いつものように、出社前に不忍池に立ち寄った、昨日の朝のこと。ボート池ではない方をぐるっと1周しようと歩き始めたら、骨董市をやるときのようにテントが立っていました。
今月25日から、「さつきフェスティバル」が開かれるんですね。その準備で、鉢の搬入が一部で始まっていました。いや、その見事なこと…… その先、 ん? 土の上でなにやらうごめくものが……
顔をアップにします。 なんだと思いますか?
ミシシッピアカミミガメに混じって、ときどき見かけたことはありましたが、すべて池の中でした。それが、陸にあがっていて、メンバラに向って歩いてきたのです。
こっちがうろたえてしまいました。この少し前、水が池に流れ込むところに顔を出しているのを見つけて、カメラを向けた途端、もぐられてしまったので、なんて警戒心の強いヤツだと思ったばかりだったのです。
さながら重戦車のようでした。
ずっとカメラを向けていたので、自転車で通りかかった人や犬の散歩中の人も足を止めて、スッポン談義に花が咲きました。
「あっ、スッポンだ!」
「卵を産みにあがってきたんじゃない?」
「店で頼んだら、2万円は取られるなぁ」
「スッポンを捕まえるのはダメだろうけど、卵なら大丈夫じゃない?」
「もっと大きいのを見たことがあるけど、視線が集まったら、すぐに水の中に消えちゃったわよ。陸に上がってくるのは、珍しいわ」
「ほら、穴掘ってるんじゃない? きっと卵を産むんだわ。この場所、覚えとかなくちゃ」
スッポン談義をよそに、まだ近づいてきます。
横顔をアップにしてみました。こんな顔つきをしているんですね。
じっくりと見たことがないものを、長時間見続けてしまいました。ホントに産卵するんだったら、そこまで見届けたかったのですが、始業時間も迫っていたので、後ろ髪を引かれながら、この場を後にしました。
不忍池のほとりには、スッポンの供養碑もたっているんですよね。
【画像追加です】 その供養碑というよりは、「感謝」でたてられたもののようです。
池のほとりには、他にもいろんな碑がたっています。
鳥塚。
包丁塚。
ふぐ供養碑。
暦塚。
そして、こんなものまで……
なんで、こんなに碑ばかりたっているんだか……。
この記事へのコメント
えっくすれる
この場所、覚えて・・いったいど~すん気かな。
なんか・・いやな予感が・・。
デカダックス
食いついたら離れないというスッポンですよね。
へ~! こんな恐ろしい顔してるんですかー。
こんなのが向こうから自分の方に進んできたら、怖くて足がすくんでしまいますよ。
でもこの場に遭遇して、『店で頼んだら2万円・・』とか『卵を産む場所を覚えておかなきゃ・・』というセリフが出るところがスゴイですね。
この顔を見て食欲が出るなんてさ。
いったいこの会話の人たちって何者なの~?
私は、今までも食べた事ないけど、今後もスッポン鍋はノーサンキュですから~。
メンバラ
あの犬を連れたオバサンは、卵狙いだったと思いますよ。
メンバラ
メンバラが推測するには、供養碑をたてたときに池スッポンを放したのではないかと……。
そうそう、供養碑の写真もどこかにあるはずなので、追加しておきます。
まゆみ
新種のオットセイかと思った。艶系の動物みたいだもの。
こんなマジマジとスッポンの顔を拝見したのは初めてです。
そういえば、スッポン料理屋の水槽に泳いますっけ?
カメさんは甲羅干をするので、池などでその姿をよく見掛けますが・・スッポンの甲羅干は見ませんね~。
やっぱりきっと卵を産みにきたんでしょうね。
でなかったら命がけで、こんな人間のそばになんかわざわざ近づいてや来やしませんよね。
これは、お母さんスッポンの必死の形相なんですね。
スッポン談義の人たちに、どうか卵をとらないで~!って言いたいわ。絶対にとらないようにお願いしまーす。
えっくすれる
なんじゃこれらの碑は。
どういう意味があって不忍池にこんなに碑を建てたんだろう。何かの言われでもあるのかな。
いくら考えても、この場所に建てた意味がいちばん分からないのが「めがね之碑」
matsumaru
"ふぐ供養碑"と少し離れた"暦塚"の字は有名な方の書なので、二度ビックリします。
メンバラ
まあ、スッポンの顔をまじまじと見ることなんか無いですからね。
不忍池では、たまに甲羅干しをしているスッポンを見かけますが、見つめるとすぐに水中に没してしまいます。
メンバラ
めがね之碑は、ちゃんとその理由があるようですよ。
「不忍池」「碑」のキーワードで出てくると思います。
メンバラ
ふく供養碑を揮毫したのは、首相も経験した岸信介さん? 暦塚の写真を追加しましたが、こちらは誰なんでしょう……。