姿で冬を越して2年がかりでカエルになります。
生態系を乱す生物として、2006年に特定外来生物に指定されていますので、生きたままの移動(飼育、保管、運搬)が禁じられています。野外で捕まえて、その場で放す(釣りで言うキャッチアンドリリース)は規制対象ではありません。捕まえてその場で食べてしまうのも大丈夫ですが、寄生虫がいることがあるので要注意で、残留の農薬もありそうですから、食べるのは控えた方がいいかもしれません。
お子さんにせがまれて家で飼おうと持ち帰ると……「生きたままの移動」にあたりますから外来生物法に抵触し、個人の場合は懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金ですから、ご注意ください。
この記事へのコメント
POPO
メンバラ
声は響きますからね~。バス釣りにはまっていたときは、水に浮く疑似餌に食らい付かれて、釣り上げたことが何度もありました。