時間が空きすぎてしまうので、今日、ふたつめの記事です。
7月11日、朝早く出掛けて、コジュリン、オオセッカ、コヨシキリなどを撮った後、前回と同じように海沿いの道を走りながら帰途につきました。砂浜があって、いい波があるところはサーファーに占領されていて、海鳥がいそうな場所は見つからず……何箇所か立ち寄ったあとにたどり着いた海岸は、コアジサシの営巣地として保護されていました。
保護といっても、簡単な仕切りロープで「立ち入り禁止」の札があるだけでした。
そこでは、数羽が舞う姿が数枚撮れただけで、遠くの抱卵しているような姿は、500ミリの望遠ではムリでした。
少し移動して、海水浴場の駐車場に車を止めて砂浜に出ると、投げ釣りをしている人たち、バーベキューをしている家族連れがいました。
コウボウムギやハマヒルガオが咲く浜の、昔はサイクリング道路だったような、ほとんど砂に埋もれてしまった舗装道路を歩いて行くと、コアジサシが威嚇してきました。
砂浜には雛がいました。目を離すと、どこにいるのか、直ぐわからなくなってしまいます。ときどき伏せをするので、あれっ? どこにいったかな? と、なります。切り取り拡大して、ようやくこの大きさです。
2羽いましたが、もっといたのかもしれません。
別な場所では、卵が砂の上に無造作にころがっていました。
大きさが分かるように、メジャーを添えました。コアジサシの卵のようです。
もうすぐ夏休みに入ります。ここは海水浴場で、駐車場からも程近いこの場所は、ビーチパラソルが立ち並ぶようになるのでは……砂浜への車の乗り入れ禁止になっているのに、すぐ近くにはタイヤ痕がありました。
今がこの大きさでは、海水浴客が押し寄せるこの3連休までに、巣立ちは出来ないだろうなぁ。
せめて、保護区域内だったら良かったのに……。
この記事へのコメント
humming
いまや河原も浜辺もアウトドア大好き…な人々が車で乗り入れる時代。。営巣する鳥たちには受難の時代ですね。
なんとか卵も雛も巣立ってほしいと祈るばかりです。
POPO
人が押し寄せてきたら、見つからないように逃げて欲しいですね。
マイ野鳥図鑑
fpbird
コアジサシを私も先週土曜に見てきましたが、まだまだ小さい雛がたくさんいました。
どっと人が押し寄せることにならないように願って止みません。
コリ
何とか生き延びてほしいですっ
あっ!熊
前浜は某団体がロープを張って保護しているようですよ。
コアジサシもそうですが、アカウミガメなんかも、夜間に車の乗り入れがあり上陸しにくそうです。
fujio
親も、キチンと営巣場所を考えないとね~。
メンバラ
巣立ちまでは、しばらくかかるのではないかと思います。
雛たちがいるすぐそばには、遊ぶ人たちがいるので、心無い人がいないことを祈るばかりです。
メンバラ
海水浴場の駐車場というのがあって、そこから海へ最短距離を取ろうとすると、コアジサシの営巣地があります。
人が多ければ親は放棄せざるを得なくなるのでは…(^_^;)
メンバラ
河原のコアジサシも、大水が出れば…受難の時代なんですね~
メンバラ
コアジサシの親の苦労が報われるようにしてあげたいですね。
海水浴シーズンに、砂浜での子育ては困難でしょうねぇ。
メンバラ
なんで、こんな場所で子育てを…と思ってしまいますが、
それは、ニンゲン側の都合に合っていないというだけのことですね。
メンバラ
ときどきテニスで行く場所の駐車場の脇に、広い空き地があって、そこでコチドリが繁殖しているのですが、そこが残土置き場になってきているので、来年はどうなることやら……
メンバラ
汚水処理場の屋上がコアジサシの営巣出来る場所にするために、コアジサシのデコイを置いたりした結果、かなり繁殖するようになったようですね。
安全な場所を教えてあげる工夫も必要なんでしょうね。