シギチを探して車を走らせていたら、田圃の上を低く飛ぶ猛禽の姿を見つけました。どこに飛んでいくか見ていると、遠くの電柱にとまったようでした。近づいてみると、
獲物を見つけたのか、田圃の上を滑るように飛んで行き、 一段高くなった道路を越えて姿を消しました。
回り込んでみたら、道路の上にいました。獲物は捕まえられなかったようです。
新たな獲物を求めて、高く舞い上がっていきました。
希少種ということで世間の耳目を集めた結果、観察例が増え、それが個体数の増加と結び付けられて語られている部分も少なからずあるように思います。また、大自然バックに生きてきたものが、そこでは生き延びられないと、都市部に進出してきているのは、オオタカだけではなく、ツミの繁殖形態にも見られることだと思います。広範囲に研究している人たちには、もっと違う形での変化が見えているのかもしれません。
オオタカの希少種指定解除が確実視されていますが、オオタカが棲む森ということで開発にストップがかかっていた場所が、希少種指定解除によって、最終処分場などにされないように見守っていく必要があると思います。
数年後、こんな記事が出るかもしれません。
2013年の希少種指定解除によってオオタカの生息域が急速に狭められ、その結果、数が激減して、その回復はもはや絶望的だと……安易な指定解除を容認した当時の環境省、環境大臣は……??
この記事へのコメント
fujio
我が方のオオタカは居るには居るのですが、去年の巣は使ってなくて営巣場所が分かりません。
敢えて探す事もしていませんが・・・・。
メンバラ
周囲に高い木はほとんどありませんから、猛禽類はとまる場所に困っているでしょうね。
マイ野鳥図鑑
メンバラ
私も増えたという実感はありません。「何かの猛禽」という漠然としていたものが、だんだん識別できるようになって「オオタカだ!」に変わったことで、オオタカを見たという回数が増えただけのような気がします。