PROMINAR500mmF5.6FLを使ってみた

雑誌「BIRDER」撮影会に参加してきました。今回は興和株式会社提供の「PROMINAR 500mmF5.6FL」をベルボン株式会社提供のビデオカメラ雲台付きの三脚にセットして、ひとり1台! 豪華な気分を存分に味わってきました。
カイツブリを1枚。
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カワセミも1枚。
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オオジュリンが近くに来てくれました。
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この時は三脚から外して、手持ちで撮ってみました。手持ちの場合、長さ(除フード341mm)と、重さ(1970g)があるので、きちんとホールドしないと、むずかしいです。

普段使っているSIGMAの150-500mmのズームレンズは伸ばすと310mmですから、そんなに長さは変わらないはずですが、ピントリングの位置が前にあるのでレンズを支える左手を伸ばさなければならない分、重く感じるのかもしれません。猛禽が飛んだ時はホールドが上手く出来ていなかったので、ちゃんと撮れませんでした。
講師の戸塚学氏によると、レンズを上に向けた時は、おでこを支えにすればいいので、ホールドは容易なんだそうです。SIGMAのズームレンズは上を向けると自重で鏡胴が下がってくるのが難点で、下がらないように支えつつ、ピントリングを回すということをやっているので、単焦点は楽と言えば楽ですね。
ふだんからピントはほとんどマニュアル操作なので、その点では戸惑いは少なかったのですが、あれこれ頭の中で考えて、設定変更のダイヤルを回すということがほどんどなかったので、いい勉強になりました。
カメラに撮ってもらうのではなく、自分で撮るという姿勢が大事なんですね。

【追記】最近は、BORGも結構な解像度があるようですし、選択肢が増えるのは良いことですね。ただ、PROMINAR 500mmF5.6FLはオートフォーカスではありませんから、カメラ任せでしか撮っていない方は、操作の面倒くささに投げ出してしまうことでしょう。絞り、SS、ISO感度などの設定を状況によって変えていかなければならないという、フィルム時代の扱い方がなつかしいと思っている方、それこそが「撮影の原点」と思っている方などには合っていると思います。

この日は焦点距離500mmのマウントアダプターを装着して使用しましたが、350mmと850mmのアダプターも用意されています。350mmでF4、850mmではF9.6だそうです。プリズムユニット(税込60,900円)にアイピースを付ければ、フィールドスコープに変身します。「PROMINAR 500mmF5.6FL」(標準キット)お値段は税込299,250円。《この時点での価格です》


この記事へのコメント

  • マイ野鳥図鑑

    結構楽しく使える感じでしょうか。雑誌などでよく目にしますので、気になっていたんです。
    2011年11月14日 06:23
  • 健康法師

    たしかにこのレンズ、よく広告も見ますね。私はAF頼みなので難しそう、残念。
    2011年11月14日 07:30
  • POPO

    いろんなレンズ、望遠鏡で遊んでいますが、私は、手持ちでも追いやすい、400mmf4くらいの、レンズが欲しいです。
    キャノンに、軽いDOレンズがあるんですが、高くて手が出ません(^^;
    2011年11月14日 21:35
  • メンバラ

    マイ野鳥図鑑*さん
    私の基本は手持ち、ピントマニュアルなので違和感なく使えましたが、支えるバランスが変わると、それに慣れるのは練習が必要ですね。

    健康法師*さん
    AFに慣れている人には、使いこなすのはむずかしいかもしれません。
    でも、他の500ミリレンズに比べると、手が届きやすい値段というのも魅力ですね。

    POPO*さん
    たしかBORGもお使いでしたよね。手持ちだと、重量はかなり重要な要素ですね。
    その前に値段ですかね。
    2011年11月16日 21:04

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