2011年05月25日

虫こぶにはまだまだいろんなものが… *クリメコブズイフシ

身近には、いろいろ面白い虫がいるもので…今日紹介するのは、虫こぶのひとつ。
このところ虫の話題が続いていますが、ふだんは目に留まらないところで面白いことが起きているんですよ。

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   クリメコブズイフシといわれるものです。漢字にすると「栗芽瘤髄節」となるのでしょうか。
   なにやら関節が悪くなる病名のようですね。


   赤くふくれた箇所をカッターで切ってみると、中に白い虫がいました。
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   クリタマバチが芽に産卵すると、そこが虫こぶになり、クリの生育を阻害します。


   その幼虫というのが、これです。
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ニンゲンに害を及ぼすものを退治する方法には、薬剤や天敵の研究があります。
この栗の害虫クリタマバチには、虫こぶの中にいる幼虫に卵を産み付ける、その名もクリマモリオナガコバチという蜂がいることがわかってきました。
しかし、クリマモリオナガコバチの♀が羽化して産卵する時期と、虫こぶの中のクリタマバチの幼虫が発達する時期がわずかにずれているために完全制圧は出来ません。
さらに研究が進み、チュウゴクオナガコバチだと、その♀が羽化してクリタマバチの幼虫に卵を産み付ける時期が合うことがわかってきました。わずか数百匹の導入で、完全制圧できた地域もあるそうです。

上の画像をクリタマバチの幼虫としましたが、クリタマバチの幼虫に産み付けられた卵から生まれた、クリマモリオナガバチもしくはチュウゴクオナガコバチの幼虫という可能性もありますね。

こうした【天敵を導入して、ニンゲンにとって「悪」を制圧しようとする試み】が、これまでにいろいろ繰り返されてきました。思い出される代表的なものといえば、「ハブ Vs マングース」ではないでしょうか。

導入された結果、どうなってしまったか、ご存知ですね。

外来生物に及ぶことを書き始めたのですが、これは簡単にまとめることができないので、記事を改めることにします。
ラベル:昆虫 写真 自然
posted by メンバラ at 18:34 | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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