子どもの頃に戻って、農業水路をガサゴソ網を入れてみると、ドジョウやザリガニ(アメリカザリガニも外来種ですね)が入ってきます。こんな魚も網に入りました。ハゼのなかまでしょうか。これは在来種でしょうね。
こちらは別個体。上のと同じ種類かどうかもわかりません(^_^;)
前に紹介したカワニナの他に、シジミもいました。淡水だからマシジミだと思ったら……
これはタイワンシジミという種類で、ずいぶんと黄色っぽいです。汽水域にいるのは、ヤマトシジミで、もっと黒いですね。
TV番組「ナニコレ珍百景」で、千葉の公園の水路に、このタイワンシジミがビッシリ棲息しているのが紹介されたことがあります。タイワンシジミは「要注意外来生物」には指定されていますが、移動や所持が禁じられる「特定外来生物」ではないので、今後、ますます増えてしまう可能性があるそうです。
シジミの仲間は繁殖が特殊で、マシジミがいる所にタイワンシジミが入ると、タイワンシジミが水中に放出した精子をマシジミが吸い込んでしまうので、数年でタイワンシジミに置き換わってしまうんだそうです。シジミが卵胎生だというのは、初めて知りました。
ホタルを育てるのに、幼虫に与える餌として、カワニナの代わりにコモチカワツボという外来貝を使ったケースがあったようで、河川で大量繁殖して問題を起こしています。コモチカワツボを食べて育ったホタルは発光量が少ないという報告もあるそうです。
カワニナは買うと1キロ5000円ほどもしますから、代わりになるものをと考えるのも、わからないわけではないですが……。
市内の川や調整池には、「特定外来生物」に指定されているオオフサモが生えている所があります。繁殖力が強い、強すぎて在来種を駆逐していくのが大問題です。