いつもテニスを楽しむ公園の散策路の土手で、こんなものを見つけました。
ツチグリというようです。外皮がもう少しキレイに開いてくれていると良かったんですがね。
栗といっても、このツチグリは「食不適」ですので、くれぐれもお召し上がりにはなりませんように。
作家・武田泰淳さんの奥さん、武田百合子さんの作品に『富士日記』というのがありますが、ちょっと世間知らずゆえのおかしさが漂います。前に中公文庫で3分冊で出ていましたが、今でも手に入るものか……その中に、このツチグリと思われる記述があったと、探してみたのですが、見つけられませんでした。記憶ですから、あやふやですが……家のアプローチに、皮をむきかけのものが打ち捨てられている不快感を書いていたような気がします。 なるほど、皮をむきかけたもののように見えますね。
風邪が良くなるかと思っていたのですが、……なんか熱が出てきてしまって……あ~ぁ、いい天気なのになぁ……
まあ、しょうがないかぁ。今日は、おとなしくしているかぁ……
【12月18日 さらに追記】 今日も会社を休んだので、くだんの書をナナメ読みしていたら、ここかなぁと思える箇所がありました。でも、記憶とまったく違ってます……
焚火しているそばに、直径五センチほどの、ひとでの形をした柿のへたに似たものが、三十位、ぽつぽつ落ちている。黒い皮のようで、まんなかに、ほおずきのような灰色の風船がついていろ。潰してみると、中はいちめんに茶色い毛が生えている。去年も落ちていた。何だろう。
この記述からだと「エリマキツチグリ」、もしくは「フクロツチガキ」かもしれません。ニンゲンの記憶というものは……
そこまで広げなくて、オマエの記憶の不確かさだろうがっ と言われそう……(^_^;)
この記事へのコメント
智
土の中からニョキニョキ?と生えてくるのでしょうか、面白いですね^^
お風邪を召されたとのこと、お大事になさってくださいね。
メンバラ
初めは白っぽい球体で、その外皮がミカンの皮でもむくように、こんなふうになっていくんですね。
ご心配をおかけしていますが、記事を3つアップする元気はありますから、大丈夫です。
松の陰
ツチグリは私の山でもよく見るキノコなのですが、ここ二年は他のキノコ同様に出なくなってしまいました。
同じ科のクチベニタケは今年も出ていましたが・・
どちらも食不適ですから出なくても問題ないのですが、これらのキノコがどういう役割を持っているのかといつも思って調べております。
今のところまだはっきり分かりませんです(苦笑)
メンバラ
クチベニタケを図鑑で見ました。梶の実に似た感じですね。
風邪でゴロゴロしているので、武田百合子さんの『富士日記』をナナメ読みしていたら、あれ? こんなふうに書いてあったのかな? と思いました。記事本文に追記します。