北印旛沼では農業用管水路建設工事が予定より1カ月遅れ、今月末までには終わる予定で急ピッチで進んでいます。沼を周回する道路は途中で通行止めの所が依然として1箇所があります。
その工事とは別に、土手周辺の篠竹の伐採作業が行われ、刈り取った篠竹を満載したトラックがサイクリング道路を走っています。葦原で暮らす野鳥たちには、あちこちにかたまって生えている篠竹は格好の目隠しになっていたのですが、それがきれいサッパリ刈り取られています。
この作業の発注者は「水資源機構」。
昨シーズンは震災で被害を受けた土手の補修工事が行われ、土盛り作業でサイクリング道路の柵が外され、そこにに絡みつくクズなどの植物が取り払われ、稀少野鳥の繁殖地が衆人の目に曝されることになりました。今季はさらに追い打ちをかけられた形になっています。
作業期間は今日までなので、沼全域の伐竹を予定していたわけではないようですが、それにしても、野生生物へのやさしい心配りがもう少し出来ないものでしょうかねぇ。

自然観察ランキング
この記事へのコメント
POPO
公園の管理者も、判ってくれれば良いのですが???
とりあえず鳥でも
メンバラ
植生調査をしている市民団体の方と話をする機会がありました。公園の手入れのレベルが作業する個人の判断になっているという話に唖然とさせられました。
今季ここを訪れたら、どの位置からでも撮影が可能で、驚かれることでしょう。
とりあえず鳥でも*さん
ふつうは自治体と住民の「協働」で進めるときには、個々が把握している情報を共有することから始めますが、こういう場所はいきなり作業が始まりますから困ったものです。
サンカマモル
メンバラ
水資源公社のやることといったら……目を覆いたくなりますね(T_T)
マイ野鳥図鑑
メンバラ
刈り取られたのはここの一画だけでしたが、よりによって稀少種の繁殖場所の近くを刈るなんて……。