実りの秋ということで、草花に種が出来始めています。その種の中でも、動物にくっついて運んでもらうという戦略をとっている植物があります。そんな植物の中から、身近なものをいくつか紹介します。
オオオナモミのまだ未熟なものです。
次は一応の形をなしてきたもの。葉に近いところの実にトゲトゲが出来ています。
トゲトゲになった実(← 過去記事はクリック)を、友達のセーターに投げつけたりしませんでしたか?
うちの犬が散歩で毛に絡ませてくると、毛玉になってしまいます。
これもくっつきます。
イノコズチには、ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチがあるようです。これはヒナタイノコズチのようです。
ヌスビトハギ。これも去年紹介しましたね。(←クリック)花とツーショット。
チヂミザサ。うちの庭にも生えてます。
種がベタベタして、くっつきます。
萎縮しているわけではなく、葉が皺寄っているからの名前ですね。

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この記事へのコメント
akane-man
これから川原の探鳥などでは、いやでも悩まされる困り物です。
昨年親しいキジバトがセンダングサを茎ごと引きずって来て、取ってくれというようにわたしの前に立ったときは感激しました。
松の陰
えっくすれる
実にうまいことを考えたもんだ。
しかしどこで降りるかが問題だ。
コンクリートの上で振り落とされたり、洗濯機の中に放り込まれた日にゃ、せっかくの名案もオジャンだもんな。
デカダックス
猛暑の時期は、人にくっつくのもくっつかれるのも嫌ですが、涼しくなってくるとちょっとくっついてもいいかなぁ~と。
寒くなるとそりゃもう絶対くっつきたいですよね~。
え?何の話?
くっつくタネの話でしょ。分かってますよ。
木綿よりも、毛糸のセーターやウールの生地がくっつきやすいですよね。
くっつくのはやっぱり夏じゃダメ。
秋~冬に限りますよね。
ワタシと一緒っね!
まひる
風に飛ばしてもらう。
鳥に食べてフン出してもらう。
くっついて運んでもらう。
どこの着地できるかは時の運。
ケセラセラ。
綺麗な花を咲かすもんね~とか
美味しい実がなるよ~という手段で、
ちゃっかり人間に蒔いてもらって過保護に育ててもらうって手もあります。
誰しもオナモミで遊んだ記憶があるでしょう。
よく見掛けるけど初めて名前を知ったのはチヂミザサ。
16分音符
確かに他人に頼ってたら落ちる場所はその日の運しだいですね。
はじける!って種はそのてん自主的でエライです。
たった一株のホウセンカから、庭中がホウセンカだらけになり参った参った経験があります。
くっつく種だったらこんなには増えません?
いやいや、くっつく種は下に落ちた分も芽生えて、さらに自力ではとうてい行かれない遠くまで運んでもらえるわけですから、領地を広げる効果は絶大ですよね~。
スズメ
akane-manさんの親しいキジバトというのは、コサギひとり遊び?その2にも出てきたお馴染みのキジバトですね。鳥と心を通わせていらっしゃる!!!
アップルマンゴー
イヌの毛に絡まってしまったら本当に取れませんからね。仕方なく付いた部分の毛をカットしたことがあります。
あっ!熊
メンバラ
草むらを歩くと、気づかないうちにあちこちにくっついってきますよね。
センダングサがこの中に入っていませんでしたね。
周りにアメリカセンダングサが生えているテニスコートがあって、ボールが端っこに転がると、ビッシリ尖った種が付いてしまうので、困りものです。そのキジバトにお会いしたいです。
メンバラ
植物の分布を広げる戦略は、したたかなものを感じますね。
食べてもらって遠くまで運んでもらうのが一般的ですが、自分で弾け飛んだり、風に身を任せるのもありますね。
メンバラ
誰かにくっついた後は、野となれ山となれですね。落ちる場所は選択できないですからね。
メンバラ
オナモミの種のトゲトゲの先は鈎針のように曲がってますから、セーターが絶好のくっつき場所ですね。
メンバラ
チヂミザサのクレープ状の葉と種は、なかなか綺麗なものですが、どんどん増えるんですよね~。
メンバラ
鳳仙花って、あまり見なくなりましたね。触ると種を包む皮がくるりとひっくり返って、種が飛ぶのが面白くて、次々に触ってましたね。
メンバラ
1年は早いですね~。
1年前と同じようなことを書いていてはいけないと思うものの、やっぱり目に付くのは同じようなものばかりです。
メンバラ
毛玉が出来てしまうと、ほどけないですね~。
うちもハサミで切っちゃいますよ。
メンバラ
ズボンの裾や靴下にまでくっつきますから、やっかいですね。
オナモミで発芽実験をやればいいのでしょうが、ちょっとそこまでは……。