外来生物について

内容的には、昨日の記事と関連しています。
今日のテーマは「外来生物」です。かなり深刻な問題も含んでいるので、概論としてサラッと書くのもむずかしいのです。
環境省の外来生物法のページは以下です。画像も見られます。 http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html
思いつくままに外来種を列挙してみると……太文字は「特定外来生物」に指定、他のほとんどが「要注意外来生物」に指定されています。

鳥類: ソウシチョウ、ガビチョウ、カオグロガビチョウ、カオジロガビチョウ、外来のメジロ、ワカケホンセイインコ
爬虫類: ミシシッピアカミミガメ、カミツキガメ
両生類: ウシガエル
甲殻類: アメリカザリガニ、ウチダザリガニ
哺乳類: タイワンザル、アカゲザル、カニクイザル、ヌートリア、タイワンリス、アライグマ、キョン、マングース
貝類: タイワンシジミ、ホンビノスガイ、スクミリンゴガイ、カワヒバリガイ
植物: アレチウリ、オオキンケイギク、ミズヒマワリ、オオフサモ、セイタカアワダチソウ、チョウセンアサガオ、ハルジオン、ヒメジオン、キクイモ、ワルナスビ、ヤセウツボ、ヘラオオバコ、ハリエニシダ、ランタナ、ハリエンジュ、カモガヤ、ホテイアオイ
魚類: タイリクバラタナゴ、カムルチー、カダヤシ、ブルーギル、コクチバス、オオクチバス、チャネルキャットフィッシュ、カダヤシ、グッピー、ニジマス、ブラウントラウト
蜘蛛: セアカゴケグモ

「外来種」は思いのほか多くて、えっ、これも外来種なの? というものも結構含まれていますね。
なじみがあるから、とても外来種とは思えないものの代表格は、コジュケイ、ダンゴムシ、孟宗竹でしょうか。
最近の研究では、クサガメも外来種の可能性が高いことがわかってきました。

ボォー、ボォーと重低音で鳴くウシガエルは、食糧難の時代にニンゲンの食糧として移入されたものが逃げ出して全国に広がったと言われています。ウシガエルの餌に一緒に移入されたのがアメリカザリガニだと言われています。
調べてみると、日本に移入されたのは1927年、場所は鎌倉だったと特定されています。最初は20匹ほどで、移入は1回だけだったようです。それが、これほどまでにあちこちで見られるようになった訳が知りたいですね。

ブルーギルだって、初めは伊豆半島の一碧湖だけに移入されたのに、今ではMFのどこでも見られます。ブラックバスも然り。
特定外来生物に指定されたものは、すでに手が付けられないほどに広まってしまっています。
外国との行き来がこれほどまでに頻繁になると、外来生物も船や飛行機に乗ってやって来ます。セアカゴケグモは材木などについて船でやって来ました。毒グモなのでニュースになりましたね。
ビオトープやバタフライガーデンで使われやすいものが、上のリストに含まれています。ビオトープにホテイアオイ、バタフライガーデンにランタナなどは選ばれやすいですから、気を付けないといけないですね。

日本では外来種が目の敵にされますが、日本から外国に移入されて、そこで脅威を与えているものもあります。
斜面の土止めの役割で使われたクズは、その役割を果たしながらも、繁茂力で移入先の植生を変化させています。
前にも紹介したマメコガネは、北米で大繁殖してJapanese beetleとして嫌われものになっています。

考えていかなければならないことが、たくさんありますね。








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この記事へのコメント

2011年05月26日 21:07
ソウシチョウ、ガビチョウ、カオグロガビチョウ、 ウシガエル、 アメリカザリガニ、タイワンリスは、何回か見たことあります。特にガビチョウは、どこへ行っても見かけます。
2011年05月27日 23:37
メンバラさん、こんばんは。
楽しいムシの記事が続いてますね。
外来種の問題、在来種であっても移動の問題など、人間が関わる悩ましい問題ですね。
ソウシチョウなんて初めて見る人からしたら、あまりのきれいさにバードウォッチングが大好きになるんじゃないかと思います。
楽しい、美しいばかりじゃ済まされないのが残念なところです…
2011年05月28日 21:40
POPO*さん
ウシガエル、アメリカザリガニは当地でもよく見られますが、ソウシチョウ、ガビチョウの類は見られません。横浜でガビチョウを見た時はびっくりしました。鎌倉にはタイワンリスがたくさんいますね。在来種を駆逐するのが問題なので、共存はあり得ないんでしょうね。

ガシラッコ*さん
在来種の移動も大きな問題なのでしょうが、問題意識を持っている人はごく少ないでしょうね。数が少なくなれば、たくさんいる所から持ってくればいいと考える人がほとんどだと思います。ソウシチョウは動物園でしか見たことがないんですよ。千葉にはいないのかな?

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