PENTAXユーザー限定ですが、BORGにAFテレコン×1.7を組み合わせることによって、半AF撮影が可能になるそうです。このAFテレコン×1.7は、マニュアルレンズをAF化することが出来るスグレモノです。公称ではレンズの明るさはF2.8までとされていますが、それより暗いものでも大丈夫なようです。
このテレコンを入手して、以前、SIGMA150-500㎜のズームレンズが”入院”していたときに使っていたTAMRON SR 300㎜ F2.8に使ってみました。このレンズは各社のマウントが用意されていて、汎用性が高いのですが、なにせ重量がハンパではありません。付属していた×1.4のテレコンを外して、代わりにPENTAXのAFテレコン×1.7を使うと、AFが利きました。SIGMAのズームより相性がいいという感じでした。
この日、さえずるキビタキの姿を求めて、早朝から地元を歩いたのですが、声はすれども姿は見えず……たまたま上空を横切った鳥に向けてシャッターを押してみたら、露出オーバーでしたが、カケスだとわかりました。
これぐらいには撮れるんだ……。
だったら、マニュアルで操作しなければならない PROMINAR 500㎜ F5.6 FLで使うと、どうなるか。マウントアダプターはニコン用、キャノン用、ペンタックス用、マイクロフォーサーズ用の4種類あり、それぞれTX07(350㎜ F4)、TX10(500㎜ F5.6)、TX17(850㎜ F9.6)のほかにスコープシステム用のプリズムユニットが用意されています。手持ちで飛びモノを撮るにはレンズの全長が短い方がいいので、TX07に前述のAFテレコン×1.7を付けて 595㎜ F6.8として使ってみました。
やはり、「習うより慣れろ」で、背景がある所から空抜けで飛ぶものを写すときは、ファインダー内に表示されるISO感度や、シャッタースピードを状況に応じて変えていかなければなりません。それがムズカシイのです。たいていは露出オーバーになってしまいます。
今季初認のチュウシャクシギは、飛びモノを意識して狙ったわけではなく、近くに飛んで来てくれました。ファーストショットはピン甘でしたが、セカンドショットは……。
なかなか良いのでは?
これは使えそうです。2枚ともトリミングしています。
この記事へのコメント
POPO
狭い範囲で、AFリミッターが利くので、飛び物も使えます。
ただ、レンズ設計が古いので、レンズ内反射が多く、最新のコーティングならばと。
マイ野鳥図鑑
メンバラ
理論的なことはわかりませんが、せっかく磨きかけた腕ですから、風化させないようにしなくては……。
マイ野鳥図鑑*さん
このチュウシャクシギが今季初認でした。1羽だけでしたが、視界をゆっくり横切って、近くの田圃に舞い降りてくれました。