梅雨に入る頃になると、カメたちの産卵シーズンなのか、いつもの池では、どうやって陸に上がったのか、ミシシッピアカミミミガメがいました。見渡したところ、上がってこられるような構造にはなっていないん
です。
見つけたときには、後ろ足で穴を掘り始めていました。
2007年6月に、初めて産卵シーンを見たときは、卵を産んで、埋め戻すまで見ていて、会社に遅刻したんです。なので、これは1時間は覚悟しないといけないなと思いながら、時折カメラを構えていたら、何事かと足を止める散歩の人が増えて……「カメがいる、カメが」 「あっ、穴掘っているから、卵を産むんじゃない」と、ちょっとした騒ぎになってしまいました(^_^;)
ただならぬ雰囲気を察知したカメは、穴掘り作業を止めて、池に向かって歩き出してしまいました。
「あら~、はずかしがってる」なんて言ってる人がいたけど、そりゃないだろう。写真など撮っていなければ、気づく人もいなくて、無事に産卵を終えられたのに、ヘンなものに人一倍敏感なメンバラに見つかったのが運の尽きだったのか……
これだけの穴を掘るだけでもタイヘンだったはずなのに、産卵を放棄させることになってしまって、かわいそうなことをしてしまいました。
この先、産卵がどう行われるかは、2007年6月の観察記事をご覧ください。 → こちら
この記事へのコメント
のんびり猫
ウチの方でもたまに見かけるのですが・・・・全部見る根性がなくて・・・翌日見ると大抵カラスの餌になってしまっているようで・・・・・それにしてもあの硬い土を良く掘るものだと・・・・スコップで掘ってやりたくなります。(笑)
マイ野鳥図鑑
松の陰
でも元は人間が悪いですからね・・・。
この亀も大変な思いで穴を掘ったのに、放棄させてしまったのはちょっとかわいそうですね。
でもこれが彼らの仕事ですので、大丈夫でしょう(^^;
メンバラ
今年は、木と木の間が開いていて、根が少なそうな場所を選んだんだと思っていたら、散歩の人たちからは、とても目立つところだったんです。
メンバラ
若いうちは肉食の傾向が強くて、少なからず悪影響を与えるようですね。
メンバラ
ミドリガメの時代はかわいいものですが、こうなってしまうと……お寺の池などには、ものすごい数いますからね。
mint
メンバラ
卵を産み始めたら、人通りがあっても逃げなかったのでしょうが、これだけの穴を掘るのには、30分以上はかかったでしょうにねぇ。